脳内のやる気スイッチが発見された!?
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慶應義塾大学・北海道大学・防衛医科大学校などの共同研究チームが、マウスを用いた実験で、意欲をなくす原因となる脳内の場所を特定することに成功し、総合科学雑誌「Nature Communications」に掲載されました。
これまでは、やる気がなくなったとき、脳が広範囲に渡ってダメージを受けているということくらいしかわかっていなかったそうなんですが、今回のマウスの実験で、ある脳内の細胞集団(D2-MSN)に着目し、そこにダメージを与えるとエサに対する意欲がなくなることを発見。実験では脳内の細胞集団がわずか17%ダメージを受けただけで、エサを食べなくなったんだそうです。これで脳内の細胞集団にダメージがあると意欲をなくすことが明らかになったというわけです。
これによってすぐに「やる気が出ない」ときにここを刺激してやれば出るようになる・・・というわけにはいきませんが、少なくとも「やる気がない状態」からの治療法の足がかりとして期待されます。
今後は、この脳内の細胞へのダメージを防いだり治癒できる治療薬を早く見つけて、何らかの意欲障害を起こした人を一人でも多く救うことができるようなればいいですね。
ただ一部の方からは「やる気が出ないのは、しっかり休めという体からのサインかもしれないので、必ずしもすぐにオンしなくてもいいのかもしれない」と早くもコメントが寄せられています。
[文/構成 土屋夏彦]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。