腐ったリンゴの見分け方は?賞味期限や正しい保存方法をご紹介
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リンゴは、1年を通して楽しめる人気のフルーツ。
保存がきくイメージもありますが、果肉が茶色く変色したり、柔らかくなったりして「このリンゴは食べて大丈夫なのかな」と不安を感じることもあるでしょう。
腐敗のサインを見極められるようになれば、体調を崩すリスクを避けられるだけでなく、食べられるのに捨ててしまうといった無駄も防げます。
本記事では、腐ったリンゴの見分け方から賞味期限の目安、正しい保存方法までご紹介。リンゴを最後まで安心して食べ切りたい人は、ぜひ参考にしてください。
リンゴが腐るとどうなる?見分け方を解説
本章では、腐ったリンゴの見分け方をご紹介します。
腐ったリンゴを食べると、食中毒など体調不良の原因となる恐れがあるため注意しましょう。
判別ポイントを理解し、少しでも違和感を覚えた場合は、無理に食べず処分することが大切です。
見た目や感触
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新鮮なリンゴの皮は、表面にハリとツヤがあり、色も均一なことが多いと言われています。
一方で、傷みが進むと水分が抜けてしわしわになったり、皮にカビが生えたりするのだとか。
なお、しわしわになったリンゴであっても、食べられる可能性があるようです。
ただし、リンゴに含まれる水分量は約80%と高いため、水分が抜けると果肉がスカスカになり、食感や風味が大きく落ちるでしょう。
カビが生えている場合は、内部にまで菌が繁殖している恐れがあるため破棄してください。
さらに、傷んだリンゴを触ると、皮がぶよぶよとしており、水分が出てくることもあるようです。この状態は完全に腐っていると判断できるため、食べずに破棄しましょう。
臭い
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腐ったリンゴは、見た目だけでなく臭いでも判断できる場合があります。
新鮮なリンゴは甘い香りが特徴とされていますが、腐敗が進むと酸っぱい臭いや発酵したような異臭を放つことがあるそうです。
また、カビが生えている場合は特有のカビ臭さが漂うため、臭いで腐敗の進行を見分けることができると言われています。
少しでも違和感のある臭いを感じたリンゴは、破棄しましょう。
味
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腐ったリンゴは、味でも腐敗の進行を判断できるようです。
品種によって差はあるものの、新鮮なリンゴは甘みや酸味を感じやすく、みずみずしい風味が特徴だと言えます。
しかし、腐敗が進むと酸味が強くなったり、発酵したような独特の苦みや刺激のある味が出たりすることがあるのだとか。
口にした際に少しでも異常な味を感じた場合は、リンゴを飲み込まず、吐き出して破棄するのが安全です。
茶色く変色したリンゴは食べられる?
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「カットしたリンゴを置いていたら茶色く変色してしまった」と言う経験をした人もいるのではないでしょうか。
リンゴが茶色く変色する理由は、リンゴに含まれる『ポリフェノール』が空気に触れて酸化することで起こる現象のようです。見た目は気になるものの、食べても問題はないとされています。
また、カットした時点ですでに果肉が茶色く変色しているケースもあるようです。
原因として、『蜜褐変(みつかっぺん)』と『内部褐変(ないぶかっぺん)』の2つが考えられています。それぞれの特徴や食べ方は次の通りです。
なお『変色が広範囲に広がっている』『皮まで茶色くなっている』と言う場合は、腐敗が進んでいる可能性があるため注意しましょう。
前述でご紹介した腐敗のサインも参考にし、異変を感じた場合は廃棄することをおすすめします。
リンゴの賞味期限
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「リンゴは保存のきくイメージがあるけれど、どのくらい持つのだろう」と疑問を感じたことはありませんか。
続いては、リンゴの賞味期限についてご紹介します。賞味期限の目安を知ることで、リンゴを無駄なく安全に食べ切れるでしょう。
1個丸ごと
1個丸ごとのリンゴは『常温』『冷蔵』『冷凍』の3つの保存方法があり、それぞれで賞味期限の目安が異なります。
保存方法別の賞味期限の目安は、次の通りです。
賞味期限はあくまで目安であり、保存状態や環境によって前後する可能性があります。
後述でご紹介する正しい保存方法を実践しながら、適宜リンゴの状態を確認しましょう。
カット
カットしたリンゴは、冷蔵庫または冷凍庫で保存できると言われています。
保存期間の目安は次の通りです。
冷蔵庫で保存する場合、1個丸ごとに比べて賞味期限が早くなるとされています。
時間の経過とともに品質は低下することが考えられるため、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
リンゴの正しい保存方法
次に、リンゴの正しい保存方法についてご紹介します。
保存期間は、リンゴの状態や保存方法によって異なるため、状況に応じて使い分けてくださいね。
1個丸ごと保存
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1個丸ごと保存する場合は、常温、冷蔵、冷凍の3つの方法があり、それぞれで保存方法や注意点に若干の違いがあります。
この章では、それぞれの保存方法をまとめました。
常温
リンゴの保存に適した温度は『0~5℃』と言われており、冬場や冷暗所では常温保存ができるそうです。
保存は、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーや新聞紙で包むだけであり、誰でも簡単にできます。
また、箱に入った大量のリンゴを保存する際は『エチレンガス』にも注意しておきましょう。
エチレンガスとは、リンゴやバナナなどの青果物が分泌する植物ホルモンの一種であり、熟成をうながす効果があるのだとか。過度に熟成すると、傷みやすくなる可能性があるでしょう。
リンゴはエチレンガスの発生量が多いとされており、互いのエチレンガスによって熟成が促進される可能性があるようです。
乾燥防止はもちろん、エチレンガスの影響をおさえるため、箱に入ったリンゴも1個ずつキッチンペーパーや新聞紙に包んで保存してください。
冷蔵
冷蔵保存する場合も、1個ずつキッチンペーパーや新聞紙で包むことが大切です。そのうえで保存袋などに入れて密閉し、冷蔵庫で保存しましょう。
保存袋に入れる理由は、前述でご紹介したエチレンガスが関連しています。
密閉が不十分だと、リンゴから発生するエチレンガスによって、周囲の野菜や果物が傷みやすくなる可能性があるためです。
リンゴの保存に適した温度は0~5℃と言われているため、冷蔵室で保存すると鮮度も保ちやすくなるでしょう。
冷凍
冷凍保存する場合は、まずリンゴを流水で洗い、水気をしっかりと拭き取ります。その後、冷凍用保存袋に入れて密閉し、冷凍庫で保存しましょう。
「保存袋だけでは乾燥が気になる」と言う場合は、キッチンペーパーや新聞紙で包んでから保存袋に入れると安心です。
なお、1個丸ごと冷凍保存も可能とされていますが、冷凍によってシャキシャキとした食感が失われ、解凍時に水っぽくなる場合があります。
冷凍したリンゴは、半解凍してシャーベットのように食べたり、スムージーやジャムにしたりと、食感が気にならないレシピに活用するとよいでしょう。
カットして保存
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カットしたリンゴは、冷蔵または冷凍で保存できるとされています。
冷蔵、冷凍に共通して言えることは、変色を防ぐために『レモン汁』または『塩水』に浸しておくことがおすすめです。
変色防止対策をおこなったうえで適切に保存することで、見た目にもおいしいリンゴを楽しめるでしょう。
冷蔵
冷蔵庫で保存する場合は、皿にラップをかけるか保蔵容器に入れ、しっかりと密閉して保存します。
半分にカットしたリンゴも、断面をラップで包み、空気に触れないようにすることが大切です。
時間が経つほど酸化によって変色する可能性が高まるため、変色が気になる場合は、レモン汁や塩水で処理しておくと安心でしょう。
冷凍
カットしたリンゴを冷凍保存する方法は、次の通りです。
前述の通り、冷凍すると解凍時に水っぽくなり、シャキシャキ感は失われるとされています。
加熱調理やミキサーにかけるなど、食感が気にならないレシピに活用してくださいね。
リンゴが腐っているかを正しく判別し、おいしく食べ切ろう
リンゴが腐っているかどうかは、見た目や感触、臭い、味などで判別できるとされています。
ただし、果肉が茶色く変色している場合は、腐敗ではない可能性があり、なかには食べられるケースもあるようです。
正しい見分け方と適切な保存方法を理解し、リンゴを最後までおいしく食べ切りましょう。
[文・構成/grape編集部]