卵の保存、尖った方は上向き?下向き? 日本養鶏協会に聞いた『正解』は…
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※写真はイメージ
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- 取材協力
- 一般社団法人 日本養鶏協会
パックの中の卵を見ると、すべて尖っているほうが下になっていますよね。やや不安定なようにも見えますが、なぜなのかご存知でしょうか。
卵の尖っているほうを下にする理由について、一般社団法人日本養鶏協会(以下、日本養鶏協会)に聞いてみました。
卵の尖ったほうを下にする理由とは?
日本養鶏協会に聞いたところ、このような回答がありました。
尖ったほうを下にするのには、2つの理由があります。
まずは『卵殻強度』(らんかくきょうど)です。尖ったほうは丸いほうに比べて、卵殻強度が高く割れにくいため、パックに詰める時は尖ったほうを下にしています。
産卵する時も、通常は尖ったほうから放卵しています。
では、もう1つの理由はなんなのでしょうか。同じく、日本養鶏協会によると…。
尖ったほうを下にするのは『品質保持』も理由です。卵の中には、気室と呼ばれる隙間がありますが、実は産卵直後の卵白には気室はほとんどありません。
しかし、卵白に含まれる二酸化炭素が時間経過によって抜けていくことで、内卵殻膜と外卵殻膜の間に気室が作られます。内卵殻膜(ないらんかくまく)と外卵殻膜(がいらんかくまく)は卵殻のすぐ内側にあり、卵白を覆っている殻のことです。
卵殻には7千~1万7千個の小さな穴があいており、微生物や細菌も侵入できるため、卵黄が卵殻に触れないようにすることが重要です。
卵の構造上、気室がある丸いほうを上に向けることで、卵黄が卵殻に直接触れるのを防げるようになります。
※写真はイメージ
買ってきた卵を冷蔵庫の卵置きに移す際は、パックに入っていた時と同じように、尖ったほうを下にしましょう。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]