警察官が子どもに渡す『ポジティブチケット』 画期的アイディアで犯罪が減少
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
警察官に呼び止められると、何も悪いことはしていないのにドキッとしてしまうのは、大人だけではありません。
「君、ちょっと待って!」
そんな風に声をかけられたら、あまり良い気持ちがしないのは、どうやら日本だけではないようです。
しかし、カナダのサスカチュワン州やブリティッシュコロンビア州では真逆。子どもが「我さきに!」と、警察官に声をかけられようとするそうです。
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その理由は、カナダ警察のある試みにありました。
警察を悪いことをした時にだけ必要な存在にしない
実はカナダでは、2002年から「ポジティブチケット」という取り組みが行われています。日本語で言うと「良いことをした時にもらえるチケット」といったところでしょうか。
日本では交通違反などを行った時に、渡される切符ですが、カナダでは良い行いをした時に、このチケットを渡しているのです。
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例えば…
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信号をきちんと守って渡った時
ゴミ拾いをした時、ちゃんとヘルメットを被って自転車に乗っている時などにももらえると言います。
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そして、このチケットを一定数集めると、ハンバーガーと交換できたり、映画を無料で観られたりするのです。
子どもにとっても、親にとっても、警察官にとっても、嬉しいこのアイディアを考えたのは、カナダ警察に勤務するクラッパムさん。
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ポジティブチケット発案の理由をこう話します。
「警察は怖くない」
「もっと地域の住民、特に子どもとの触れ合いが必要だと感じていた時に、このアイディアを思いつきました」
実際、この制度を導入してから地域住民と警察官のコミュニケーションが密になり、青少年の犯罪率も少しずつ減少したと言います。
現在では、国境を越え、アメリカの一部の州でも導入されているというポジティブチケット。
「ポジティブチケットを導入したからと言って、劇的に何かが変わるわけではありません」
青少年担当の警察官、ゴードさんは語ります。
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「それでもポジティブチケットは切る価値があります」
「未来のために絶対に大切なことだと信じているからです!」
警察官と地域住民がコミュニケーションをとり、互いを信頼し合って地域の子どもを育てて行く…とても理想的に見える制度。
本当に素晴らしいアイディアですね!