「毎日泣いてた」「自分の体を見たくない」ある人気モデルが苦悩した皮膚疾患とは? 提供:ヤンセンファーマ株式会社 By - grape編集部 公開:2018-10-27 更新:2019-03-09 動画医療病気道端アンジェリカ Share Post LINE はてな 「実はわたしは昔から乾癬という皮膚の病気を持っています」 2017年5月、自身のインスタグラムにすっぴんを公開し、『乾癬(かんせん)』を患っていることを明かしたモデルの道端アンジェリカさん。 View this post on Instagram 道端アンジェリカさん(@angelica_michibata)がシェアした投稿 – 2017年 5月月12日午後4時02分PDT この告白は大きな反響を呼び、同じように乾癬を患っている人たちから、次々に共感の声が上がりました。 「私も一緒。1人じゃないことを忘れないで」 乾癬とは、皮膚の細胞が異常増殖をきたす慢性の皮膚疾患で、隆起し炎症した皮疹(ひしん)や銀白色の細かいかさぶたに覆われたような鱗屑(りんせつ)が特徴です。 免疫作用の過剰な働きが主な原因で、感染する病気ではありません。 しかし、症状の見た目や『感染』を想起させる病名によって生まれる誤解から、人によっては精神的な負荷が大きい疾患でもあります。 「『うつりそう』って実際いわれたわけじゃないけど、やっぱりそういう声もたくさん聞いたし。あとはやっぱり自分が、そういう風に思われてるんだろうなって思って生活しちゃってた」 症状がひどかった時期の精神状態をこう振り返る道端アンジェリカさん。 モデルの仕事中も、私ではなく「乾癬のところを見てるんじゃないか」と思い悩んだこともあったといいます。 乾癬告白後の周囲の反響や乾癬との向き合いかたについて、インタビューでこのように語っています。 患者さんが悲観せずに生活できる社会をめざして 2018年10月5日(金)、製薬会社のヤンセンファーマは、乾癬の疾患啓発プロジェクト『HIKANSEN project(ヒカンセンプロジェクト)』を立ち上げました。 そのアンバサダーに就任したのが、SNSで乾癬を公表した道端アンジェリカさん。 「乾癬を知らない人は、このイベントをきっかけに、少しでも理解してもらえればうれしいです。そして、乾癬は感染するのではないか、と誤解されることが多い病気ですが、『触れてもうつらない』ことを知ってほしいです」 2018年10月5日(金)~7日(日)には、東京ミッドタウンにて本プロジェクトのキックオフ・イベント『ふれられなかったにんげんもよう展』も行われ、多くのメディアや街行く人々の関心を集めました。 電車内に真っ白のマネキン?フラッシュをたいて撮影すると、衝撃を受けた 欧米に比べ、日本での認知度が低いといわれる乾癬。 世界で約1億2500万人、日本では約50~60万人の患者さんがいるとされ※1※2、日本では増加傾向にあるといいます。※3 遺伝や生活習慣などさまざまな理由によって発症すると考えられていますが、その仕組みについてはまだ完全には解明されていません。 「乾癬は、『感染』しない。」 この事実を知っているというだけで、救われる患者さんもいます。 『HIKANSEN project』の公式サイトでは、先ほどの道端アンジェリカさんのインタビューや乾癬に関するさまざまな情報を発信中。 1人でも多くの患者さんが悲観せずに生活できる社会づくりを、私たち一人ひとりができることから始めていきたいですね。 HIKANSEN project(ヒカンセンプロジェクト) ※1Kubota, K., et al.: BMJ. Open., 5:1, 2015. ※2照井正 他:臨床医薬, 30:279, 2014. ※3T. Ito et al; J Dermatol. 2018 Mar;45:293-301 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
「実はわたしは昔から乾癬という皮膚の病気を持っています」
2017年5月、自身のインスタグラムにすっぴんを公開し、『乾癬(かんせん)』を患っていることを明かしたモデルの道端アンジェリカさん。
この告白は大きな反響を呼び、同じように乾癬を患っている人たちから、次々に共感の声が上がりました。
「私も一緒。1人じゃないことを忘れないで」
乾癬とは、皮膚の細胞が異常増殖をきたす慢性の皮膚疾患で、隆起し炎症した皮疹(ひしん)や銀白色の細かいかさぶたに覆われたような鱗屑(りんせつ)が特徴です。
免疫作用の過剰な働きが主な原因で、感染する病気ではありません。
しかし、症状の見た目や『感染』を想起させる病名によって生まれる誤解から、人によっては精神的な負荷が大きい疾患でもあります。
「『うつりそう』って実際いわれたわけじゃないけど、やっぱりそういう声もたくさん聞いたし。あとはやっぱり自分が、そういう風に思われてるんだろうなって思って生活しちゃってた」
症状がひどかった時期の精神状態をこう振り返る道端アンジェリカさん。
モデルの仕事中も、私ではなく「乾癬のところを見てるんじゃないか」と思い悩んだこともあったといいます。
乾癬告白後の周囲の反響や乾癬との向き合いかたについて、インタビューでこのように語っています。
患者さんが悲観せずに生活できる社会をめざして
2018年10月5日(金)、製薬会社のヤンセンファーマは、乾癬の疾患啓発プロジェクト『HIKANSEN project(ヒカンセンプロジェクト)』を立ち上げました。
そのアンバサダーに就任したのが、SNSで乾癬を公表した道端アンジェリカさん。
「乾癬を知らない人は、このイベントをきっかけに、少しでも理解してもらえればうれしいです。そして、乾癬は感染するのではないか、と誤解されることが多い病気ですが、『触れてもうつらない』ことを知ってほしいです」
2018年10月5日(金)~7日(日)には、東京ミッドタウンにて本プロジェクトのキックオフ・イベント『ふれられなかったにんげんもよう展』も行われ、多くのメディアや街行く人々の関心を集めました。
電車内に真っ白のマネキン?フラッシュをたいて撮影すると、衝撃を受けた
欧米に比べ、日本での認知度が低いといわれる乾癬。
世界で約1億2500万人、日本では約50~60万人の患者さんがいるとされ※1※2、日本では増加傾向にあるといいます。※3
遺伝や生活習慣などさまざまな理由によって発症すると考えられていますが、その仕組みについてはまだ完全には解明されていません。
「乾癬は、『感染』しない。」
この事実を知っているというだけで、救われる患者さんもいます。
『HIKANSEN project』の公式サイトでは、先ほどの道端アンジェリカさんのインタビューや乾癬に関するさまざまな情報を発信中。
1人でも多くの患者さんが悲観せずに生活できる社会づくりを、私たち一人ひとりができることから始めていきたいですね。
HIKANSEN project(ヒカンセンプロジェクト)
※1Kubota, K., et al.: BMJ. Open., 5:1, 2015. ※2照井正 他:臨床医薬, 30:279, 2014. ※3T. Ito et al; J Dermatol. 2018 Mar;45:293-301
[文・構成/grape編集部]