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13年かけて開発された『お米』 実際に食べてみると…?

By - grape編集部  公開:  更新:

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古くから日本のソウルフードとして愛されているお米。

今日も多くの家庭で、主食として食卓に並んでいることでしょう。

2児の母親である、イラストレーターのモチダちひろさん一家も、全員お米が大好き。

地元だけでなく、さまざまな地域のお米を食しているといいます。

そんな時、『あるお米』の情報を手に入れて…。

JA清書
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JA清書
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JA清書

千葉県のオリジナル米『粒すけ』の情報を聞き、同県を訪れたモチダさん。

試食してみたところ、粒が大きく弾力があり、しっかりと食感を楽しめることに驚きます。

噛むほどに甘味を感じられ、どんな料理にも合うという『粒すけ』。お米が大好きなモチダさんも大満足だったようです!

『粒すけ』とは?

『粒すけ』は2020年に千葉県で誕生した新品種。

従来、千葉県で育てられていた『コシヒカリ』『ふさおとめ』『ふさこがね』に続く第4の品種です。

約13年の年月をかけて研究と開発を繰り返した結果、つやがあり、炊き上がりの香りや味もよく、いろいろな料理にマッチするお米となったといいます。

千葉県のマスコットキャラクター『チーバくん』がデザインされたパッケージも、特徴的でかわいらしいですね!

粒すけ

『粒すけ』を育ててみたら…

また、『粒すけ』は私たち消費者だけでなく、生産者にとっても嬉しいお米なのだとか。

生産者の1人である農家の方に、その理由をうかがいました。

JA全農ちば

――『粒すけ』を育ててみてどうだった?

『粒すけ』の収穫のタイミングは、『ふさこがね』と『コシヒカリ』の後くらいです。

刈る時期が被らないので、作業の効率がいいんですよ。

『粒すけ』ができたことで収穫量は上がりましたし、作業性がいいのは生産者にとってはありがたいです。

JA全農ちば

――今年の『粒すけ』を食べた感想は?

粒が大きいから、炊くとしっかりと食感のあるご飯になります。

食べれば大きさを感じることができると思いますよ。

『粒すけ』に限った話じゃないかもしれないけど、やっぱり新米はおいしいですよね。

JA全農ちば

――『粒すけ』の評判は?

2022年くらいから県内では話題になってきて、「『粒すけ』は作ってないの?」と聞かれるようにもなりました。

まだまだこれからのお米ですが、今後増えてくればいいなと思っています。

来年も作りますよ!

――米作りで苦労したことは?

千葉県は台風の通り道になりやすいので、水はけが悪いところの稲は手で刈ったこともあります。あれは体勢がキツくて大変なんですよね…。

また、近年では機械を運転するための燃料や、お米の生産に必要な肥料、農薬などの資材高騰が続き、農家にとって苦しい環境になりました。

そのような苦しい環境でもできることを考えてお米作りに向き合っています。少しでも農家の状況を知ってもらうことができれば嬉しいです。

JA全農ちば

『粒すけ』は茎が短いぶん、倒れにくいといいます。

悪天候や稲の病気にも強いため、作りやすく、毎年の収穫量が安定しているのだとか。

『粒すけ』という名前には「自分の子供のように愛着をもってもらいたい」という思いが込められているのだそうです。

今回の取材を通して、『粒すけ』の誕生秘話から、米作りの苦労まで、たくさんのことが分かりました。

農家のみなさんが努力して作っているお米をたくさん食べて応援したいですね。


[文・構成/grape編集部]

モチダさんアイコン

モチダ ちひろ

イラストレーター。2児の母親であり、笑えて癒される育児をつづったコミックエッセイは、多くの母親、父親からの共感を呼び、2023年12月現在、Instagramのフォロワーは20万人以上。livedoor公式ブロガーとしても活動している。

ブログ:ちひろのスキブログ ~主婦の日常マンガ~
X(Twitter):@chitti_design Instagram:chitti_design

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