鷹の爪の代用食品１３選！　活用する際の注意点やおすすめレシピを紹介

「料理に鷹の爪が必要だが手元にない」「鷹の爪を買い忘れてしまった」「鷹の爪をほかの食品で代用できないかな」と、悩んだ経験はありませんか。

鷹の爪は唐辛子の一種で、ピリッとした辛さが特徴です。味を引き締める効果を持ち、料理のアクセントとして活用できます。鷹の爪は大量に使うものではないので、購入し忘れたり常備していなかったりして、料理を作る際に困ることも。

そこで本記事では、鷹の爪のおすすめ代用食品を紹介します。使い方次第で代用できる調味料も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【おすすめ】鷹の爪の代用食品８選

鷹の爪は唐辛子の一種です。一般的には、乾燥した状態で売られています。鷹の爪が手元になくても、唐辛子を原料とした食品があれば代用可能です。

ここでは、鷹の爪の代用になる食品を８種類紹介します。食品によって辛さが異なるので、量を調整しながら加えることが大切です。それぞれの特徴も解説するので、代用する際の参考にしてみてください。

一味唐辛子

一味唐辛子は、乾燥した唐辛子を粉末にした調味料です。鷹の爪と同じく唐辛子が原料のため、代用食品としておすすめ。薬味として使われることが多い調味料ですが、料理のジャンルを問わず使い勝手がよいです。

粉末になっていることから、料理全体に行きわたりやすく、辛味が出やすい特徴を持っています。使用する際は、少量ずつ味見をしながら加えてください。

チリペッパー（カイエンペッパー、レッドペッパー）

赤唐辛子を乾燥させてパウダー状にしたチリペッパーは、一味唐辛子よりも細かい粉末の調味料です。料理に辛味を加えたい時に使います。鷹の爪と原料が共通しているので、代用しやすいでしょう。

チリペッパーは『カイエンペッパー』や『レッドペッパー』と呼ばれることもあります。商品によって、粉末の粗さや香りが異なるので、味見しながら少量ずつ加えるのがおすすめです。辛味が強めのチリペッパーもあるため、入れすぎないように注意しましょう。

粉唐辛子

粉唐辛子は、唐辛子を粗挽きもしくは粉末状にした食品です。キムチなどの韓国料理に、よく使用されています。韓国唐辛子が原料で、辛味だけでなく甘味もあるのが特徴です。粉唐辛子を使うと鷹の爪にはない甘味が加わるので、入れすぎると料理の風味が変わってしまいます。

また、粉唐辛子は赤色が付きやすい食品です。使用量が多いと、料理が真っ赤になる可能性も。料理の仕上がりに影響しないように、入れすぎには十分注意しましょう。

青唐辛子

青唐辛子とは、赤く熟す前の唐辛子です。加熱した際に、辛味が強くなる青唐辛子もあれば、弱くなるものも。

多く流通しているのは、甘さのある品種が多く、加熱すると辛さが和らぐ青唐辛子です。料理にしっかりと辛味を付けたいなら、青唐辛子を加えてから火にかける時間を少なくするなどの工夫が必要です。

ハラペーニョ

青唐辛子の一種であるハラペーニョは、メキシコ原産の食品です。辛味が少なくそのままでも食べられる唐辛子ですが、種の近辺に辛味成分が詰まっています。鷹の爪と比較すると辛味は弱いため、多めに使う必要があるでしょう。

また、肉厚な食感を持つハラペーニョは、具材としても活用できます。特に、洋風の料理に使いやすいです。一方で、和食にはあまり向いていません。料理との相性を考えた上で、ハラペーニョを活用しましょう。

ハバネロ

丸みのある見た目で、鷹の爪と比べて辛さが非常に強い唐辛子のハバネロ。それぞれの辛さの程度を表すスコヴィル値は、以下のとおりです。

フルーティーな風味も感じられますが、辛味が非常に強いので、使う量に注意しましょう。

糸唐辛子

糸唐辛子は名前の通り、唐辛子が細く糸状に切られているもので、彩りを添える時に使う食品です。鷹の爪と比べて辛さは控えめであるため、糸唐辛子は多めに使う必要があります。

日本産よりも中国産の唐辛子のほうが、辛味が弱いものが多いです。鷹の爪の代わりに使う場合は、日本国産の糸唐辛子のほうが適しているでしょう。

唐辛子ペースト

生や塩漬けにした唐辛子をペースト状にした食品。生唐辛子特有の香りがあり、ペースト状なので料理に使いやすいです。ただし、唐辛子以外に以下のような食品が原材料として使われていないかチェックしましょう。

さまざまな食品が入っている唐辛子ペーストを使うと、料理の味わいや香りに影響します。代用する前に、原材料をチェックしましょう。

【使用方法に注意】鷹の爪の代用食品５選

使用時の注意が必要ですが、鷹の爪の代わりに使える食品を５つ紹介します。注意点は、辛味はつけられますが、料理の風味が変わる可能性があることです。

作りたい料理によっては、使用を控えたほうがよい場合もあります。せっかく作る料理の味や香りを損なわないためにも、各代用食品の特徴を確認しておきましょう。

七味唐辛子

日本特有の香辛料の１つである七味唐辛子には、以下のような食品が含まれています。

香りが豊かで、辛さは控えめです。辛味を出そうとしてたくさん入れると、料理の香りや味わいが変わってしまいます。味見をしながら、七味唐辛子を少量ずつ加えるのがおすすめです。

チリパウダー

赤唐辛子だけでなく、さまざまな食材がミックスされているのがチリパウダー。呼び方がチリペッパーと似ていますが、原材料が異なるので注意しましょう。チリパウダーには、以下のような香辛料が含まれています。

赤唐辛子が入っているため、辛味を料理に加えられます。しかし、香辛料の香りが料理の風味を変えてしまう可能性があるため、使い方や使用量には注意が必要です。特に、和食との相性がよくないため、洋風の料理などに使うとよいでしょう。

ラー油

唐辛子などの香辛料を、ごま油などの植物油で熱して作られるラー油。辛味のある油で、主に中華料理に使われる食品です。鷹の爪よりも油分が多く、料理の味わいや仕上がりに大きく影響するおそれがあります。

和食との相性はあまりよくないため、中華料理での使用がおすすめです。また、ペペロンチーノなど、鷹の爪と油を使う料理にもラー油が使えます。

コチュジャン

コチュジャンは、主に以下の材料を使ってできる発酵調味料です。

韓国でよく使われる調味料で、辛いだけでなく甘味もあるのが特徴。甘味がある点が鷹の爪と異なるので、料理に辛さだけをつけたい時には向いていません。ただし、甘辛い味付けの料理との相性がよい可能性があります。

豆板醤

豆板醤は、辛味と塩気のある味噌です。主に以下の材料を発酵させて作られています。

加熱すると、香りが強くなります。辛さだけでなく、コクと香りがプラスできる食品です。料理の香りに大きな影響を与えることなく、辛さを強めたい時には不向きといえます。また、塩気が強いため使う量に注意しましょう。

鷹の爪の代用食品を活用できるおすすめレシピ３選

鷹の爪の代わりに、ほかの食品を使うレシピを紹介します。特に、鷹の爪の使用頻度が多い３つの料理を厳選。代用食品でも、鷹の爪のようにピリッとした辛さを出したり、味を引き締めたりできます。鷹の爪がなくてお困りの人も、ぜひ参考にしてみてください。

ペペロンチーノ

ラー油を使ったペペロンチーノの作り方を紹介します。以下の材料を用意しましょう。

作り方は、以下のとおりです。

ラー油を使うことで、鷹の爪よりしっかりとした辛味のあるペペロンチーノに仕上がります。

きんぴらごぼう

一味唐辛子もしくは七味唐辛子を、鷹の爪の代わりとして使うきんぴらごぼうの作り方です。以下の材料を使います。

以下の調理工程で作ります。

七味唐辛子または一味唐辛子は、好みの辛さになるように少量ずつ入れましょう。

アヒージョ

青唐辛子を使った、きのこのアヒージョの作り方を紹介します。以下の食材を用意しましょう。

作り方は以下のとおりです。

辛味を抑えながら青唐辛子の風味を出したい時は、種と白いワタを取って調理します。塩気が足りないと感じる人は、お好みで塩の量を調整しましょう。

しめじは、ほかのきのこ類で代用可能です。お好みの野菜を入れても、おいしく仕上がります。自宅にある食材を使い、自分好みのアヒージョを作ってみてください。

鷹の爪がない時はほかの食品で代用して料理にアクセントをつけよう

鷹の爪の代用には、主に唐辛子が原料となっている食品がおすすめです。一味唐辛子やチリペッパーのような唐辛子を加工したもの、もしくはハラペーニョなど別の種類の唐辛子で代用するとよいでしょう。

唐辛子以外の材料が含まれる食品は、料理の味や香りを変えてしまうおそれがあるため要注意です。ほかの香辛料や食品が含まれる食品として、七味唐辛子やチリパウダーなどが挙げられます。

自宅に鷹の爪がない時は、作りたい料理と相性のよい食品を代わりに活用しましょう。

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[文・構成／grape編集部]