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「前略 驚くかもしれませんが」ある男性に突然届いた手紙、差出人はまさかの

By - grape編集部  公開:  更新:

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炭水化物が大好物という、ある中年男性。チャーハンには醤油をかけて、ラーメンはスープまできっちり飲み干します。

仕事終わりはお酒を浴びるように飲むのが日課で、もちろん禁煙なんて考えもさらさらありません。

でも、仕事には一生懸命で、いつも部下を守るために頭を下げたり、家族を養うために深夜まで残業したり、たくさんの守るべきもののために必死な毎日。

そんな彼に、ある日突然、1通の『手紙』が届きます。しかし、その差出人は、予想だにしない相手だったのです…。

前略 突然のことで驚かれるかもしれませんが、私、あなたの――

「もう、疲れ果てました」

今日は、いわせてください。

そんな言葉から始まった手紙は、なんと男性の『腎臓』送られてきたものだったのです。

『沈黙の臓器』と呼ばれるほど、悪化するまで症状が表れにくいといわれる腎臓。それでも男性の腎臓は、彼にどうしても伝えたいことがありました。

仕事で無理をしながら、ストレスと戦い続ける日々。

彼が誰よりも責任感が強く、頑張り屋であることは、ずっと一緒に生きてきた腎臓だからこそよく知っています。

そんな疲れがたまった身体に追い打ちをかける、タバコ、お酒、夜中のラーメン…。医者に『腎臓病』と診断されても、不摂生を改める気配はありません。

もう、私は限界です。疲れ果てました。

彼の身体から老廃物を追い出し続けて、65年。腎臓が限界を迎える寸前だったある日、転機が訪れたのです。

大切なのは、「一緒に」向き合うこと

自覚症状が出にくいとされる腎臓病。そのため、医師に診断されても実感がわかず、気付かぬうちに腎臓へ負担をかけてしまいがちです。

腎臓病の治療は、自分の努力だけではなく、専門医、看護師、薬剤師、栄養士などによる治療や生活指導、そして家族の協力が何よりも必要です。

患者1人ではなく、周りのみんながチームとなって一緒に病と向き合う。それが腎臓病を治療するための第一歩なのかもしれません。

毎日身体の中で頑張ってくれているにも関わらず、普段はあまり気にかけることのない腎臓。

でもたまには、自分や家族の腎臓と、もう少し向き合ってあげてはいかがでしょうか。日々の小さな努力の積み重ねが、未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

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