パチパチするのはNG!?大人&子供への目薬のさしかたと意外と知らないNG行動とは
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身近な外用薬の目薬ですが、正しいさし方をしないと効果が得られないそうです。目薬を何滴もさしたり、さした後パチパチとまばたきしていませんか?実はこうしたさし方はNGなんだそう。今回は、目薬をさすときに意外とやっているNG行動と、さし方のコツをご紹介します。
目薬のさしかたにはコツがある?
目薬のさし方のコツ、ご存知ですか?
花粉の時期や空気の乾燥、コンタクトレンズの乾き、結膜炎やドライアイなど、目の不快感の解消や治療に目薬を使用される方も多くいらっしゃいますよね。
目薬を使用する時、上手くさせないという方はいませんか?また、お子さんに目薬をさすときに手こずったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
正しく目薬をささないと、せっかくの効果が得られないことも。
今回は目薬のさし方のコツと、意外とやってしまいがちなNG行動をご紹介します。
まず目薬のさし方の手順&コツを確認
目薬をさす際の手順&コツは、全部で6つあります。
1. 手を洗う
まず手を清潔にしましょう。汚れた指が目薬の容器の先端や目に触れて、汚染されることを防ぎます。
【コツ】目薬のキャップを開けた後は、先端に手を触れないようにしましょう。また、キャップの取扱にも注意しましょう。
2. 下まぶたを軽くひく
顔を真上に向け、どちらかの手で下まぶたを軽くひきます。
【コツ】あっかんべーをする状態をイメージします。お子さんに点眼する時も「あっかんべーするよー」と声をかけると、面白がってスムーズに目薬をさせるかもしれません。
3. 下まぶたを押さえた手を固定して目薬を1滴
目薬を目の2,3cm上から1滴落とします。まつげやまぶたに触れないようにさしましょう。
【コツ】量は1滴で十分。黒目にさそうと思わなくても、下まぶたにさす方法でも良いようです。真上から落とすのが苦手な方は、試してみてください。
出典:参天製薬
※下まぶたを押さえた手を固定させるのが難しい場合は、利き手で目薬の容器を持ち、反対の手でげんこつを作って頬にあてます。そのまま頬をすこしひきつつ下まぶたを引き、げんこつの上に目薬を持った手をあてて固定し、さすという方法もあります。
4. 目をしばらく閉じます
目薬をさしたら20秒〜1分ほど目を閉じます。
【コツ】このとき目頭を軽く抑えると、目薬の流出防止になります。皮膚などについた余分な目薬はティッシュで軽く拭き取ります。目の周りの皮膚は弱いので、こすらず軽いタッチで拭きましょう。
5. コンタクトレンズの方は
ソフトコンタクトレンズに対応していない目薬の場合は、コンタクトレンズを外して目薬をさし、5分程度おいてから装着しましょう。
6. 2種類の目薬をさす時はどうすればいいの?
2種類の目薬をさす時は、1つ目をさしたてから5分程度の間隔をあけて、2つ目の目薬をさすようにしたほうがいいようです。
1つ目の目薬がしっかり目に馴染んだ後に2つめの目薬をささないと、最初の目薬が溢れたり、流れてしまったりして、効果を発揮できない可能性がああるようです。
お子さんへの目薬のさしかたのコツ
仕上げ歯みがきのように、仰向けになり、膝枕のような状態でさす方法が安定するのでおすすめです。お子さんが泣いている時に目薬をさしても、涙と一緒に目薬が流れ出てしまいます。泣いている時は避けましょう。
どうしても上手にさせない時は
怖がって動いてしまう時はこんな方法も。お子さんが目を閉じた状態で、上下のまぶたの境目を狙って目薬を1滴垂らします。目を一度開けて再び閉じるよう伝えます。皮膚についた目薬は優しく拭いましょう。
この方法なら目薬の先端が迫ってくる怖さを回避できますね。
意外とやってるNG行動
さしたらパチパチと瞬きをする
目薬をさした後、目全体に行き渡らせようと、パチパチと瞬きをしていませんか?実はこの行動、NGなんです。さした目薬が涙と一緒に目頭に集まって、涙点から喉の方へ流れてしまうんだとか。目薬をさした後に、「なんだか口に苦味が…」という方はこれが原因だったのかもしれませんね。
何滴もさす
目薬は1滴約0.05mlですが、大人の目に保持できる目薬の量は0.03ml程度といわれています。何滴もさすと目薬を無駄にしてしまうばかりか、溢れた目薬の成分が目の周辺皮膚についてかぶれの原因になったり、目薬の種類によっては色素沈着を引き起こすことも。取扱説明書をよく読み、適切な使用量を守りましょう。
メイクなど目の周りの状態にも気をつけて
目薬と一緒に目の周りのメイク成分が目に入り込んでしまうと、効果が十分に発揮されないどころか、トラブルを招く原因に。目の周りのメイクを落としてから目薬をさすようにしましょう。
目薬の先端に注意
目薬の先端がまつげやまぶた、目の粘膜に触れないようにしましょう。汚染された目薬の使用を続けると、症状が悪化してしまうことがあります。
目薬は個人単位で用意しよう
目薬は汚染されると効果を発揮できなくなるばかりか、目のトラブルにもつながります。眼病の感染・伝染を防ぐためにも、目薬は個人専用にして併用はやめましょう。
目薬の保存場所に注意
説明書に記載されている指示に従って保存しましょう。直射日光の当たる場所での保存はNG。日の当たらない、なるべく涼しい場所での保存がおすすめです。
救急箱の中などは、湿布薬の芳香成分が吸着する恐れもありますので、近くに保存しないほうがよいそうです。
おわりに
いかがでしたか?知っているようで知らないこともあったのではないでしょうか?
意外とやってるNG行動を見直して、効果的に目薬を使用できると良いですね。
出典:参天製薬「正しい目薬のさし方」
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