開封後の瓶入りスパイス、キッチンのどこに置くといい? エスビー食品が回答【保存のコツ】
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撮影:grape編集部

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市販されている瓶タイプのスパイスは、ガラス製容器を使用している製品を多く見かけます。
瓶よりもプラスチックのほうが軽くて素材として扱いやすいように思えますが、なぜガラス製容器を使用するのでしょうか。
品質保持や強度の面でガラス瓶を採用
ブラックペッパーやオールスパイス、オレガノといったスパイス&ハーブを販売している、エスビー食品株式会社に『瓶容器が採用される理由』を聞いたところ、以下の回答がありました。
一般的には製造・発送時の破損などを回避するために、一定の強度が必要という点と、品質維持という点でガラス容器が採用されています。
スパイスやハーブは熱や酸化により香りが飛んでしまう食品です。
そのため、熱に弱いプラスチックより、熱に強く密閉性も高く、スパイスの鮮度を保てるガラス容器が好まれるというのが主な理由です。
瓶に入ったスパイスやハーブの新鮮さは、ガラス瓶を使用しているおかげということでしょう。
撮影:grape編集部
また、開封前・開封後の保存方法についても、アドバイスをもらいました。
瓶入りスパイスの保存方法についてですが、主に開封後の保存方法と使用方法に注意が必要です。
スパイスを保存する上で特に気をつけなければいけないのは、光・熱・湿気です。これらを避けるために直射日光が当たらず、暑くなりにくい場所を選んで保存してください。
冷蔵庫での保存も可能ですが、その場合は結露による品質低下を防ぐため、使用する時以外はしっかりキャップを閉めてください。
スパイスをキッチンのコンロ付近に置かれる方もいますが、なるべく火の熱が当たらない場所に置くことも大切です。
調理に使用する際は、以下の点に注意してほしいといいます。
料理をする際に瓶の振り出し口から直接フライパンや鍋に振りかけてしまいがちですが、湯気でスパイスが湿気を吸って固まってしまう可能性があります。
一度皿やスプーンに振り出してから料理に入れるようにしましょう。
ちなみに市販されているスパイスは、ガラス瓶容器が主流ではあるものの、保存用としてプラスチック容器も存在し、さらには『袋入りタイプ』など、ガラス瓶以外の商品も存在しています。
改めてスーパーマーケットのスパイスコーナーをチェックしてみると、さまざまな素材や形状の容器が並んでいるのが分かるでしょう。
なぜこのような素材、形状なのかを知ってから見ると面白いかもしれませんね。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]