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『非常食』はもう古い!?普段の生活に取り入れたい『災害への備え』になるほど

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

地震や台風、洪水…。日本に住む私たちは、さまざまな自然災害と隣り合わせで暮らしています。

いざ自分たちの身近に災害の危機が迫ると、急いで生活用品を買いにスーパーへ走ったり、家族に安否確認をとったりと、焦って行動するもの。

ところが、しばらく時間が経ってしまうと、いつもの忙しい日常に戻って危機感が薄れてしまう…という人も多いのが現状です。

365日、災害が起きている

これまで日本で起きた災害といえば、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ、2019年に各地で起きた台風による水害、豪雨などが記憶に新しいかもしれません。

でも実は、過去の歴史を振り返ると、日本では365日、毎日災害が起こっていることをご存知でしょうか。

カレンダー監修:静岡大学防災総合センター 特任教授 岩田孝仁

こちらは、静岡大学防災総合センター 岩田孝仁特任教授による監修の元、パナソニックが制作した『365日 災害カレンダー』。「必要なのは、災害の備えを普段の生活に取り入れることであると知ってほしい」という想いから制作されました。

カレンダーを見ると、古くは鎌倉時代にさかのぼり、梅雨の時期は豪雨、水害、土砂、夏から秋にかけては台風、空気が乾燥する冬には火災といった季節が関係する気象災害のほか、1年を通して不規則に発生する地震や噴火といった地質災害など、さまざまな災害が365日欠かさず起きています。

いかに日々の生活が災害と隣り合わせにあるか、ということに気付かされますよね。

いざ大地震に直面すると、日常がこんなに変わる!

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災害が起きると、悲惨な被災地の様子を連日メディアで目にして「自分もちゃんと備えなきゃ」と防災への意識は高まりますが、なかなか行動に起こさない人は多いのだとか。

『365日 災害カレンダー』から分かるように、いつどこで災害が起こってもおかしくありません。だからこそ、「災害の備えを私たちの普段の生活の中に取り入れること」が必要になります。

例えば、天気予報で雨が降るといわれたら、傘を持って出かけますよね。では、台風など災害の警報が出された時に、あなたは何か備えができていますか。もし今、大地震が起きたとしたら…想像してみてください。

電気が止まる!

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例えば、大きな地震が起きると、大規模な停電が長時間続くことも。いつもは家のエアコンのおかげで快適な室温で過ごせていますが、季節によっては生死に関わる温度の中で耐えなければならなくなります。

真夏であれば、冷蔵庫にストックしてある食材も腐らせてしまうことに…。

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夜になれば部屋の照明もつかないので、足元に転がった家具や、ガラスの破片などでケガをしてしまいかねません。スマホも充電できず、テレビも見られないので、リアルタイムの情報が入ってこなくて不安に襲われます。

電気が復旧すると、今度は新たな危険も。電気ストーブなど、家中で電化製品を使ってる時に停電して余震などで転倒し、復旧して一気に電気が流れることで出火する場合があるのです。これを『通電火災』と呼び、阪神・淡路大震災では『通電火災』による大きな被害が出ました。

ガスが使えない!

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電気だけではなく、ガスも止まってしまったらどうなるでしょう。ガスが使えなくて一番困るのは、やはりキッチンで調理ができないことではないでしょうか。

寒い冬ならなおさら、温かい料理を食べたくなりますが、それが叶いません。災害時はほこりや汗まみれになるので、身体を洗い流したくても、お風呂に入ることもできません。

また、地震が起きた直後に気が動転していると、ガスコンロの切り忘れや、元栓の閉め忘れが原因でガスが漏れ、火災に繋がる危険も。

水道が止まる!

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大地震が起きると、水道管の破断などで断水が長期間に及ぶことも。

飲み水に困るだけではなく、トイレを流せなかったり、シャワーを浴びられなかったり、歯を磨けなかったり、食器が洗えなかったり…。不衛生な状態で長期間過ごさなければなりません。

特に今は、新型コロナウイルス感染症のまん延で、手洗い・うがいの徹底が叫ばれていますが、水が使えなければそれも難しくなり、感染が一気に広がってしまう一因になり得ます。

『備え』を普段の生活に取り入れよう

災害に備えることの大切さは分かっているけど、「いつかやろう」と思っているうちに忘れてしまう…。

そんな人も多いはず。でも、防災のためだけに何か行動を起こすのではなく、普段の生活に災害への備えを取り入れることで、日常の延長線上に防災があるという生活にすることができます。

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例えば、最近のアウトドアブームで人気が出ているキャンプ用品も、普段の生活でも使える上に、災害の備えにもなります。

『メスティン』と呼ばれるアルミ製の飯ごうや、ガスバーナーがあれば、ガスが止まっても容易に調理をすることができます。ランタンは懐中電灯としてはもちろん、好きな場所に吊るす照明としても便利です。

もし家から出て避難しなければいけなくなった時、テントや寝袋があれば、人が密集する避難所に行かなくてもソーシャルディスタンスを保ったまま避難生活を送ることができ、気持ちに少しゆとりも生まれます。

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また、食料の備えも大切なポイントです。数年前に非常用に乾パンなどを備蓄したものの、気付いたら賞味期限が切れてしまっていた…ということないでしょうか。

『非常食』として特別に用意するのではなく、普段の買い物で、缶詰や乾物、フリーズドライの食品、レトルト食品、飲料などを意識して多めに買っておくことが『備え』になります。

一度にまとめて買うと、一気に賞味期限が切れて無駄にしてしまう可能性も。備えとして買った食料を、日頃の食卓で賞味期限の短いものから消費してまた補充する、ということを繰り返す『ローリングストック』と呼ばれる方法がおすすめです。

ご飯やパン、シリアルなどの主食、肉や魚などのたんぱく質が摂れる缶詰やレトルト食品、漬物など保存がきく野菜類、心が安らぐようにお菓子やゼリーなどのデザート類など、バランスよく備えてあると安心ですよ。

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ほかにも、普段から『さらし』を多用していると、災害時にも活用できます。必要な分を切ってふきんになる上に、災害時には包帯、マスク、布ナプキンなどの代用としても使えます。

赤ちゃんがいる家庭では、おしりふきなどを多めにストックしておけば、断水時に身体を拭くことができます。ラップやアルミホイルは、食器の上にかけて汚れがつかないようにすることも。

わが家を『究極の避難所』に

もし今災害が起きて避難所で生活することになったとしたら、新型コロナウイルス感染症に集団感染をしてしまう『複合災害』も起きかねません。

今の住宅は耐震性が上がっているため、避難所で居心地の悪い思いをしなくても、家を拠点にする方がメリットが大きいこともあります。

自宅を『究極の避難所』にするために、日常でも活用できる住宅環境の『備え』を取り入れておくと安心です。

例えば、電気。パナソニックの『創蓄連携システム』なら、太陽光発電と蓄電池が一緒に使えます。普段使っている電気を、昼間は太陽光で自家発電し、夜は余った電気を活用することで、日々の電気代の削減になります。

災害で停電が長引いた時にも、普段と変わらずに電気が使えるのです。

また、大気の熱で湯を沸かすことができる『エコキュート』は、普段は省エネで使える給湯器として使えるので、環境にも財布にも優しいアイテム。ポリタンク18個分の水を蓄えることができ、停電時や断水時には、生活用水としても役立ってくれます。

日々の暮らしで使える上に、災害の備えにもなるのは嬉しいですよね。

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「うちもそろそろ災害に備えて準備しなきゃ!」と思いつつ、毎日家事や仕事に追われて、つい後回しにしてしまいがちです。でも、災害はいつ、どこで起きるか誰も予測がつきません。

もし自分が住んでいる地域で災害が起きた時に慌てないためにも、災害への備えを普段の暮らしに取り入れてみませんか。

アンケートに答えると『住宅用火災警報器』が当たる!

下記のアンケートに答えてくださった人の中から抽選で5名様に、日々の備えに役立つ『住宅用火災警報器(薄型 けむり当番)』をプレゼント!応募締め切りは2020年9月10日(木)23時59分です。ふるってご応募ください。

アンケートの受付は終了しました。

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[文・構成/grape編集部]

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