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モルトパウダーの代用品4選!モルトシロップとの違いも解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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モルトパウダーの代用品4選!モルトシロップとの違いも解説

※写真はイメージ

フランスパンなど、ハード系のパンを作りたい時にモルトパウダーが手元になくて困っていませんか。

「身近な材料で代用できないか知りたい」と、代用品を探している人もいるでしょう。

本記事では、モルトパウダーの代用品4選を紹介し、モルトパウダーの効果やモルトシロップとの違いを解説します。モルトパウダーを使わずにおいしいハード系のパンを作りたい人は、ぜひ参考にしてください。

モルトパウダーとは

モルトパウダーとは何?

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モルトパウダーとは、発芽させた大麦を乾燥させて粉末状にしたものです。フランスパンのようなハードパンや、糖分をあまり加えないパンなどを作る際に添加する材料として使われます。

使い方は、生地を練る時に小麦粉に直接混ぜます。分量は小麦粉に対する割合で決まるようですが、商品やパンによって異なるため、使用方法を確認して使いましょう。

モルトパウダーの効果

モルトパウダーの効果

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パン作りにモルトパウダーを使うと、次のような効果が期待できるようです。

発酵が円滑に進む

モルトパウダーを入れると円滑な発酵が期待できるといわれています。

砂糖を加えないパンは、イースト菌の発酵をうながす栄養源が不足しがちなのだとか。それを補う意味で、モルトパウダーを加えて麦芽糖を生成させているようです。

糖分を加えないパン生地では、麦芽糖が酵母の栄養源となり、生地の発酵を安定させる役割があるとされています。

焼き色と風味がよくなる

砂糖を加えないパンでは、モルトパウダーを加えると焼き色や風味がよくなるようです。

本来、砂糖を含むパンの場合、糖分によってきれいな焼き色がつくのだとか。

砂糖を加えないパンは焼き色が付きにくいとされるため、モルトパウダーを加えて麦芽糖の力を借りることで、こんがりときれいな焼き色がつくとされています。

生地の伸びがよくなる

モルトパウダーを加えると、生地の伸びがよくなるそうです。

モルトパウダーに含まれるとされている『プロテアーゼ』の働きにより、グルテンの柔軟性や伸縮性が増すといわれています。この作用により、砂糖がなくてもパンが膨らみやすくなるそうです。

モルトパウダーとモルトシロップの違い

モルトパウダーとモルトシロップの違い

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モルトパウダーとモルトシロップの違いは形状。粉末のモルトパウダーに対して、モルトシロップは麦芽糖の濃縮液のため液状です。水飴のようにドロッとしています。

モルトパウダーは小麦粉に混ぜて使用することが多いですが、モルトシロップは水に溶かして使用するそうです。

分量は小麦粉に対する割合で決まりますが、モルトパウダーは0.1〜0.3%、モルトシロップは0.3〜0.5%と若干モルトシロップのほうが割合が大きくなるとされています。自分で作る際は、分量に注意しましょう。

モルトパウダーとモルトシロップはどちらがよいということはありません。使いやすいほうを選ぶとよいでしょう。

モルトパウダーの代用品4選

モルトパウダーの代用品4選

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ハード系のパン作りに欠かせないモルトパウダー。発酵をうながす効果があるため、代用品を選ぶ際も同じような効果が期待できるものを選ぶのがおすすめです。

本記事では、ほぼ同じ成分であるモルトシロップを除いたモルトパウダーの代用品を4つご紹介します。

1.麹、塩麹

麹、塩麹は、米や麦を発酵させたもののため、モルトパウダーと同じような働きが期待できるとされています。

ただし、発酵の度合いや温度などにより酸味が強くなる可能性があるため、注意が必要です。

2.砂糖

そもそも砂糖を加えないパンにモルトパウダーを使用するため、砂糖を入れることで代用できるとされています。焼き色の改善が期待できるでしょう。

ただし、風味は少々劣るかもしれません。

3.ビール

パンを練る時に使う『水』の代わりにビールを使用することで、モルトパウダーと同様の効果が期待できるようです。

この場合『麦芽100%』『麦芽、ホップ100%』のビールを選ぶようにしましょう。

パンを焼いている間にアルコール成分は飛んでしまうので、アルコールが残る心配はないといわれていますが、アルコールが苦手な人や気になる人は、使用を避けるのが無難です。

4.準強力粉

通常、パンは強力粉を主な材料として作られるようですが、代わりに準強力粉を主材料とすることで、モルトパウダーを使った時の焼き上がりに近付けられるといわれています。

準強力粉とは、強力粉よりタンパク質量が少ないとされる小麦粉で、グルテンの形成をほどよく抑えて、生地のつながりを緩やかにする働きがあるようです。

外はカリッと、中はもっちりとした食感を好むフランスパンに適しているといわれています。

中には、モルトパウダーが含まれている準強力粉もあり、ハード系のパンを作る時には使い勝手がよいかもしれません。

ただし、さまざまなパンを作る場合は、一般的な強力粉のほうが便利な可能性もあります。準強力粉の成分表をよく確認して、自分が作るパンに適したものを選びましょう。

モルトパウダーの代用品に関するよくある疑問

モルトパウダーの代用品に関するよくある疑問

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モルトパウダーの代用品に関するよくある疑問と回答をまとめました。多くの人が疑問に思う内容に目を通すことで理解が深まる可能性があります。ぜひ参考にしてください。

Q.モルトパウダーなしでもパンを作れる?

モルトパウダーがなくても、パンを作ることは可能なようです。

しかし、モルトパウダーを使うとカリッとした食感の生地になるとされているため、使用の有無で焼き上がりのイメージが異なる可能性があります。

本記事で紹介した代用品を活用することで、モルトパウダー使用時の仕上がりに近づけられるかもしれません。ぜひ試してみてください。

Q.モルトパウダーを使う時の注意点はある?

モルトパウダーは、グルテンの柔軟性が増す働きが期待できるため、入れすぎると生地が柔らかくなり、ベタつきの原因となる可能性があります。

小麦粉の量に対して『0.1〜0.3%』が目安とされているため、注意してください。

商品に記載の規定量を守り、説明書きの通りに使用しましょう。

Q.モルトパウダーはどこで買える?

モルトパウダーは、スーパー、デパートの食料品売り場、製菓材料店などで購入できるようです。

また、インターネット通販でも販売しているようなので、購入しやすい方法で入手しましょう。

モルトパウダーがない時は塩麹や砂糖、ビールで代用できる

ハード系のパンを作る際にモルトパウダーがない場合は、塩麹や砂糖、ビールで代用が可能だとされています。また、小麦粉を準強力粉に変更することで、外はカリッと、中はフワッとした食感を楽しめるかもしれません。

モルトパウダーがなくてもパンを作ることは可能ですが、焼き上がりのイメージが異なる場合があるようです。

一方で、入れすぎると生地がベタつく可能性があるため、商品に記載の量を守って使用しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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