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自転車に乗る人は見て! 意外と簡単な「ニセモノ警官の見分け方」【青切符詐欺】

By - りょうせい  公開:  更新:

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『尋問 警察官』の写真

※写真はイメージ

りょうせい

元警察官。警察歴10年。交番勤務を経て、生活安全課にて従事。第三級陸上特殊無線技士。 行方不明事案、DV・ストーカー、子供や高齢者の安全確保など、年間300件規模の人身関連事件に対応。 聴取・初動捜査・被害者支援だけでなく、地域の防犯広報・企画にも携わる。 現在は警察で得た実務経験を生かし、XやYouTube、StandFMで「日常で使える防犯知識」を中心とした情報発信を行う。 「自分で身を守るために必要な知識」を分かりやすく届けることをミッションとしている。 …続きを読む

2026年4月1日から、自転車の交通違反に対して反則金を科す『青切符』が導入されました。

交通ルールの徹底が期待される一方、この制度を悪用した詐欺が発生しています。

「違反だから罰金を払ってください」

もし路上でそう告げられたら、あなたは見抜けるでしょうか。

本記事では、元警察官である筆者が、詐欺の手口と見分け方・被害を防ぐための対策を解説します。

青切符導入と詐欺事案の概要

『青切符』導入により、一定の違反行為については、刑事罰ではなく反則金を納付することで、手続きが完結する仕組みとなります。

こうした制度の開始に伴い、内容を十分に理解していない人を狙った詐欺が発生しているのです。

実際に報じられた事案では、自転車で走行中の男性が男に呼び止められ、「右側通行違反だから罰金3000円」と告げられました。

男は警察官を装い、その場で現金の支払いを求め、男性は指示に従って支払ってしまったといいます。

制度が始まったばかりのタイミングは、「違反=お金を払う」という認識だけが先行しやすく、細かな手続きまで理解されていないケースも少なくありません。

その隙を突いた、非常に悪質な手口といえるでしょう。

『地域の安全を守る白バイ』の写真

※写真はイメージ

警察がその場で違反金を回収しない理由

結論から言うと、警察が路上など、その場で現金を回収することはありません。

自転車の青切符を含め、交通違反の反則金は、違反者本人が納付書に基づき金融機関などを通じて納付する仕組みです。

そして、その納付先は警察官個人ではなく、警察組織でもありません。

反則金は国に納付される公的なお金であり、決められた手続きに従って処理されます。

つまり、制度の構造上、現場で警察官に現金を手渡すという流れ自体が存在しません。

元警察官の立場から見ても、「今ここで支払ってください」と現金を求める対応はあり得ないものです。

もし路上で違反を指摘され、その場での支払いを求められた場合は、この時点で詐欺を疑うべきでしょう。

制度の仕組みを正しく理解しておくことが、被害を防ぐ最大のポイントになります。

偽物と本物の見分け方と遭遇時の対策

では、実際に路上で声をかけられた場合、どのように見分ければよいのでしょうか。

まず大前提として、「その場で現金を要求された時点で、詐欺の可能性が極めて高い」と認識してください。

前述の通り、反則金は金融機関を通じて国に納付する仕組みであり、警察官に直接支払うことはありません。

その上で、見分けるポイントは以下の通りです。

・警察手帳の提示があるか。

・所属や氏名を明確に名乗るか。

・違反内容や手続きについて具体的な説明があるか。

これらを確認せず、一方的に支払いを求めてくる場合は注意が必要です。

『警察手帳を見せる』写真

※写真はイメージ

また、不審に感じた場合は、その場で支払いに応じる必要はありません。安全を確保したうえで、110番通報を行いましょう。

実在する警察官であれば問題にはなりませんし、詐欺であれば被害の未然防止につながります。

加えて、相手と距離を取る、周囲の人に助けを求めるなど、自身の安全を最優先に行動することも重要です。

まとめ

被害を防ぐために、以下のポイントを押さえておきましょう。

・違反金は警察官がその場で直接回収する仕組みではない。

・反則金は金融機関を通じて国に納付するもの。

・警察手帳や所属、氏名を必ず確認する。

・その場で現金を要求されたら詐欺を疑う。

制度が新しく導入された直後は、その仕組みに不慣れな人を狙った詐欺が発生する傾向があります。

正しい知識を持ち、冷静に対応することが、自分自身を守ることにつながるでしょう。


[文・構成/りょうせい]

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