戦没者の慰霊碑に飾られた花が盗まれている 『花泥棒』の正体に人々が感動
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出典:awmemorial

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1918年11月11日、第一次世界大戦が終結しました。イギリスを始めとするヨーロッパ各国やオーストラリアなどでは毎年11月11日を『リメンバランス・デー(第一次世界大戦休戦記念日)』として、慰霊碑を前に戦没者の追悼式典が行われます。
2019年10月、オーストラリア・キャンベラにある戦争記念館では追悼式典に向けて多くの人が訪れていました。人々は無名の兵士たちの慰霊碑に、追悼のシンボルとされる赤いポピー(けしの花)を飾っていました。
なぜか日に日に減っていくポピー
ある日、戦争記念館のスタッフが慰霊碑に飾られたポピーが少なくなっていることに気が付きます。
おかしいな。誰かに盗まれているのだろうか…。
海外メディア『INDEPENDENT』によると、その後メンテナンス業者が館内のステンドグラスのそばに集められた大量のポピーを発見。
なぜそんなところにポピーがあったのか…理由を知ったスタッフはびっくりします。
犯人はなんと…ハト。ハトは毎日慰霊碑のある場所まで飛んでいき、ポピーを集めて巣を作っていたのです。
色鮮やかなポピーで作られた巣はとても美しく、まるで花があしらわれたバスケットのよう。
またハトがステンドグラスの窓のそばに巣を作っていたことについて、記念館のスタッフは不思議な縁を感じたといいます。
戦争記念館が投稿した写真には、「なんて美しい巣なんだ」というコメントが多く寄せられています。
世界ではオリーブの枝をくわえたハトは平和の象徴といわれます。また第一次世界大戦ではハトが重要な通信手段として活躍したという記録も残っています。
偶然にも戦争記念館に住み着いて巣作りを始めた、平和の象徴のハト。本来なら慰霊碑に飾られた花を盗むなんて許されることではありませんが、このハトに怒っている人は誰もいないようです。
空の上の兵士たちもこの真っ赤なポピーでできた美しい巣を見て、微笑んでいるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]