茹でたホウレンソウを保存する方法に「これは便利」「早速やる!」 提供:味の素株式会社 By - grape編集部 公開:2023-11-13 更新:2023-11-20 SDGsインタビュー動画調味料食品ロス食料問題 Share Post LINE はてな 食材を買いすぎて期限内に食べきれなかったり、料理を作りすぎたりして、やむなく廃棄してしまったことはないでしょうか。 限りある食資源を無駄にしないためにも、各家庭で意識や工夫をすることが大切です。 これからの時期に旬を迎える、ホウレンソウをおいしく長期保存するちょっとしたテクニックをご紹介します! 茹でたホウレンソウを…?使いやすくて便利な保存法 使うのは、ホウレンソウと製氷皿! 茹でたホウレンソウを、お好みの大きさに切り、製氷皿に移して冷凍保存するだけです! 製氷皿で小分けすることにより、必要な時に使いたい量だけを使うことができます。 味噌汁の具に、一品足したい時などにぴったりですね! この方法は、過去に味の素グループが開催した『「AJINOMOTO PARK」おうちの食材使い切りホンネ大募集キャンペーン』に寄せられたアイディアの1つ。 フードロス問題に取り組む味の素グループでは、余りがちな食材を効率よく使う方法などを、私たち消費者に向けて積極的に発信しています。 また、製品の原材料となる農作物を無駄なく生かし切るなど、多方面での取り組みを行っている味の素グループ。 どのような想いでフードロス問題に取り組み、どのような活動をしているのでしょうか。 フジサンケイグループのgrapeと、FNNプライムオンラインは、共同で取材を行い、味の素グループのサステナビリティ推進部でフードロス問題を統括している遠藤清佳(えんどう・さやか)さんにお話をうかがいました。 ナビゲーターは、フジ・メディア・ホールディングス、サステナビリティ推進室の木幡美子(こばた・よしこ)さんです。 写真左から木幡美子さん、遠藤清佳さん 木幡さん 味の素グループは、なぜフードロスに取り組んでいるのでしょうか。 遠藤さん 理由は大きく2つあります。1つ目は、当社が事業をしっかり継続していくために必須であるということです。 当社の事業は安定した食資源と、豊かな地球環境の上に成り立っています。『うま味』の正体は、『グルタミン酸』というアミノ酸で、うま味調味料『味の素®』の原料はサトウキビ、キャッサバ、トウモロコシといった農作物です。当社の製品には農作物を原料にしているものが多くありますが、原料がなければ製品は作れません。事業を継続していくためにも、限りある食資源を効率的に循環させて使っていくことが重要だと考えています。 木幡さん それがあって初めて事業が継続できるということで、重きを置かれているわけですね。 遠藤さん はい。もう1点は強靭で持続可能な『フードシステム』を構築するために必要であると考えているためです。フードロスというのは、飢餓や食の不均衡という問題だけではなく、過剰生産や過剰消費によって温室効果ガス(GHG)の排出、水資源、生物多様性、生産現場での人権問題など、多くの社会課題や環境問題につながっていますので、食品会社がフードロス問題に取り組むことは、非常に意義があることだと思っています。 木幡さん フードロスの削減について、具体的にはどのような取り組みをされているのですか? 遠藤さん 生産や加工の段階である『川上』から、小売りや消費の段階である『川下』まで、バリューチェーン全体でさまざまな取り組みをすすめていますが、代表的な取り組みとしては『バイオサイクル』があります。例えば『味の素®』の生産工程で出る副生物を、原料となるサトウキビなどの肥料として使い、食資源を循環させる取り組みです。 ほかには『ほんだし®』の原料となるカツオ、『クノール® カップスープ』の原料となるトウモロコシ。これを余すことなく使い切る、生かし切るというような取り組みを行っています。 木幡さん 私たちの生活には欠かせないような商品ばかりですね!例えば『ほんだし®』の原料使い切りとはどういうものなのですか? 遠藤さん 『ほんだし®』も『味の素®』と並び、グローバルに展開する当社の主力商品です。カツオを原料としているのですが、カツオ節を作るために使われる部位は全体の2割だといわれています。 つまり、頭、内臓、骨など、残りの8割は副生物ということになります。そのうちの多くは、産業廃棄物として処分されていたのですが、1997年に『カツオを丸ごと有効利用する』というミッションを掲げた会社である『㈱かつお技術研究所』が設立されました。 木幡さん 会社まで設立されたんですね! 遠藤さん はい。同社では、カツオの頭と内臓は発酵させて魚醤に、煮汁はより濃縮して調味料製品の原料に、中骨は『毎日カルシウム・ほんだし®』のカルシウム成分として利用するなどしています。 副生物も『もったいないから捨てない』ではなく『価値があるから捨てない』という方針のもと、取り組んでいます。 木幡さん 御社のパーパスに込められた想いを聞かせてください。 遠藤さん 従来、当社のパーパスは『アミノ酸のはたらきで食と健康の課題解決』だったのですが、このたび『アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する』に進化しました。 日本ではサステナビリティというと『環境だけ』というイメージが強いのですが、『人権・栄養・環境』の3つはサステナビリティの構成要素になります。この3つのWell-beingを目指すということは、SDGsの実現そのものだという風に考えています。 木幡さん 食と生活は密接に関係していると思うので、人々の笑顔にもつながっていきそうですね。 最後に今後の展望をお聞かせいただけますか? 遠藤さん サステナビリティというのは我慢することではなくて、みんなが豊かで満たされた生活を安心して送れるようにすることだと思っています。 これまで、先人たちや当社が培ってきた技術や叡智を生かして、味の素グループだからできることで貢献していきたいと考えています。 100年以上に渡り、食品を扱っている味の素グループ。 企業のパーパスを変更したことからも、フードロスの問題について、より深く向き合っていることが分かりました。 『味の素®』はもちろん、『ほんだし®』『クノール® カップスープ』など、私たちが普段、何気なく購入し、口にしている食品にもさまざまな想いが込められているのですね。 企業のフードロスへの取り組みを知り、商品を選択していくことは、私たちが日々の暮らしの中でできるサステナブル活動の1つです。 まずは、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。 味の素グループのエコへの取り組みはこちらから! FNNプライムオンラインの記事はこちらから! [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
食材を買いすぎて期限内に食べきれなかったり、料理を作りすぎたりして、やむなく廃棄してしまったことはないでしょうか。
限りある食資源を無駄にしないためにも、各家庭で意識や工夫をすることが大切です。
これからの時期に旬を迎える、ホウレンソウをおいしく長期保存するちょっとしたテクニックをご紹介します!
茹でたホウレンソウを…?使いやすくて便利な保存法
使うのは、ホウレンソウと製氷皿!
茹でたホウレンソウを、お好みの大きさに切り、製氷皿に移して冷凍保存するだけです!
製氷皿で小分けすることにより、必要な時に使いたい量だけを使うことができます。
味噌汁の具に、一品足したい時などにぴったりですね!
この方法は、過去に味の素グループが開催した『「AJINOMOTO PARK」おうちの食材使い切りホンネ大募集キャンペーン』に寄せられたアイディアの1つ。
フードロス問題に取り組む味の素グループでは、余りがちな食材を効率よく使う方法などを、私たち消費者に向けて積極的に発信しています。
また、製品の原材料となる農作物を無駄なく生かし切るなど、多方面での取り組みを行っている味の素グループ。
どのような想いでフードロス問題に取り組み、どのような活動をしているのでしょうか。
フジサンケイグループのgrapeと、FNNプライムオンラインは、共同で取材を行い、味の素グループのサステナビリティ推進部でフードロス問題を統括している遠藤清佳(えんどう・さやか)さんにお話をうかがいました。
ナビゲーターは、フジ・メディア・ホールディングス、サステナビリティ推進室の木幡美子(こばた・よしこ)さんです。
写真左から木幡美子さん、遠藤清佳さん
味の素グループは、なぜフードロスに取り組んでいるのでしょうか。
理由は大きく2つあります。1つ目は、当社が事業をしっかり継続していくために必須であるということです。
当社の事業は安定した食資源と、豊かな地球環境の上に成り立っています。『うま味』の正体は、『グルタミン酸』というアミノ酸で、うま味調味料『味の素®』の原料はサトウキビ、キャッサバ、トウモロコシといった農作物です。当社の製品には農作物を原料にしているものが多くありますが、原料がなければ製品は作れません。事業を継続していくためにも、限りある食資源を効率的に循環させて使っていくことが重要だと考えています。
それがあって初めて事業が継続できるということで、重きを置かれているわけですね。
はい。もう1点は強靭で持続可能な『フードシステム』を構築するために必要であると考えているためです。
フードロスというのは、飢餓や食の不均衡という問題だけではなく、過剰生産や過剰消費によって温室効果ガス(GHG)の排出、水資源、生物多様性、生産現場での人権問題など、多くの社会課題や環境問題につながっていますので、食品会社がフードロス問題に取り組むことは、非常に意義があることだと思っています。
フードロスの削減について、具体的にはどのような取り組みをされているのですか?
生産や加工の段階である『川上』から、小売りや消費の段階である『川下』まで、バリューチェーン全体でさまざまな取り組みをすすめていますが、代表的な取り組みとしては『バイオサイクル』があります。例えば『味の素®』の生産工程で出る副生物を、原料となるサトウキビなどの肥料として使い、食資源を循環させる取り組みです。
ほかには『ほんだし®』の原料となるカツオ、『クノール® カップスープ』の原料となるトウモロコシ。これを余すことなく使い切る、生かし切るというような取り組みを行っています。
私たちの生活には欠かせないような商品ばかりですね!例えば『ほんだし®』の原料使い切りとはどういうものなのですか?
『ほんだし®』も『味の素®』と並び、グローバルに展開する当社の主力商品です。カツオを原料としているのですが、カツオ節を作るために使われる部位は全体の2割だといわれています。 つまり、頭、内臓、骨など、残りの8割は副生物ということになります。
そのうちの多くは、産業廃棄物として処分されていたのですが、1997年に『カツオを丸ごと有効利用する』というミッションを掲げた会社である『㈱かつお技術研究所』が設立されました。
会社まで設立されたんですね!
はい。同社では、カツオの頭と内臓は発酵させて魚醤に、煮汁はより濃縮して調味料製品の原料に、中骨は『毎日カルシウム・ほんだし®』のカルシウム成分として利用するなどしています。
副生物も『もったいないから捨てない』ではなく『価値があるから捨てない』という方針のもと、取り組んでいます。
御社のパーパスに込められた想いを聞かせてください。
従来、当社のパーパスは『アミノ酸のはたらきで食と健康の課題解決』だったのですが、このたび『アミノサイエンス®で、人・社会・地球のWell-beingに貢献する』に進化しました。
日本ではサステナビリティというと『環境だけ』というイメージが強いのですが、『人権・栄養・環境』の3つはサステナビリティの構成要素になります。この3つのWell-beingを目指すということは、SDGsの実現そのものだという風に考えています。
食と生活は密接に関係していると思うので、人々の笑顔にもつながっていきそうですね。 最後に今後の展望をお聞かせいただけますか?
サステナビリティというのは我慢することではなくて、みんなが豊かで満たされた生活を安心して送れるようにすることだと思っています。
これまで、先人たちや当社が培ってきた技術や叡智を生かして、味の素グループだからできることで貢献していきたいと考えています。
100年以上に渡り、食品を扱っている味の素グループ。
企業のパーパスを変更したことからも、フードロスの問題について、より深く向き合っていることが分かりました。
『味の素®』はもちろん、『ほんだし®』『クノール® カップスープ』など、私たちが普段、何気なく購入し、口にしている食品にもさまざまな想いが込められているのですね。
企業のフードロスへの取り組みを知り、商品を選択していくことは、私たちが日々の暮らしの中でできるサステナブル活動の1つです。
まずは、できることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
味の素グループのエコへの取り組みはこちらから!
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[文・構成/grape編集部]