「会う時間、短すぎじゃね?忙しい?」 古典を現代風にすると分かりやすかった
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ツーリング中に道を間違えてしまい… 友人の姿に、20万人が爆笑ある日、数人の友人と一緒にツーリングをした、Xユーザー。 当時の写真を投稿すると、なんと19万件以上の『いいね』が付き、多くの注目を集めることになりました。
玉子焼きを作った男性 完成した形が…「笑いました」「もうそれにしか見えない」ある日、まっこい(@makkoi_official)さんは、家で玉子焼きを作ったそうです。 完成した玉子焼きの写真をXに投稿したところ、なんと20万件以上の『いいね』が付き、多くの注目を集めることになりました。
- 出典
- @pama_1058
100人の歌人による和歌がつづられている『小倉百人一首(以下、百人一首)』。
授業で習ったり、『かるた』として使われていたりするので、1つくらい耳に残っている和歌があるという人も少なくないでしょう。
そんな百人一首を暇つぶしで、現代風に作り替えていた、パマ(@pama_1058)さん。
なんとも絶妙な言葉選びに、多くの人が笑ってしまいました。
現代風、百人一首
例えば、持統天皇の「春過ぎて 夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山」をパマさんがアレンジすると…。
春おわり! 夏きたっぽい!まっしろな シャツがゆれてる実家の裏山
ほかにも柿本人麻呂や猿丸太夫などの和歌が、このようにアレンジされています。
柿本人麻呂
原文:あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む
現代訳:「山鳥の 尾羽くらいの長さでは?」 1人の夜をツイートして寝る
猿丸太夫
原文:奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき
現代訳:奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くとなんかしょんぼりする
参議篁
原文:わたの原 八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣り舟
現代訳:バリ島に 移住したとでもいっておけ あばよ釣り船 故郷の港
僧正遍照
原文:天つ風 雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
現代訳:風、待って 雲でふさいで下手側 推し帰らないで まだ拝ませて…
河原左大臣
原文:陸奥のしのぶもぢずりたれゆゑに 乱れそめにしわれならなくに
現代訳:美しい 染め物のようさ恋心 君のせいだよOh my love…
光孝天皇
原文:君がため 春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
現代訳:君のため 花をつんだよYes,my love 袖濡れたのは雪のせいだよ…
伊勢
原文:難波潟 短きあしのふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや
現代訳:会う時間 短すぎじゃね?忙しい? お前の人生蘆の節の間か?
パマさんの現代語訳を読んで、ネット上にはこのような声が上がっていました。
・分かりやすくて、これなら覚えられそう。
・「こういう意味だっけ?」と思いながらも、納得してしまう。
・「推し帰らないで、まだ拝ませて」がめっちゃ共感できる。
古典というと、どうしても堅苦しさを感じて苦手意識を持ってしまう人もいます。
これくらいとっつきやすくアレンジされていれば、最初から抵抗を感じずに学べるかもしれませんね。
100首すべてではありませんが、パマさんはほかの和歌も公開しています。興味のある人はチェックしてみてくださいね。
語彙を殺した百人一首 by パマ
[文・構成/grape編集部]