「泥棒が第一ターゲットにするのは…」 防犯住宅協会の助言にゾッとする
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 取材協力
- 一般社団法人 日本防犯住宅協会
仕事が忙しいなどの理由で、カーテンを閉めっぱなしにして生活してはいませんか。
もし、閉めたままにしていると、防犯上でのリスクがあるといわれています。
防犯対策講座などを行う『一般社団法人 日本防犯住宅協会』(以下、日本防犯住宅協会)に詳しく聞いてみました。
泥棒の第一ターゲットになりやすい!
日本防犯住宅協会の柴山明輝会長によると、カーテンを閉めっぱなしの状態で生活すると、このようなリスクがあるそうです。
戸建てや部屋が1階に面しているかどうかなど、住居環境にもよりますが、カーテンを閉めたままで生活すると、泥棒の第一ターゲットになりやすいです。
例えば、昼はカーテンが開き、夜は閉まるなど、家主がその家で生活していることが分かる家は、泥棒が侵入するにはリスクがあります。
また、夜にカーテンの間から部屋の明かりが漏れていると、在宅の可能性があるので、泥棒は侵入しにくくなるのだとか。
一方、カーテンを閉めっぱなしにしていると、「ずっと不在なのかもしれない」と思われ、ターゲットになる可能性が高まるそうです。
続けて、柴山会長はこのように注意喚起しています。
ターゲットにされた場合、泥棒はインターホンを押して不在かどうかを確認。家にいないと判断すると侵入してきます。
インターホンに出たなら泥棒に入られないかもしれませんが、危険なのは居留守をしたケースです。
不在だと思って泥棒が侵入してきて、鉢合わせてしまう可能性があります。
また、部屋が複数ある場合、「侵入に気付かないまま、金品が盗まれることもある」とのこと。
窓ガラスを割る音は意外と聞こえにくいので、気が付いたら盗まれた後だったということもあり得るのです。
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泥棒に狙われにくくするには…
カーテンを閉めっぱなしで生活することは、防犯上ではリスクしかない行為でしょう。
泥棒の第一ターゲットにならないためには、カーテンを開け閉めするなど、生活習慣を改善することが重要です。
柴山会長によると、特に防犯で大事なのは部屋の明かりとのことで、以下の点を意識してほしいといいます。
・帰宅が夜になる時は、外から見える部屋の明かりを一部つけておく。
・遮光カーテンは30cm程開け、暗くなった時に中の明かりが外にもれるようにする。
・家のまわりを明るくする。
特に遮光カーテンを全部閉めたままだと、昼間も留守だと判断され、ターゲットにされやすくなります。
ほかにも、ポストには鍵をかける、ポストの中に郵便物や新聞をためておかない、洗濯物は、外から見えにくいところに干すといった、生活環境を把握できないようにする工夫が重要。
万が一に備え、窓の鍵をしっかりと閉めてロックを掛けたり、補助錠を設置したりすることもポイントです。
日本防犯住宅協会のウェブサイトでは、防犯チェックや防犯診断などを行うことができます。
自宅の防犯状況が気になる人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]