墨汁の正しい捨て方とは?習字道具の片付け方法もご紹介
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習字で使った後の墨汁に「これってどうやって捨てればよいのだろう」と悩んだ人も多いはず。つい水道に流してしまいがちですが、排水管の詰まりや汚れの原因になることもあるため、注意が必要です。
本記事では、墨汁の正しい捨て方や、墨汁がついた道具の片付け方を解説します。さらに、墨汁が服についた場合の対処法についてもまとめました。
いざという時に慌てないよう、正しい片付け方を知っておきましょう。
墨汁は基本的に『可燃ゴミ』で処分する
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墨汁は液体ではありますが、『可燃ゴミ』として処分することが推奨されています。実際に、多くの自治体では『可燃ゴミ』として扱われているようです。
しかし、よくある間違いが、使い終わった墨汁をそのまま排水口に流してしまうケース。一見手軽な方法に思えますが、これは適切な捨て方ではないため、避けるようにしましょう。
墨汁の一般的な捨て方を下記にまとめました。
墨汁を吸わせてそのまま捨てられるため、手間もかかりません。書き損じた半紙を使えば、再利用にもなりおすすめです。
墨汁を水道に流すと詰まりの原因になることも
墨汁は液体であるため、つい「水道に流しても問題ないのでは」と思ってしまいがちですが、実は詰まりや汚れといったトラブルにつながる可能性があります。
例えば、排水管の内部に汚れが付着しやすくなったり、髪の毛などと絡んで流れが悪くなったりするケースが考えられるでしょう。
実際にあったといわれる水道修理の事例では、洗面台の排水管が詰まった原因が『墨汁を頻繁に流していたこと』だったそうです。墨汁と髪の毛が絡まり、ヘドロのような状態になっていたといいます。
また、墨汁はシンクや周囲を汚してしまうことも多く、着色汚れがなかなか落ちない場合もあるかもしれません。こうしたトラブルを避けるためにも、墨汁をそのまま水道に流すのは避けたほうがよいでしょう。
墨汁がついた道具の洗い方
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続いては墨汁がついた道具の洗い方について解説します。
大筆、小筆、硯では、それぞれ適した洗い方や注意点が異なるため、道具ごとに丁寧に扱いましょう。
大筆の場合
習字を終えた後の大筆は、墨汁をしっかり洗い落としましょう。具体的な手順は下記の通りです。
なお、筆を購入した際に付いてくるキャップは、未使用時の毛を保護するためのものであり、使用後の筆にかぶせる必要はありません。
小筆の場合
小筆の場合は、大筆と洗い方が異なります。
小筆は大筆と異なり、基本的に水洗いの必要はありません。
小筆の毛の根元は糊で固められており、毛先で細かい文字が書きやすくなっています。水で洗うと糊で固まっている部分がほぐれて毛先がばらけてしまうため、細い線を書くことが難しくなってしまうのです。
そのため、小筆は上記の手順通り水洗いは避け、毛先の墨汁をやさしく拭って毛先を整えるのみにとどめましょう。
硯(すずり)の場合
硯に墨汁が残ったままだと、次に使う墨汁と混ざり、色味や濃さに影響が出る可能性があります。
下記の手順で丁寧に墨を洗い落としましょう。
もし墨汁が乾いて固まってしまっている場合は、ぬるま湯にしばらく浸けておくと、落としやすくなります。
墨汁の期限切れに注意
「まだ使えるかも」と思って長く保管している墨汁、実はもう使用期限をすぎているかもしれません。
墨汁には使用期限があるといわれており、種類によって期限の長さは異なります。一般的な墨汁は、未開封であれば2〜3年程度やそれ以下が目安とされ、合成樹脂を使用したタイプでは5年ほど使えるものもあるようです。
ただし、これはあくまで未開封の場合の話。開封後の墨汁は、空気に触れることで徐々に成分が劣化していくため、できるだけ早く使い切ることが大切です。
目安としては、開封から1年以内に使い切るのが望ましいとされており、期限がすぎた墨汁は処分することを検討しましょう。
墨汁が服についた場合の対処法
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墨汁を使っていると、うっかり服につけてしまうことがあるかもしれません。ここでは、そんな時に役立つ対処法をご紹介します。
まず試してほしいのが、台所用洗剤を使った手洗いです。洗剤を水で少し薄めてから、汚れた部分を優しくもみ洗いしましょう。すぐに対応すればするほど、落ちやすくなるといわれています。
また、固形石けんを使うのもおすすめです。たっぷりと泡を立て、丁寧にこすり洗いをした後、しっかりとすすいでから通常通り洗濯してください。
もしそれでも落ちにくい場合は、歯磨き粉を使う方法もあります。歯ブラシに少量の歯磨き粉をつけて、やさしくこすってみましょう。
ただし、歯磨き粉には研磨剤が含まれているものもあるため、素材によっては生地を傷めてしまうおそれがあります。心配な場合は、まずは目立たない部分で試してから使ってみてください。
それでも汚れが落ちない場合は、クリーニング店に相談しましょう。
墨汁は紙や布に吸わせてから『可燃ゴミ』へ
墨汁は水道に流して処分するのではなく、新聞紙や半紙、不要な布に吸わせてから『可燃ゴミ』として出すのが一般的な捨て方です。
排水口の詰まりや汚れを防ぐうえでも、この方法が安全かつ衛生的といえるでしょう。
また、墨汁がついた筆や硯などの道具は、それぞれに合った手入れを行うことで長持ちし、次に使う時も書き心地がよい状態を保ちやすくなります。
もし古くなった墨汁が残っている場合は、使用期限の目安を参考にして処分を検討しましょう。
[文・構成/grape編集部]