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『特徴』の正しい意味とは?『特長』との違いや例文についても解説

By - COLLY  公開:  更新:

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あるものの様子や使い方などを表す際に、『特徴』という言葉を使う人は多いでしょう。

日常生活やビジネスシーンなどで多用される言葉ですが、この言葉の正しい意味をご存じですか。

読み方が同じ『特長』という言葉もありますが、中には『特徴』と混同してしまっている人もいるかもしれません。

そこで、本記事では『特徴』の意味やいい換え表現などについて解説します。使用例を参考にしながら、適切な表現を使いましょう。

『特徴』とは

女友達とランチ中にスマホを見て笑う女性の画像

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『特徴』は、ほかのものや人と比べて飛び抜けていたり、目を引いたりするさまを意味する言葉です。

突出しているものは必ずしも優れている必要はなく、欠点になり得る部分も含め、総じて目立っている様子を表しています。

対象は幅広く、見聞きできる感覚的なものから、物事の考え方などの概念的なものまで、実に多彩。

『特徴』があることによって、物事を明確に判断する助けになるなど、人の行動にも影響を与えるでしょう。

『特徴』の英語表現

『特徴』を表す英語表現として、『characteristic』や『feature』といった単語があります。

『characteristic』は人の内面にある特有の性質など、外見からは判断できない物事について表す言葉です。

一方、『feature』は表面的で目に見える物事について表現する場合などに活用されます。

どちらも『特徴』と訳すことができますが、ニュアンスが微妙に異なるため『特徴』という言葉の対象に合わせて使い分けるとよいでしょう。

『特徴』を使った例文

『特徴』という言葉は、どのような場合に使われるのでしょうか。

ここからは日常会話とビジネスシーンの2つに合わせて、例文をいくつか紹介します。

まずは、日常会話で使われる『特徴』という言葉について見ていきましょう。例文はこちら。

【日常会話で使われる『特徴』の例文】

  • クラスメイトがカラフルな学習ノートを作る一方で、私の娘は黒のボールペンのみを使い、シンプルで特徴のあるノートを作っている。
  • 友人の声は特徴的で、遠くから声が聞こえてくるだけで、誰が話しているのかが分かる。
  • 彼の服装は、よくも悪くも個性的で特徴がある。
  • 田舎にある父の実家の外壁は特徴的で、目印のような役割を果たしている。

このほか、日用品について話したり、レシピについて解説したりする時など、人や暮らしにまつわる文章に多く使用されるでしょう。

続いては、ビジネスシーンでの使用例はこのようなものがあります。

【ビジネスシーンで使われる『特徴』の例文】

  • このたび弊社で新たに販売する製品は、従来とは異なる特徴的な性能を備えています。
  • 本日の合同会議は非常に有意義な時間を共有し、特徴のある斬新な企画が提示されたことを大変嬉しく存じます。
  • 弊社が所有する店舗は、各店舗ごとに特徴がありお客様にも親しまれております。
  • 弊社は創業以来、社員一人ひとりの特徴を重視し、適材適所で人材育成に努めてまいりました。

ビジネスシーンでは、商品やサービスなどについて説明する際のように、ものに関して使用する傾向にあります。

『特長』との意味の違い

『特徴』と同じ読み方をする言葉に『特長』があります。

よい部分も悪い部分も含めて際立っていることを意味する『特徴』に対し、『特長』はほかよりも優れていることのみを意味しています。

『特長』の英語表現

英語表現における『特長』は、『strong point』や『merit』といった言葉を用いることが可能です。

『strong point』は対象が備えている特定の強みなどを、『merit』は特定の行動について、一定範囲における価値や勝る点などをそれぞれ表します。

行動や選択など、すでに持ち合わせている内面的な部分を評価する際は『strong point』『merit』などの言葉を使うとよいでしょう。

『特長』を使った例文

『特長』はどのように使われるのか、例文をいくつかご紹介します。使用例は、以下を参考にしてみてください。

  • 地元で収穫された有機野菜の特長を生かして、自然派レストランを開業する予定です。
  • 彼を成功に導いた最大の特長は、実行に移すまでのスピード感だ。
  • 今回のプレゼンでは、スタッフ全員の特長を生かした独自の企画を提案した。
  • 私の愛読書は、何度読んでも新たな発見があることが特長です。

あるものの優れている点を強調して説明したい時は、『特長』を意識して使うとよいでしょう。

『特徴』の言い換え表現と例文

オフィスでスマホを持つビジネスウーマンの画像

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『特徴』という言葉をいい換えたい時は、どのような表現をすればよいのでしょうか。

以下では『特色』『特性』という2つの言葉を紹介します。例文を参考にしながら活用してみましょう。

『特色』

『特色』とは、ほかと比べて相違するものがあったり、何かが突出していたりする様子を表す言葉です。

使用例として、以下のような文章が挙げられます。

  • 私が住んでいるマンションの特色は、住民とのコミュニケーションを重視した催しものがあることです。
  • 就職面接で合格するためには、ほかの学生と比べて、資格や経験などの特色があるとよい。
  • 友人は、子供が生まれたことをきっかけに、子育て世代を重視した政策が特色となっている◯◯市への移住を決めた。
  • このテレビ番組の特色は、編集がほとんどなく、まるで生放送のように見えることです。

『特性』

ほかに『特徴』をいい換えることができる表現としては『特性』も挙げられるでしょう。

『特性』とは、ある特定の事柄に備えられているものを指す言葉で、以下のように活用されます。

  • 素材となる生地の特性を生かし、年齢問わずに楽しめる新たな製品を開発した。
  • 農薬に頼らない野菜作りをするために、植物の特性を生かして害虫駆除対策をしている。
  • 地域の特性を生かして、街の活性化につながるイベントを開催した。
  • 新たなレシピは、季節ごとの食材の特性を考えて考案されたものだ。

『特徴』を使った用語例

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最後に、『特徴』という言葉が使われている専門用語を見ていきましょう。

以下では『特徴量』『特徴度』の2つをピックアップし、それぞれ詳しく解説します。

どちらも日常生活にはあまり馴染みのない言葉ですが、参考までにご覧ください。

『特徴量』

『特徴量』とは、機械学習において重要となる変数のことを指します。

AI(人工知能)の一部に含まれる機械学習は、ある情報のパターンやルールを見つけることがベースになっているため、どのような『特徴量』を選ぶかが重要です。

機械学習の精度を高めるにあたって、正確な『特徴量』の抽出は重要な要素とされています。

『特徴度』

『特徴度』は、特定のキーワードが持つ特徴がどのようなものかを表すための指標です。

主に年齢や性別、地域などの属性に分けて抽出されるため、『特徴度』を通して、特定の対象に最適なキーワードを知ることができるでしょう。

『特徴』を正しく使いこなそう

『特徴』は、ほかの事柄と比べて際立っているさまを表している言葉です。優れていても欠けていても、どちらでも構いません。

一方、同じ読み方をする『特長』は優れている様子や性質などを表します。日常生活でもビジネスシーンでも多用される言葉のため、混同してしまっていた人もいるかと思います。

『特徴』と『特長』の違いを理解し、シチュエーションに合わせて適切に使いましょう。場合によっては、いい換え表現を使ってみるとよさそうです。


[文・構成/grape編集部]

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