「カッコよすぎ」あの天才画家が描いた絵が、御朱印帳の表紙に!そのお寺とは? 提供:足利厄除大師 龍泉寺 By - grape編集部 公開:2017-12-27 更新:2018-05-08 寺御朱印 Share Post LINE はてな この御朱印帳すごいカッコイイ! 表紙が『伊藤若冲』なんて素敵すぎ! ようやくゲットしたー! 太い2本の足で勇ましく立った、1羽のニワトリ。こちらの絵は、江戸時代に活躍した天才絵師・伊藤若冲の『庭鳥図双幅』です。 『庭鳥図双幅』が表紙を飾っているこの冊子は、あるお寺が出しているオリジナルの『御朱印帳』。 なぜ、御朱印帳の表紙に伊藤若冲の絵を採用したのでしょうか。理由はお寺の本堂にありました。 美術館を併設!足利厄除大師『龍泉寺』 栃木県足利市にある『龍泉寺』は、伝教大師・最澄を宗祖とする天台宗のお寺。総本山である比叡山延暦寺の直末寺です。 足利厄除大師として地元でも知られる大きなお寺ですが、特徴的なのは敷地内に『美術館』があること。 本堂の地下には、棟方志功や俵屋宗達といった有名作家の絵画や書、仏像など約30点を展示。 すべてお寺の所有品で、代々の住職が受け継いできたものだそう。 「お寺は亡くなった人たちのためだけの場所ではない。古来から『文化の発信地』だった」 そんな思いから、「たくさんの人に見てもらいたい」と龍泉寺の開創800年を機に、この美術館を作ったそうです。 ここでは、御朱印帳の表紙を飾っている、伊藤若冲の『庭鳥図双幅』も見ることができます。 龍泉寺所有の絵画だから、御朱印帳の表紙にもなっていたんですね。 1200年も灯り続ける『不滅の法灯』も 龍泉寺では美術館のほかにも、珍しいものを見ることができます。 『不滅の法灯』は、最澄が灯したと言われる炎で、比叡山延暦寺から分けていただいたもの。 実に1200年もの間、消えずに灯り続けているのだとか。 樹齢200年の『一丈藤(いちじょうふじ)』 龍泉寺の敷地内には樹齢200年を超える古い藤の樹があります。 『あしかがフラワーパーク』から枝分けされたという藤は、龍泉寺の名物の一つ。 『一丈藤』と呼ばれ、見ごろである4月中旬〜5月上旬は、境内全体がいい香りに包まれるそうです。 年末年始の参拝に合わせて お寺というと参拝だけのイメージですが、こんなに見どころがあると、つい長居をしてしまいそうですね。 年末年始は、初詣や厄除け祈願、護摩焚きなどでお寺を訪れる機会がたくさん。 その際にはぜひ、龍泉寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。 足利厄除大師『龍泉寺』 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
太い2本の足で勇ましく立った、1羽のニワトリ。こちらの絵は、江戸時代に活躍した天才絵師・伊藤若冲の『庭鳥図双幅』です。
『庭鳥図双幅』が表紙を飾っているこの冊子は、あるお寺が出しているオリジナルの『御朱印帳』。
なぜ、御朱印帳の表紙に伊藤若冲の絵を採用したのでしょうか。理由はお寺の本堂にありました。
美術館を併設!足利厄除大師『龍泉寺』
栃木県足利市にある『龍泉寺』は、伝教大師・最澄を宗祖とする天台宗のお寺。総本山である比叡山延暦寺の直末寺です。
足利厄除大師として地元でも知られる大きなお寺ですが、特徴的なのは敷地内に『美術館』があること。
本堂の地下には、棟方志功や俵屋宗達といった有名作家の絵画や書、仏像など約30点を展示。
すべてお寺の所有品で、代々の住職が受け継いできたものだそう。
「お寺は亡くなった人たちのためだけの場所ではない。古来から『文化の発信地』だった」
そんな思いから、「たくさんの人に見てもらいたい」と龍泉寺の開創800年を機に、この美術館を作ったそうです。
ここでは、御朱印帳の表紙を飾っている、伊藤若冲の『庭鳥図双幅』も見ることができます。
龍泉寺所有の絵画だから、御朱印帳の表紙にもなっていたんですね。
1200年も灯り続ける『不滅の法灯』も
龍泉寺では美術館のほかにも、珍しいものを見ることができます。
『不滅の法灯』は、最澄が灯したと言われる炎で、比叡山延暦寺から分けていただいたもの。
実に1200年もの間、消えずに灯り続けているのだとか。
樹齢200年の『一丈藤(いちじょうふじ)』
龍泉寺の敷地内には樹齢200年を超える古い藤の樹があります。
『あしかがフラワーパーク』から枝分けされたという藤は、龍泉寺の名物の一つ。
『一丈藤』と呼ばれ、見ごろである4月中旬〜5月上旬は、境内全体がいい香りに包まれるそうです。
年末年始の参拝に合わせて
お寺というと参拝だけのイメージですが、こんなに見どころがあると、つい長居をしてしまいそうですね。
年末年始は、初詣や厄除け祈願、護摩焚きなどでお寺を訪れる機会がたくさん。
その際にはぜひ、龍泉寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。
足利厄除大師『龍泉寺』
[文・構成/grape編集部]