助け合いの心がTwitterに集結! 防災の投稿に「そんな方法もあったのか」 提供:日本赤十字社 By - grape編集部 公開:2021-03-01 更新:2021-03-15 Twitter東日本大震災防災 Share Post LINE はてな 東北に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、2021年3月11日で10年が経ちます。 被害の悲しみは人々の胸に残っていますが、災害への備えの意識は日が経つごとに薄れてしまいやすいもの。 そんな中、同年2月13日に福島県沖を震源地とする震度6強の地震が発生し、『防災・減災の大切さ』に改めてハッとさせられた人も多かったようです。 災害のライフハック投稿が寄付に 日本では毎年さまざまな災害が起こりますが、防災・減災の活動を行っている日本赤十字社が調べたところ、災害への備えを行っている人の割合は約50%。なんと半数の人が備えていないのです! 「一時は備えていたけれど、部屋のスペースを取るから全部使い切ってしまった」という家庭もあるかもしれません。 いざという時に必要な物を買いに走っても、買い占められていたり物流が止まっていたりすることがあるため、日ごろからの準備が大切。 新型コロナウイルス感染症が流行する現在、自然災害への備えだけでなく感染症対策も求められ、自分や家族を守るための行動がいっそう必要となっています。 想いよ届け!日本赤十字社が開始したキャンペーン 「1人でも多くの命を救いたい」 そんな想いから、日本赤十字社は『ACTION!防災・減災』をキーワードにプロジェクトを発足。 多くの人が防災・減災を意識するきっかけとなるよう、第1弾として誰でも参加しやすいキャンペーン『#あなたの備えがみんなの備えに』を開始しました! 期間は2021年3月1~31日。『#あなたの備えがみんなの備えに』をつけた1ツイートもしくは1リツイートにつき、100円が賛同企業から日本赤十字社の防災・減災をはじめとする活動に寄付されます。 キャンペーンの背景や込められた想いについて、日本赤十字社の広報担当である牛嶋健太さんにオンライン上でお話をうかがいました。 多くの人命を失った悲しみから コロナ禍でも防災セミナーや防災教育の機会が絶えないよう、工夫している日本赤十字社。 カリキュラムを見直して短縮型のセミナーにしたり、参加人数を制限したり、オンラインに切り替えたりと、工夫を凝らして実施してきました。 青少年赤十字防災教育プログラムのオンライン授業風景 今回、自分たちにできることをさらに考えて、キャンペーンをスタートしているとか。 ――キャンペーンの背景は? 日本赤十字社は、東日本大震災で多くの命が失われたことを悔やみ、防災セミナーや防災教育に力を注いできました。 『災害への備えをしているのは2人に1人』という調査結果を見て個人的に思ったのは、「私も自分ごと化をできていない部分があった」ということ。 備えの情報は、自分で取りに行かないと、何から始めていいのかすら分からないことがあります。 そこで、きっかけ作りとしてアクションを起こすキャンペーンを始めました。 身近なTwitterを使って、まずはさまざまな防災・減災情報を知っていただき、最終的には1つでも多くの命を救える知識などを得ていただきたい! また、「自分の活動が命を救うことにつながった」と認識するきっかけになったらいいなと思います。 東日本大震災の発生時に、史上最大級のオペレーションを展開した日本赤十字社。災害発生直後から展開までに時間を要するため、どうしても取りこぼしてしまう命があることに胸を痛めてきたそう。 もし、自分の命を守る意識や、地域をみんなで守る意識が高まれば、個々人の迅速な対処で助かる命が増えるはず。 自分の投稿やリツイートといった情報発信が人々の意識向上につながり、寄付までできるとあっては、参加しない手はないですね! ――感心した防災・減災アイディアはある? 災害のライフハックの1つである『ローリングストック』ですね! 備えるだけでなく、常日頃から実際に蓄える食料を食べることで回していくんです。 賞味期限切れを防げたり、被災時の食のストレスを減らしたりできますよ。 災害時はライフラインが結構止まってしまって…。あと避難所は寒かったり、プライベートな空間がなかったりと、本当にいろいろなストレスがあります。 そんな状況で、せめて食べ物だけでもストレスがなくなるといいですよね。 実際に自分もローリングストックを始めているんですけど、「コロナ禍で外出がおっくうだな」という時にも便利です。 牛嶋さんは、災害でライフラインが止まった時に備えて3日分の食料をキッチンの収納棚にローリングストックしているとのこと。 また、日本赤十字社とレシピ動画サービスがコラボしてメニュー開発を行った災害食『缶詰めパンをアレンジ ふわふわフレンチトースト』を普段から食べているそうです。 レシピは簡単で、備蓄用の缶詰入りパンを2㎝幅にカットし、卵1個に牛乳100㎖と砂糖大さじ1を混ぜた液に浸します。 カセットコンロの上にフライパンを置いて、バターを熱した後にパンを焼けば完成!お好みでメープルシロップをかけるとおいしいですよ。 ――フレンチトーストがオススメな理由は? レシピに使用されている缶詰パンのように、意外と『備えただけで満足してしまっている非常食』が各ご家庭にあると思います。 いざという時に食べ方も分からなかったらダメなので、食べ慣れていることが大切。 おしゃれで、おいしいローリングストックレシピを、ぜひ日常的に作っていただきたいですね。 牛嶋さんによると、ローリングストックのような考え方や、災害食のレシピはもちろん、もっと簡単な投稿でもいいので、気軽にキャンペーンに参加してほしいとのこと。 試しに、grape編集部でビニール袋に関する投稿を作り、「こんなちょっとした内容でもいいの?」と尋ねてみることに! ――こんなお手軽ネタでもいい? 本当に、こういった気軽な投稿でOKです! 「私間違ってる?」とか思ってしまうかもですが、家庭のあり方やライフスタイルが多様化しているので、防災・減災の考え方や必要な備えもさまざま。正解とかないんです! 牛嶋さんから、投稿に無事OKがもらえました! ハードルが低いと、体験やアイディアなどを投稿しやすいですね。 写真でも文章でも!キャンペーン参加方法 『#あなたの備えがみんなの備えに』キャンペーンの参加方法は大きく分けて2つ。 ライフハックや防災グッズなどを撮影した写真付きの投稿と、防災の工夫や考え方などを文章でつづったテキストメインの投稿の、どちらも受け付けています。 実際に被災した人だけでなく、『先人の知恵』を聞いたことがある人や、思い付いたちょっとした工夫を実践している人など、誰からの投稿も大歓迎とのこと! また、自ら発信することがない人も、リツイートという形で参加できます。引用リツイートの場合もハッシュタグを付ければ大丈夫。 参加は無料で、期間中に何度ツイートやリツイートをしてもOKですよ。 こちらをクリックすると、すでにハッシュタグが入ったツイート画面が開くので簡単です。 早速、気軽にツイートしてみる! 正しい防災・減災の知識が得たい人は、『ACTION!防災・減災』特設サイトもチェック! ほかの人たちの投稿が見られるほか、必要な防災グッズや自宅の安全なスペース、安否確認の方法、ハザードマップなどをチェックできますよ。 こちらを見て基本的な備えをしてから、投稿されたライフハックや考え方を参考にするといいかもしれませんね。 みんなで行動を起こして、災害に備える意識を高めていきましょう。 『ACTION!防災・減災』特設サイトを見る [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
東北に甚大な被害をもたらした東日本大震災から、2021年3月11日で10年が経ちます。
被害の悲しみは人々の胸に残っていますが、災害への備えの意識は日が経つごとに薄れてしまいやすいもの。
そんな中、同年2月13日に福島県沖を震源地とする震度6強の地震が発生し、『防災・減災の大切さ』に改めてハッとさせられた人も多かったようです。
災害のライフハック投稿が寄付に
日本では毎年さまざまな災害が起こりますが、防災・減災の活動を行っている日本赤十字社が調べたところ、災害への備えを行っている人の割合は約50%。なんと半数の人が備えていないのです!
「一時は備えていたけれど、部屋のスペースを取るから全部使い切ってしまった」という家庭もあるかもしれません。
いざという時に必要な物を買いに走っても、買い占められていたり物流が止まっていたりすることがあるため、日ごろからの準備が大切。
新型コロナウイルス感染症が流行する現在、自然災害への備えだけでなく感染症対策も求められ、自分や家族を守るための行動がいっそう必要となっています。
想いよ届け!日本赤十字社が開始したキャンペーン
「1人でも多くの命を救いたい」
そんな想いから、日本赤十字社は『ACTION!防災・減災』をキーワードにプロジェクトを発足。
多くの人が防災・減災を意識するきっかけとなるよう、第1弾として誰でも参加しやすいキャンペーン『#あなたの備えがみんなの備えに』を開始しました!
期間は2021年3月1~31日。『#あなたの備えがみんなの備えに』をつけた1ツイートもしくは1リツイートにつき、100円が賛同企業から日本赤十字社の防災・減災をはじめとする活動に寄付されます。
キャンペーンの背景や込められた想いについて、日本赤十字社の広報担当である牛嶋健太さんにオンライン上でお話をうかがいました。
多くの人命を失った悲しみから
コロナ禍でも防災セミナーや防災教育の機会が絶えないよう、工夫している日本赤十字社。
カリキュラムを見直して短縮型のセミナーにしたり、参加人数を制限したり、オンラインに切り替えたりと、工夫を凝らして実施してきました。
青少年赤十字防災教育プログラムのオンライン授業風景
今回、自分たちにできることをさらに考えて、キャンペーンをスタートしているとか。
――キャンペーンの背景は?
日本赤十字社は、東日本大震災で多くの命が失われたことを悔やみ、防災セミナーや防災教育に力を注いできました。
『災害への備えをしているのは2人に1人』という調査結果を見て個人的に思ったのは、「私も自分ごと化をできていない部分があった」ということ。
備えの情報は、自分で取りに行かないと、何から始めていいのかすら分からないことがあります。
そこで、きっかけ作りとしてアクションを起こすキャンペーンを始めました。
身近なTwitterを使って、まずはさまざまな防災・減災情報を知っていただき、最終的には1つでも多くの命を救える知識などを得ていただきたい!
また、「自分の活動が命を救うことにつながった」と認識するきっかけになったらいいなと思います。
東日本大震災の発生時に、史上最大級のオペレーションを展開した日本赤十字社。災害発生直後から展開までに時間を要するため、どうしても取りこぼしてしまう命があることに胸を痛めてきたそう。
もし、自分の命を守る意識や、地域をみんなで守る意識が高まれば、個々人の迅速な対処で助かる命が増えるはず。
自分の投稿やリツイートといった情報発信が人々の意識向上につながり、寄付までできるとあっては、参加しない手はないですね!
――感心した防災・減災アイディアはある?
災害のライフハックの1つである『ローリングストック』ですね!
備えるだけでなく、常日頃から実際に蓄える食料を食べることで回していくんです。
賞味期限切れを防げたり、被災時の食のストレスを減らしたりできますよ。
災害時はライフラインが結構止まってしまって…。あと避難所は寒かったり、プライベートな空間がなかったりと、本当にいろいろなストレスがあります。
そんな状況で、せめて食べ物だけでもストレスがなくなるといいですよね。
実際に自分もローリングストックを始めているんですけど、「コロナ禍で外出がおっくうだな」という時にも便利です。
牛嶋さんは、災害でライフラインが止まった時に備えて3日分の食料をキッチンの収納棚にローリングストックしているとのこと。
また、日本赤十字社とレシピ動画サービスがコラボしてメニュー開発を行った災害食『缶詰めパンをアレンジ ふわふわフレンチトースト』を普段から食べているそうです。
レシピは簡単で、備蓄用の缶詰入りパンを2㎝幅にカットし、卵1個に牛乳100㎖と砂糖大さじ1を混ぜた液に浸します。
カセットコンロの上にフライパンを置いて、バターを熱した後にパンを焼けば完成!お好みでメープルシロップをかけるとおいしいですよ。
――フレンチトーストがオススメな理由は?
レシピに使用されている缶詰パンのように、意外と『備えただけで満足してしまっている非常食』が各ご家庭にあると思います。
いざという時に食べ方も分からなかったらダメなので、食べ慣れていることが大切。
おしゃれで、おいしいローリングストックレシピを、ぜひ日常的に作っていただきたいですね。
牛嶋さんによると、ローリングストックのような考え方や、災害食のレシピはもちろん、もっと簡単な投稿でもいいので、気軽にキャンペーンに参加してほしいとのこと。
試しに、grape編集部でビニール袋に関する投稿を作り、「こんなちょっとした内容でもいいの?」と尋ねてみることに!
――こんなお手軽ネタでもいい?
本当に、こういった気軽な投稿でOKです!
「私間違ってる?」とか思ってしまうかもですが、家庭のあり方やライフスタイルが多様化しているので、防災・減災の考え方や必要な備えもさまざま。正解とかないんです!
牛嶋さんから、投稿に無事OKがもらえました!
ハードルが低いと、体験やアイディアなどを投稿しやすいですね。
写真でも文章でも!キャンペーン参加方法
『#あなたの備えがみんなの備えに』キャンペーンの参加方法は大きく分けて2つ。
ライフハックや防災グッズなどを撮影した写真付きの投稿と、防災の工夫や考え方などを文章でつづったテキストメインの投稿の、どちらも受け付けています。
実際に被災した人だけでなく、『先人の知恵』を聞いたことがある人や、思い付いたちょっとした工夫を実践している人など、誰からの投稿も大歓迎とのこと!
また、自ら発信することがない人も、リツイートという形で参加できます。引用リツイートの場合もハッシュタグを付ければ大丈夫。
参加は無料で、期間中に何度ツイートやリツイートをしてもOKですよ。
こちらをクリックすると、すでにハッシュタグが入ったツイート画面が開くので簡単です。
早速、気軽にツイートしてみる!
正しい防災・減災の知識が得たい人は、『ACTION!防災・減災』特設サイトもチェック!
ほかの人たちの投稿が見られるほか、必要な防災グッズや自宅の安全なスペース、安否確認の方法、ハザードマップなどをチェックできますよ。
こちらを見て基本的な備えをしてから、投稿されたライフハックや考え方を参考にするといいかもしれませんね。
みんなで行動を起こして、災害に備える意識を高めていきましょう。
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[文・構成/grape編集部]