芝刈りをしていて警察に通報された子どもたち 悲劇が一転 笑顔の結末に
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカでは子どもたちが長い夏休みを利用して、親の手伝いやアルバイトをしてお金を稼ぐことは珍しくありません。それはお小遣いが増えるだけでなく、貴重な社会経験にもなります。
オハイオ州に住む12歳のレジナルド(レジー)くんもこの夏、近所の家の芝刈りをする『ミスター・レジーの芝刈りサービス』をスタート。彼の兄弟姉妹や従兄弟の協力を得て、毎日太陽の下で働いています。
ある日、レジーくんがルシールさんという女性の家の芝刈りをしていたところ、突然警察がやってきます。
警察官によると、ルシールさんの隣家の住民から通報があったとのこと。その住民は「子どもたちに自分の家の芝を数十センチ刈られた」といっていたそうです。
そんなことで警察を呼ぶなんて!
ルシールさんは、この出来事についてFacebookに動画を投稿。怒りをあらわにします。
あそこに警察の車が見えるでしょう。隣人が「子どもたちに自分の家の芝生を刈られた」といって通報したのよ。
一体、誰がそんなことをする?彼らは何でもかんでも警察を呼ぶのよ!
私は本当に頭にきてるの。まったく馬鹿げてるわ!
このルシールさんの投稿は拡散され、隣人の理不尽な行動を非難する声やリジーくんを励ますコメントが相次ぎます。
海外メディア『NEWS5 Cleaveland』によると、警察がやってきたことでリジーくんはしばらく元気をなくしていたということです。しかし、彼の顔に笑顔が戻るまでにそう時間はかかりませんでした。
ルシールさんの元に、投稿を見た人たちから「リジーくんに芝刈りを頼みたい」という問い合わせが続々と寄せられたのです。
さらにルシールさんはリジーくんのために寄付金サイト『GoFundMe』でページを設立。
すると彼の事業を支援したいという人たちから次々と寄付が寄せられ、6日間で目標金額の千ドル(約11万円)をはるかに超える四万八千ドル(約528万円)が集まったのです!
やる気を取り戻したリジーくんは「電話をしてください。行きますから。時間どおりにね!」と笑顔でコメントしています。
リジーくんたちは隣家の芝生について、「まったく知らなかった」といっています。例えそれが事実でも警察を呼ぶほどのことだったのでしょうか。
大人は前向きに何かに取り組む子どもたちを応援するべきであり、彼らのやる気を失わせるようなことは決して正しいとはいえないと思います。
リジーくんには応援してくれている多くの優しい大人たちがいることを知り、自信をもって人生を歩んでいってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]