「あ゛ぁぁぁぁぁぁ〜〜〜」 大雪の日 青森県立美術館のスタッフが叫んだ理由に思わずクスッ!
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「あ゛ぁぁぁぁぁぁ〜〜〜」
こんな悲痛な叫びと共に投稿された写真が反響を呼んでいます。
©Yoshitomo Nara
まるで雪のお布団にくるまれたようなこの像は、青森県立美術館(@aomorikenbi)の八角堂に常設展示されている『Miss Forest / 森の子』。青森県出身の現代美術家 奈良美智(ならよしとも)さんによるブロンズ像です。
これは寒波による大雪が降った後の光景で、『Miss Forest / 森の子』は屋外に展示されているために、雪が丸く囲むように降り積っています。
どれだけ積もっているのかは雪がない時を見れば一目瞭然。この姿に思わず美術館スタッフが悲鳴をあげたというわけです。
ちなみに、雪が少ない時の様子はこちら。
©Yoshitomo Nara
頭のてっぺんまでは約6mあるので、こんもり積もった雪の高さは1mを超えて子供ならすっぽり埋まるくらいなのだそう。鼻の上にツノのように積もった雪からも、そのすごさが分かりますね。
この投稿にはたくさんのコメントが寄せられました。
・悲痛の叫びに思わず笑いました。まぶたにも積もっていますね。
・ニット帽かぶってふわふわのマフラーしているみたい。
・青森で新種のサイが発見されたようです…。
この他にも「逆にあったかそう」などたくさんの感想が寄せられましたが、その中にいくつかあったのが『あおもり犬(けん)』を心配する声。
『あおもり犬』とは、『Miss Forest / 森の子』と同じく奈良美智さんによる立体作品。美術館の隣にある三内丸山遺跡の地中から発掘されている途中のように見える像で、青森県立美術館を象徴する作品として親しまれています。
この『あおもり犬』も、屋外スペースに展示されているために心配の声が上がったのです。
もちろん、青森県立美術館の公式Twitterでは『あおもり犬』の様子も連日投稿。2021年1月19日には「あおもり犬」が地吹雪に耐える動画をアップして、その雪の凄まじさを伝えています。
ちなみに、雪がない時期の『あおもり犬』はこちら。
©Yoshitomo Nara
『あおもり犬』の高さは約8.5m。花が植えられているのは『あおもり犬』のエサ皿なのですが、冬は雪に埋もれて全く見えなくなっているとのこと。
機会があれば、直接『Miss Forest / 森の子』と『あおもり犬』に会いに行ってみてください。
『Miss Forest / 森の子』は美術館が開いている時間はいつでも無料で観覧することができますが、雪の状況によっては閉鎖することがありますので、出かける前に美術館の公式ウェブサイトやTwitterなどでご確認ください。
『あおもり犬』は冬の間は美術館の展示室内からのみの観覧となっており、入館料が必要となりますのでご注意を。雪解けの頃になると『あおもり犬』に通じる外部通路が開かれて間近で見ることができますし、暖かくなるとエサ皿に新しく花が植えられて季節ごとの顔を見せてくれます。
また、青森県立美術館では新型コロナウィルス感染症流行をきっかけに、Twitterだけでなく学芸員によるギャラリートークなどの動画をYouTubeで発信しています。現地へ行って直接鑑賞することが難しいという方はこちらをチェックしてみてください。
解説を聞きながら見ることで新たな発見があるかもしれませんよ!
青森県立美術館 公式ウェブサイト
青森県立美術館 Twitterアカウント(@aomorikenbi)
青森県立美術館 YouTubeアカウント『青森県立美術館 AOMORI MUSEUM OF ART』
[文/ハラアキコ・構成/grape編集部]