短い言葉に込めた『思い』 桐生選手のツイートに、涙
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2017年9月9日、福井県で行われた『日本学生陸上競技対校選手権大会』の男子100m決勝に出場した桐生祥秀(きりゅう よしひで)選手。
9秒98という記録を残し、日本人初となる『9秒台』を達成しました。
悲願の9秒台
2013年、当時高校3年生だった桐生選手が出した記録は10秒01。
日本歴代2位となる成績に、日本中から注目が集まりました。
「日本人の悲願である9秒台を出すのではないか」
そんな期待を一身に受けつつ、努力を重ねてきた4年間。
10秒の壁を突き破った9日の夜に、自身のTwitterで『ある思い』を投稿しました。
「10秒01出してから4年 9秒98に」
4年の間には、たくさんのプレッシャーと戦い、悩み苦しんだ日もあったことでしょう。
さまざまな感情を胸に秘め、何よりも桐生選手が伝えたかったのは、支えてくれた周りの人への深い感謝でした。
桐生選手の投稿には25万件以上の「いいね!」が付き、大勢から祝福のコメントが寄せられました。
桐生選手の記録に「初めて10秒の壁を破る日本人が現れた」と、海外からも絶賛の声が上がりました。
国民の期待を背負う1人の青年が、『世界のKIRYU』として、新たなステージへの一歩を踏み出したのです。
「世界のスタートラインです」
今回の結果を『スタートライン』と語った桐生選手。次の目標に向かって、さらなる練習を重ねるのでしょう。今後ますますの活躍が楽しみですね!
[文・構成/grape編集部]