スーパーの食品廃棄禁止がフランスでスタート 一方、日本の現状は…
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
2015年フランスで、スーパーの賞味期限切れ食品の廃棄が禁止される法律が制定され、2016年2月5日から実施されています。
廃棄されるはずだった食品はフードバンク(品質に問題がない食品を生活困窮者に配給する団体)などの援助機関に回され、食料を必要とする方々に配られます。
これによって、毎年数百万人に無料の食事を提供できるようになるそうです。
大型の店舗は、売れ残り食品の受け入れを行っている団体との契約を2016年7月までに結ぶことが義務付けられました。さらに、食べられなくなった売れ残り食品については、家畜の餌や堆肥として転用する必要があります。
こうした動きはフランスだけではなく、EU全体で活発となっています。
日本の現状
一方、日本もアメリカやフランスに次ぐ世界有数の食料廃棄国です。年間約1700万トンの食料が廃棄されており、そのうち「食品ロス」は年間約500万〜800万トンにものぼります(平成22年度農林水産省調べ)。
出典:農林水産省
これは年間の日本のコメ収穫量約850万トンとほぼ同じ。本当にもったいない…
ネット上にはフランスのこの制度を賞賛するとともに、日本でもやるべきではないかとの声が多く挙がっています。
以前、大量の恵方巻きが捨てられている現状をgrapeでもお伝えしました。
売れ残った恵方巻が廃棄されている…楽しい節分の裏で広がる、悲しい現実
食べ物を捨てるということに、罪悪感を持つ方は少なくないはず。私たち一人ひとりが、より食べ物を大切にする意識を持って、日々行動していかなければいけませんね。
日本にもフードバンクが存在します。まだこういった活動があることを知らない方が多いので、ぜひ周りの方に教えてあげてくださいね。食品廃棄が少しでも減っていくよう、みんなで声を上げていきましょう。
セカンドハーベスト・ジャパン