動物好きの少年が描くペットの絵に世界中から注文が殺到 理由が素晴らしい
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ロシアに住むパーベル・アブラーモフくんは動物と絵を描くことが大好きな9歳の男の子。彼はニジニ・ノヴゴロド州のアルザマスという小さな都市にある唯一の動物保護シェルターでボランティアをしています。
このシェルターで最年少のボランティアスタッフであるパーベルくんの仕事は特別なものです。
彼は絵の才能を生かしてペットの絵を有料で描いています。ただし彼が受け取るのはお金ではありません。
パーベルくんは保護動物たちのフードや生活用品を寄付してもらうことと引き換えに絵を描いているのです。
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海外メディア『Bored Panda』によると、パーベルくんと彼の母親は約1年前にこのプロジェクト『カインド・ペイントブラッシュ』をスタートしました。
パーベルくんの描く絵は素晴らしく、決して子供のお遊びレベルではありません。その類まれな才能を生かして、動物たちを助けようとする彼の活動は次第に広く知られるようになります。
現在ではロシア中からパーベルくんのところに「我が家のペットの絵を描いてほしい」という依頼が寄せられるのだそうです。
基本的には飼い主から送られてきたペットの写真をもとにして絵を描きますが、完成した絵を直接手渡す機会も多いといいます。
動物が大好きなパーベルくんだけに、自分が描いた絵のモデルとなったペットたちに会うととても嬉しそうです。
またメディアで紹介されたこともあり、最近では外国からも依頼が来るようになったのだとか。
多くの人はペットの絵を描いてもらいたいだけでなく、パーベルくんの意志に賛同し、協力したいという気持ちが強いといいます。
パーベルくんのInstagramには彼を応援し、称賛するコメントが世界中から寄せられています。
・あなたはとても才能がある。美しい作品をシェアしてくれてありがとう。
・あなたの優しい試みに寄付だけでもしたい。私の犬の絵を描いてほしいけど、きっとものすごい数の予約待ちの人がいそうね!
・世界はあなたのような大きなハートと才能を持った若者を必要としている。素晴らしいわ。
パーベルくんには将来の夢があるといいます。それは「建築家になって、大きな動物保護シェルターを建てること」。
才能にあふれた心優しい9歳のアーティスト、パーベルくんならきっとその夢を叶えてくれることでしょう。
[文・構成/grape編集部]