もう迷わない!知らないと損する、おいしいリンゴの見分け方
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スーパーの果物売り場で、山積みのリンゴを前に「どれがおいしいのだろう」と悩んだり、買ったリンゴが酸っぱすぎたり、味が薄かったりした経験のある人もいるかもしれません。
甘くてみずみずしい、おいしいリンゴを見分けるにはコツがあります。
本記事では、おいしいリンゴの見分け方や避けたほうがよいリンゴの特徴をご紹介。
ほかにも『蜜入りリンゴ』を見つけるコツや、おいしさと鮮度を保つ保存方法まで、今日からすぐに活用できるチェック方法が満載です。
今日からあなたも、自信を持っておいしいリンゴを選べるでしょう。
これで失敗しない!おいしいリンゴの見分け方
おいしいリンゴを選ぶためには、見た目だけではなく、いくつかのポイントもチェックしてみましょう。
このひと手間が、おいしいリンゴに出会うための近道です。ここでは、簡単に実践できるチェック方法をお伝えします。
おしり部分の色と形をチェック
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最初に見るべきポイントは、ヘタの反対側、リンゴのおしりの部分です。
完熟して糖度が高いリンゴはおしりが緑色ではなく、黄色っぽくなっていたり、赤みがかったオレンジ色になっていたりするとされています。
この部分が緑色のものはまだ未熟で、酸味が強い可能性があるでしょう。
また、形にも注目してください。おしりが深くくぼんで、変形していないものが理想的と言えます。リンゴをひっくり返して色と形を確認してみましょう。
ツル(軸)の太さをチェック
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次に『ツル(軸)』をチェックします。
ここには、リンゴが木でどれだけ栄養を蓄えてきたかのヒントが隠されているのだとか。
選びたいのはツルが太く、しっかりと硬いものです。
ツルは、木からリンゴへの栄養の通り道であるため、太いツルはそれだけたくさんの栄養分を受け取り、おいしさを蓄えている証拠と言えるでしょう。
また、ツルのもとに『ツル割れ』と言われ亀裂が入っているものは、完熟度が高いとされています。
ただし、ツル割れしているものは日持ちしない可能性があるため、早めに食べましょう。
重さと硬さをチェック
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同じくらいの大きさのリンゴが2つあったら、両方を手に持ってみてください。その際選ぶべきリンゴは、ずっしりと重みを感じるほうです。
重さの正体は、リンゴ内部にたっぷりと蓄えられた水分であり、重いリンゴほど、みずみずしくてジューシーな食感が楽しめる可能性が高いと言えます。
また、表面にハリがあり、硬さが感じられるかもチェックポイント。ハリがなく軟らかいものは鮮度が落ちているサインとされています。
表面のツヤと触感をチェック
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新鮮なリンゴは、表面に自然なツヤがあるでしょう。ツヤは『油あがり』と呼ばれる現象のようです。
リンゴが成熟するにつれて、リノール酸やオレイン酸といった脂肪酸が皮の表面に出てくることで起こるとされており、完熟して食べ頃である目安と言えます。
次に、表面に凹凸があるかをチェックしましょう。
リンゴの表面、特にヘタの周りがデコボコしている状態を、『いぼり』と呼ぶようです。これはリンゴが十分に栄養を吸収して育った証拠とされており、完熟のサインの1つと言われています。
避けたほうがよいリンゴの特徴
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おいしいリンゴを見分ける方法と同時に、おいしくないとされるリンゴの特徴を知っておくことも、失敗を避けるためには大切です。
ここでは、購入を避けたほうがよい可能性があるリンゴのサインを紹介します。
鮮度が落ちている
リンゴは、乾燥に弱い果物のようです。
表面にハリがなく軟らかいリンゴは、収穫から時間が経過し、内部の水分が抜けてしまっていると考えられます。果汁が少なく、食べた時にパサパサとした食感になるかもしれません。
このようなリンゴは、食感やジューシーさが劣る可能性が高いでしょう。
おしりの部分が緑色
リンゴのおしり部分がまだ鮮やかな緑色をしている場合、十分に熟す前に収穫された可能性があります。未熟なリンゴは糖度が低く、甘みよりも酸味が強くなるでしょう。
また、おしりに丸みがなく尖っているように見えるものは、甘みが乗っていないことが多いと言われています。
蜜入りリンゴは本当においしい?
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リンゴを切った時の断面に、蜜が広がっているケースがあるでしょう。なかには、蜜入りリンゴが欲しいと思う人も多いかもしれません。
リンゴの蜜は『ソルビトール』と呼ばれる、糖アルコールの一種のようです。
通常、ソルビトールは葉の光合成によって作られ、果実へと運ばれていき、『果糖』や『ショ糖』といった甘みの強い糖に変換されると言います。
しかし、リンゴが完熟すると、糖に変換されるスピードが追いつかなくなった結果、ソルビトールが細胞の隙間にあふれ出てくることがあるようです。これが、蜜と呼ばれているものの正体なのだそう。
蜜があるのは、それ以上糖に変換できないほど実に栄養が行き渡って完熟していることの証明とも言え、果肉全体の糖度が高いと考えられます。
蜜入りリンゴを見分ける100%確実な方法はありませんが、蜜入りの可能性が高くなる見分けのコツは以下の通りです。
なお、蜜として溜まっていたソルビトールは時間が経つとともに果肉全体に吸収、拡散されていくため、長期間保管されているリンゴほど蜜入りである確率は下がるでしょう。
おいしさを長持ちさせるには?
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リンゴの鮮度と味をできるだけ長く楽しむためには、正しい方法で保存する必要があります。
リンゴは収穫後も呼吸をしており、間違った方法で保存するとせっかくのおいしさが失われてしまう可能性があるでしょう。
おいしさをキープするためには、低温で湿度がある環境を保つことが大切です。そのため、冬場の気温が低い時以外は、冷蔵庫での保存をおすすめします。
その際は、乾燥を防ぎ適度な湿度を保つために、リンゴを一つひとつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて口を軽く縛るとよいでしょう。
長期保存したい場合は、冷凍保存が便利です。冷凍したリンゴは食感は変わるものの、そのまま食べたり、ジャムやコンポートにしたりなど、幅広く活用できるでしょう。
詳しい保存方法や腐ったリンゴの見分け方については、下記記事でもご紹介しています。
腐ったリンゴの見分け方は?賞味期限や正しい保存方法をご紹介
本記事では、腐ったリンゴの見分け方から賞味期限の目安、保存方法まで解説。腐敗のサインを知ることで、体調を崩すリスクを避けたり、食べられるのに廃棄したりといった無駄も防げるでしょう。リンゴを安心して食べ切りたい人は、ぜひ参考にしてください。
おいしいリンゴを見分けるには色、ツヤ、形、重さをチェック
おいしいリンゴを見分けるには、購入前にリンゴ全体の色やツヤ、おしり部分の色や形、ツルの状態、重さをチェックすることが大切です。
リンゴをひっくり返して、おしりの部分の色や形はどうか、全体的にツヤはあるか、ツルはしっかりとしているか、持った時にずっしりとした重みがあるかといった部分をチェックし、リンゴを選びましょう。
おいしいリンゴの見分け方をマスターし、リンゴが持つ本来の甘さやみずみずしさ、豊かな香りを存分に味わってください。
また、購入後は乾燥や過熟を防ぐよう正しい方法で保存することで、おいしいリンゴを長く楽しめるでしょう。
[文・構成/grape編集部]