おばあちゃん「庭で取れた野草だよ、おいしいよ」 有毒植物を疑って
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※写真はイメージ

ティッシュを包丁で半分に切って… 使い方に「目からウロコ」「ナイスアイディア」『革命すぎるティッシュの裏技5選』と題して、動画を公開しました。

母が末っ子に作った『おにぎり』 まさかのビジュアルに「絵力すごっ」「まさに一石二鳥」自身が作る、彩り豊かなお弁当をXで発信している、子育て中の母親の、あんぱん(@anpan_0406)さん。中学3年生の末っ子に、朝ごはんとして持たせたというおにぎりの写真をXに公開したところ、多くの反響を呼びました。あんぱんさんが作ったおにぎりには、しっかりと子供の『欲望』を満たせる具材が入っていて…。
- 出典
- 厚生労働省
おばあさんはたくさんのことを知っています。
おいしい山菜、食べられる野草、野菜の食べごろな時期。
ウド・フキノトウ・ヨモギなどは、「お店に売ってるだけじゃない。自然に生えてるものなんだよ」と、『おばあさんの知恵』として教えてくれます。
時には、育てた野菜や、とってきた山菜をプレゼントしてくれることも。
でもソレ、本当に安全ですか?
気を付けて、なかには有毒なものも
厚生労働省によると、実は、有毒植物を食べて食中毒になる患者数・死亡者数は、50代以上が多いのです!
「ウチのおばあさん、野菜も山菜も、野草だって長年見慣れていたはずなのに、なぜ?」
自分の家のおばあさんが被害にあってしまったら、そう思うかもしれません。
しかし、有毒植物かどうか見分けるのは本当に難しいものです。見間違えや勘違いで口にしてしまうことも。
事前に何が有毒植物であるかを知り、取り除く必要があります。
以下の植物が、食用とよく間違われてしまう有毒植物です。
出典:厚生労働省
【食用と間違えやすい植物】
スイセン:
ニラ などに似ている
イヌサフラン:
ギョウジャニンニク・ギボウシ・ジャガイモ・タマネギ などに似ている
スイセンもスノーフレークも、毒性は『中』程度。
スイセンは食中毒になった患者数が多く、有毒植物の『有名人』といってもよい存在です。
出典:厚生労働省
【食用と間違えやすい植物】
バイケイソウ:
オオバギボウシ・ギョウジャニンニク などに似ている
グロリオサ:
ヤマイモ などに似ている
イヌサフランもグロリオサも、毒性は『強毒』。
出典:厚生労働省
【食用と間違えやすい植物】
チョウセンアサガオ:
モロヘイヤ・アシタバ・ゴボウ・ゴマ などに似ている
トリカブト:
ニリンソウ・モミジガサ などに似ている
チョウセンアサガオもトリカブトも、毒性は『強毒』。
トリカブトは紫色の花が付いていると分かりますが、葉だけでは分かりにくいですね。
厚生労働省では、有毒植物の食中毒について、「食用と確実に判断できない植物は、絶対に採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない!」と注意喚起を行っています。
おじいさん、おばあさんに「これにはソックリな有毒植物があるよ」と教えておいてあげると、「庭に食べられる野草が生えてきたなあ。いや、そういえば孫が注意しろっていってたっけ…」と思いとどまり、被害にあう可能性が低くなるでしょう。
もちろん高齢者だけでなく、山菜とりや家庭菜園作りなどで、オーガニックな生活を送る若者も要注意。
「食用だよ」という顔をして、いつの間にか有毒植物がまぎれ込んでいるかもしれません。植えた覚えのない植物には気をつけましょう。
危険を避けながら、植物とうまくつき合っていきたいものですね。
[文・構成/grape編集部]