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「器を下げに行ったら、手紙が入ってて」おそば屋さんが語る出前エピソード

By - grape編集部  公開:  更新:

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「お腹がすいたね、おそばでも頼もうか」

昔から、家族で出かけた日の夕食は、帰宅後、おそば屋さんに出前をお願いするのが定番だった我が家。

思えば、家で待っているだけでおいしいご飯が届く出前は、ありがたいものですよね。

そんな、おそば屋さんなど、出前をする店に仕掛けた“ある企画”が、「参加したい!」「明日行ってこようかな」とネット上で話題になっています。

おそば屋さんに『逆出前』!?

その企画は、おそば屋さんに『逆出前』をするというもの。

『逆出前』ってどういうこと?

気になった私は、企画に参加する店にお話を聞きに行くことにしました。

目的の店に近づくと、店名がかかれた電柱広告がぽつぽつと。

周囲の景色と相まって、ノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。

この電柱広告、よくあるソレと少し違うような…。

電柱広告の上のほうを見ると、『カブ圏内』の文字とHondaスーパーカブのイラストが描かれています!

この電柱広告は、「スーパーカブに乗って美味しいものを食べに行こう」という『逆出前』企画の一環。「いつもスーパーカブで食事を届けてくれるおそば屋さんに、感謝の気持ちを届けよう」という想いで、Hondaが制作したものです。

カブで出前をしてくれるおそば屋さんの周囲に、『カブ圏内』のロゴと店名が書かれた電柱広告を掲載しています。

郵便配達や出前の配達範囲は意外と広いもの。カブで行ける場所はどこでも『カブ圏内』です。

「『逆出前』をすることで、『カブ圏内』を拡げよう!」というのが、この企画の全容なのです。

埼玉県和光市 ふじ屋

この企画の対象となっている、埼玉県和光市の『ふじ屋』を最初に訪れてみました。

地元の人に愛され続ける、天ぷらそばが自慢のおそば屋さんです。

早速、二代目の佐藤博之さんにお話を伺いました。

―現在のカブには何年乗っている?何台目?

いまのは3年くらい乗っていて、10台目くらいです。昔は砂利道でパンクすることがあったので、一時期はカブ2台持ちでした。

―愛車への思い入れは?

丈夫なので本当に助かっています。まさに相棒ですね。

―出前をしていて、嬉しかったエピソードは?

器を下げに行った時に、「おいしかったです」と手紙が入っているのは、やっぱり嬉しいです。

―この企画については、どう感じている?

ありがたかったです。
20代30代のころは、Hondaの大きいバイクに乗っていて、個人的にも思い入れがあるので、感慨深いですね。

―逆出前については?

そばは、急いでお届けしても多少はのびてしまうので、お店で食べるのが1番おいしいです。1番おいしい状態で食べて欲しいので、お店に足を運んでくれるのは大歓迎です。
天ぷらも揚げたて熱々が1番おいしいですからね!

近隣で働いている人や、近所に住んでいる人など、常連さんが多いという『ふじ屋』。「お客さんに1番おいしい状態で食べてもらいたい」というお客さん思いの言葉が印象的でした。

東京都渋谷区 ほそ島や

次に訪れたのは、東京都渋谷区にある『ほそ島や』。

将棋会館の近くに位置し、親子三代で営む、昔ながらのおそば屋さんです。

インタビューを受けてくれたのは、二代目の細矢真吾さん(写真左)と三代目の空斗さん(同右)。

―現在のカブには何年乗っている?何台目?

カブは2台ありますが、古いほうは25年くらい乗っていて、走行距離のメーターは2周しています。もう1台も15年は乗っていますね。
自然体でがつがつ乗っていても壊れません。

―出前のコツや技術は?

出前機(バイクの後ろにつける、出前用の器具)が優秀なので、意外に簡単なんです。
雨の日の白線とマンホールだけは気を付けています。

―この企画については、どう感じている?

電柱広告は、すでに結構反響もあって。常連さんが「見たよ!」っていってくれました。
『逆出前』は面白いなと思いましたね。実際に来てくれるのが楽しみです。

親子三代にわたって1台のカブを乗り継いでいるというほそ島や

25年間走り続けるカブは、味のあるたたずまいでした。

おそば屋さんの間でも、『カブ圏内』『逆出前』は大好評!

お話を聞くと、改めて、いつもおいしいおそばを届けてくれるおそば屋さんに、足を運びたくなりました。

年末は、おそば屋さんが1番忙しい時期の1つ。『逆出前』で日ごろの感謝を伝えてみるものいいかもしれませんね。

8店舗で『カブ圏内』と『逆出前』

ご紹介した2軒以外にも、Hondaにゆかりのある地域で『カブ圏内』のお知らせが始まっています。

  • 『逆出前』ステッカー欲しい!
  • 2軒目ゲット!
  • 猛烈におそばが食べたくなってきた。

ネット上にも、カブライダーの声が続々と。

『逆出前』をすると、ステッカーや店舗ごとにデザインが違うスタンプがもらえます。特設サイトでは、各店舗の詳細情報が掲載されているほか、スタンプを集める台紙もダウンロードできますよ。

カブライダーの皆さんは、カブでお近くの店舗に『逆出前』してみてはいかがでしょうか。

2018年は、スーパーカブ誕生60周年。

おそば屋さん以外にも、郵便局員や新聞配達員など、さまざまなカブライダーたちを応援する企画を展開しています。

Hondaの粋が感じられる、これまでの活動もチェックしてみてくださいね!


[文・構成/grape編集部]

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