スーパーの食品廃棄禁止がフランスでスタート 一方、日本の現状は… By - grape編集部 公開:2016-02-09 更新:2016-02-09 食料問題 Share Post LINE はてな コメント 2015年フランスで、スーパーの賞味期限切れ食品の廃棄が禁止される法律が制定され、2016年2月5日から実施されています。 廃棄されるはずだった食品はフードバンク(品質に問題がない食品を生活困窮者に配給する団体)などの援助機関に回され、食料を必要とする方々に配られます。 これによって、毎年数百万人に無料の食事を提供できるようになるそうです。 大型の店舗は、売れ残り食品の受け入れを行っている団体との契約を2016年7月までに結ぶことが義務付けられました。さらに、食べられなくなった売れ残り食品については、家畜の餌や堆肥として転用する必要があります。 こうした動きはフランスだけではなく、EU全体で活発となっています。 日本の現状 一方、日本もアメリカやフランスに次ぐ世界有数の食料廃棄国です。年間約1700万トンの食料が廃棄されており、そのうち「食品ロス」は年間約500万〜800万トンにものぼります(平成22年度農林水産省調べ)。 出典:農林水産省 これは年間の日本のコメ収穫量約850万トンとほぼ同じ。本当にもったいない… ネット上にはフランスのこの制度を賞賛するとともに、日本でもやるべきではないかとの声が多く挙がっています。 ぜひ、日本でも禁止にしてほしい! お店は測り売りやバラ売りをもっとしたほうが良いのでは。少しでも捨てることを減らしたい。 日本は食べものを粗末しない国なのに、そんなに廃棄しているなんて信じられない。 フランスはやった。次は日本だ。政府が、国がという前に、まず自分にできることをやるべき。 以前、大量の恵方巻きが捨てられている現状をgrapeでもお伝えしました。 売れ残った恵方巻が廃棄されている…楽しい節分の裏で広がる、悲しい現実 食べ物を捨てるということに、罪悪感を持つ方は少なくないはず。私たち一人ひとりが、より食べ物を大切にする意識を持って、日々行動していかなければいけませんね。 日本にもフードバンクが存在します。まだこういった活動があることを知らない方が多いので、ぜひ周りの方に教えてあげてくださいね。食品廃棄が少しでも減っていくよう、みんなで声を上げていきましょう。 セカンドハーベスト・ジャパン 「素手で触らないで」 道端でよく見るオレンジの花は…「知らなかった」「気を付ける」春になると道端でよく見る、オレンジの花を咲かせるナガミヒナゲシ。実は注意するべき点があると知っていますか? 自治体「見かけても絶対に触らないで」 よく見る花の危険に「危なかった」「実家の庭にあるわ…」公園や道でよく見るきれいな花。あまり知られていない危険性とは…? 出典 農林水産省/セカンドハーベスト・ジャパン Share Post LINE はてな コメント
2015年フランスで、スーパーの賞味期限切れ食品の廃棄が禁止される法律が制定され、2016年2月5日から実施されています。
廃棄されるはずだった食品はフードバンク(品質に問題がない食品を生活困窮者に配給する団体)などの援助機関に回され、食料を必要とする方々に配られます。
これによって、毎年数百万人に無料の食事を提供できるようになるそうです。
大型の店舗は、売れ残り食品の受け入れを行っている団体との契約を2016年7月までに結ぶことが義務付けられました。さらに、食べられなくなった売れ残り食品については、家畜の餌や堆肥として転用する必要があります。
こうした動きはフランスだけではなく、EU全体で活発となっています。
日本の現状
一方、日本もアメリカやフランスに次ぐ世界有数の食料廃棄国です。年間約1700万トンの食料が廃棄されており、そのうち「食品ロス」は年間約500万〜800万トンにものぼります(平成22年度農林水産省調べ)。
出典:農林水産省
これは年間の日本のコメ収穫量約850万トンとほぼ同じ。本当にもったいない…
ネット上にはフランスのこの制度を賞賛するとともに、日本でもやるべきではないかとの声が多く挙がっています。
以前、大量の恵方巻きが捨てられている現状をgrapeでもお伝えしました。
売れ残った恵方巻が廃棄されている…楽しい節分の裏で広がる、悲しい現実
食べ物を捨てるということに、罪悪感を持つ方は少なくないはず。私たち一人ひとりが、より食べ物を大切にする意識を持って、日々行動していかなければいけませんね。
日本にもフードバンクが存在します。まだこういった活動があることを知らない方が多いので、ぜひ周りの方に教えてあげてくださいね。食品廃棄が少しでも減っていくよう、みんなで声を上げていきましょう。
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