サツマイモには『ダンボール』と『新聞紙』がベスト? 甘みが増す3つのコツ
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撮影:LUIS FIELD
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サツマイモは洗ってから保存する? 農業のプロに聞いた日持ちのコツ本記事では、掘りたてのなど、土のついたサツマイモの下処理について、専門家への取材のもと解説しています。

冷凍食品の保存、輪ゴムだけでは足りない? 長持ちさせるコツは本記事では、開封後の冷凍食品の保存方法について、冷凍食品メーカーの株式会社ニッスイ(以下、ニッスイ)に聞きました。






スーパーマーケットの店頭に、サツマイモが並ぶ季節になりました。
しかし、買って食べてみたら、思ったほど甘くなくてがっかりしたことはありませんか。
実は、サツマイモの甘さは、保存の仕方によっても変わるといいます。
そこで、農業体験や貸し農園事業を展開する、株式会社マイファームの松岡龍哉さんに、おいしさを保つ保存のコツを聞きました。
サツマイモは寒さに弱い!冷蔵庫での保管は厳禁
――サツマイモは、冷蔵庫で保存してもよいのでしょうか。
冷蔵庫での保存はおすすめできません。野菜室も同様です。
ほかの野菜と同じ感覚で入れてしまいがちですが、サツマイモは寒さに弱く、10℃を下回ると低温障害を起こします。
傷みやすくなるだけでなく、加熱しても芯が残ったように硬くなったり、風味が落ちたりすることがあります。せっかくの甘さを損なう原因の1つが、冷やしすぎなのです。
画像提供:株式会社マイファーム
――サツマイモの保存には、どのような場所が適しているのでしょうか。
保存に適した温度の目安は13~15℃です。直射日光が当たらず、風通しのよい冷暗所に置きましょう。家の中では、玄関や廊下、北側の部屋などが候補になります。
ただし、夏場や暖房の効いた部屋は、温度が高くなりがちです。20℃を超える環境では、芽が出たり傷んだりしやすくなるため、家の中でも涼しい場所を選んでください。
保存場所に迷ったら、候補となる場所に温度計を置いて、実際の温度を確かめてみるのもよいでしょう。
撮影:LUIS FIELD
――サツマイモを新聞紙で包んで保管するのに、理由はありますか。
サツマイモは寒さだけでなく、乾燥にも弱い野菜です。
1本ずつ新聞紙で包むと、余分な湿気を吸いつつ乾燥も防げるため、ちょうどよい状態を保つことができるんです。ただし、新聞紙に包んだからといって、ポリ袋で密閉してしまうと蒸れて傷みやすくなるので避けてください。
包んだ後は、ダンボール箱や紙袋に入れておくと安心です。土がついているものは、洗わずそのまま包みましょう。
――買ってすぐに食べる場合と、しばらく置いてから食べる場合では、味に違いはありますか。
掘りたてのサツマイモは、実はそれほど甘くないんです。土つきのものを1~2か月ほど寝かせることで、デンプンが糖に変わってぐんと甘くなります。
スーパーマーケットで売られているサツマイモは、収穫後にある程度貯蔵されているため、掘りたてのものほど長く置く必要はありません。秋に購入したものは、甘さを増すために1~2週間置いてから食べるのがおすすめです。
ただし、スーパーマーケットで買ったサツマイモはすでに洗われていることが多いため長くても1か月以内に食べるようにしましょう。
1~2月以降に出回るものは、すでに貯蔵されて甘みが増しているため、購入後にあらためて寝かせなくても大丈夫です。
――使いかけのサツマイモや、寒い時期の保存方法を教えてください。
使いかけのものは、切り口が乾かないようにラップでぴったり包み、野菜室で保存してください。日持ちは3~4日が目安なので、早めに使い切りましょう。
室温が10℃を下回る冬場は、ダンボール箱に新聞紙を敷いてサツマイモを入れ、上からも新聞紙やタオルをかけて保温すると、低温障害を防げます。
ただし、暖めすぎにも注意が必要です。暖房の風が直接当たる場所や、湿気がこもる場所は傷みやすくなるため、避けてくださいね。
画像提供:株式会社マイファーム
正しい保管場所で、旬のサツマイモを味わおう
冷やしすぎず、乾燥させず、蒸れを防ぐ。この3つを意識することで、サツマイモの甘さや食感を保ちやすくなります。
適した場所で寝かせると、買った時よりも甘みが増すこともあります。せっかくのサツマイモをおいしく味わうために、まずは置き場所や保存方法を見直してみてはいかがでしょうか。
取材協力 松岡龍哉(まつおか りゅうや)
株式会社マイファーム R&Dソリューション部 神栖農場担当。
⇒体験農園マイファーム
⇒マイファーム公式YouTube
[文・構成・取材/LUIS FIELD]