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寄席といえば、やっぱり旨い酒に限る!日本酒×落語の粋なコラボでほろ酔い!

By - grape編集部  公開:  更新:

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10月1日は『日本酒の日』ということをご存知でしょうか。10月は新米を収穫し、酒蔵が日本酒造りを始める季節。蔵元では、10月1日を『酒造元旦』として祝っていました。

食欲の秋、おいしい食材が出回るこの時期に、おいしい日本酒で乾杯できたらと、『日本酒の日』を盛り上げるイベントが開催されました。

毎年恒例となった日本酒×寄席イベント

今年で13回目を迎える『白鶴寄席』は、ニッポン放送の番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』でもおなじみ、放送作家で演芸評論家でもある高田文夫さんが企画したイベント。

白鶴酒造とコラボして、「おいしいお酒に合う楽しい噺(はなし)」を味わってもらおうと、毎年開催されています。

イベントの当選倍率はなんと10倍以上という人気ぶり。会場には450名もの日本酒・落語好きが詰めかけ、開演時は「待ってました」とばかりに大きな拍手が巻き起こりました。

高田さんは、ラジオでも長らくレギュラー番組を担当しているだけあって、ブラックジョークを織り交ぜたキレキレのトークで会場を沸かせます。

壇上で、個性あふれる演者たち

演目のトップバッターは、落語家・立川こはるさん。「あれ、男性かな?」と思ったら、実は女流落語家。立川談志師匠にも、なんと1年近く女性だと気付かれなかったという裏話も!

次に高座に上がったのは、毎年出演している三遊亭白鳥師匠。自ら「ワケの分からない新作落語」と評した、日常をうまく切り取った噺を披露します。

電車の優先席での人間模様を面白おかしく組み立てたストーリーの中には、『白鶴』が登場する粋な計らいも。

3組目は、茨城県出身のお笑いコンビ・カミナリの登場。持ち味である『どつき漫才』で会場を沸かせます。

参加者との即興コントの場面では、参加者が仕込まれたオチを間違える一幕も。ハプニングさえも、会場を盛り上げるエネルギーになるのは寄席ならでは!

最後は、ゆったりと現れた桃月庵白酒師匠が、古典落語『宗論』を披露しました。さすがの風格で、会場を一気に自分の世界に引き込みます。

それぞれの演者たちが、観客と一体となって場の空気を作り出し、寄席は大いに盛り上がりました。

うまい噺には、やっぱりうまいお酒!

出演者の演目が終わり、休憩時間に入ると、ステージ中央には立派な酒樽が。演目の余韻が残る会場では、観客の元にお待ちかねの日本酒が配られます。

ヨイショ、ヨイショ、ヨイショー!!

午後5時過ぎには、掛け声と共に、盛大な鏡開きが行われました。

観客全員が升を持つと、「かんぱ~い!」の音頭で一斉に乾杯。頬を赤らめながら、白鶴特別純米酒『山田錦』に舌鼓を打っていました。

続いて、出演者全員が壇上に上がってのトークタイム。同じ空間を共にしたことで一気に距離が縮まったようで、絶妙なボケつっこみのやり取りが続き、会場は爆笑の渦に!

日本酒を片手に笑いの絶えない時間が続き、最後はカミナリが音頭を取って、三本締めでのお開きとなりました。

イベント終了後も、会場では『樽酒』や『白鶴大吟醸』などのお酒を楽しめるようになっており、観客たちが笑顔を浮かべて帰っていく姿が印象的でした。

うまい噺とお酒に心地よくなった人たち。粋なお酒の楽しみかたを体験でき、『日本酒の日』が、忘れられない思い出となったことでしょう。

今年参加した人は、来年の開催にも期待しているに違いありません。当選倍率はさらに上がるかもしれませんが、ぜひ応募してみてください!


[文・構成/grape編集部]

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