「カッコよすぎ」あの天才画家が描いた絵が、御朱印帳の表紙に!そのお寺とは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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  • この御朱印帳すごいカッコイイ!
  • 表紙が『伊藤若冲』なんて素敵すぎ!
  • ようやくゲットしたー!

太い2本の足で勇ましく立った、1羽のニワトリ。こちらの絵は、江戸時代に活躍した天才絵師・伊藤若冲の『庭鳥図双幅』です。

『庭鳥図双幅』が表紙を飾っているこの冊子は、あるお寺が出しているオリジナルの『御朱印帳』。

なぜ、御朱印帳の表紙に伊藤若冲の絵を採用したのでしょうか。理由はお寺の本堂にありました。

美術館を併設!足利厄除大師『龍泉寺』

栃木県足利市にある『龍泉寺』は、伝教大師・最澄を宗祖とする天台宗のお寺。総本山である比叡山延暦寺の直末寺です。

足利厄除大師として地元でも知られる大きなお寺ですが、特徴的なのは敷地内に『美術館』があること。

本堂の地下には、棟方志功や俵屋宗達といった有名作家の絵画や書、仏像など約30点を展示。

すべてお寺の所有品で、代々の住職が受け継いできたものだそう。

「お寺は亡くなった人たちのためだけの場所ではない。古来から『文化の発信地』だった」

そんな思いから、「たくさんの人に見てもらいたい」と龍泉寺の開創800年を機に、この美術館を作ったそうです。

ここでは、御朱印帳の表紙を飾っている、伊藤若冲の『庭鳥図双幅』も見ることができます。

龍泉寺所有の絵画だから、御朱印帳の表紙にもなっていたんですね。

1200年も灯り続ける『不滅の法灯』も

龍泉寺では美術館のほかにも、珍しいものを見ることができます。

『不滅の法灯』は、最澄が灯したと言われる炎で、比叡山延暦寺から分けていただいたもの。

実に1200年もの間、消えずに灯り続けているのだとか。

樹齢200年の『一丈藤(いちじょうふじ)』

龍泉寺の敷地内には樹齢200年を超える古い藤の樹があります。

『あしかがフラワーパーク』から枝分けされたという藤は、龍泉寺の名物の一つ。

『一丈藤』と呼ばれ、見ごろである4月中旬〜5月上旬は、境内全体がいい香りに包まれるそうです。

年末年始の参拝に合わせて

お寺というと参拝だけのイメージですが、こんなに見どころがあると、つい長居をしてしまいそうですね。

年末年始は、初詣や厄除け祈願、護摩焚きなどでお寺を訪れる機会がたくさん。

その際にはぜひ、龍泉寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。


[文・構成/grape編集部]

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