産婦人科医が書いた本『わたしがあなたを選びました』多くのママ・パパが涙… By - grape編集部 公開:2015-03-20 更新:2018-05-29 妊娠子育て絵本 Share Post LINE はてな コメント 「わたしがあなたを選びました」という絵本をご存知でしょうか?産婦人科医である鮫島浩二先生が赤ちゃんの視点で書いた詩をもとに作成され、多くのママパパに反響を与えました。 鮫島先生はこの絵本の他にもたくさんの絵本を出版している現役の産婦人科医。さめじまボンディングクリニックの院長でもあります。 妊娠や子育てに悩むママパパに、ぜひ読んでいただきたいこの絵本。以下に少しだけ、引用します。 おとうさん、おかあさん、 あなたたちのことを、こう、呼ばせてください。 あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、 わたしは地上におりる決心をしました。 きっと、わたしの人生を豊かなものにしてくれると感じたからです。 汚れない世界から地上におりるのは、勇気がいります。 地上での生活に不安をおぼえ、途中で引き返した友もいます。 夫婦の契りに不安をおぼえ、引き返した友もいます。 拒絶され、泣く泣く帰ってきた友もいます。 あなたのあたたかいふところに抱かれ、今、わたしは幸せを感じています。 (中略) おかあさん、 わたしを知った日のことをおぼえていますか? あなたは戸惑いました。 あなたは不安に襲われました。 そしてあなたは、わたしを受け入れてくださいました。 あなたの一瞬の心のうつろいを、わたしはよーくおぼえています。 つわりのつらさの中でわたしに思いをむけて、自らを励ましたことを。 わたしをうとましく思い、もういらないとつぶやいたことを、 私の重さに耐えかねて、自分を情けないと責めたことを、 わたしはよーくおぼえています。 (中略) おかあさん、 あなたにまみえる日はまもなくです。 その日を思うと、わたしは喜びに満たされます。 わたしといっしょにお産をしましょう。 わたしがあなたを励まします。 あなたの意思で回ります。 あなたのイメージでおりてきます。 わたしはあなたをこよなく愛し、信頼しています。 おとうさん、 あなたに抱かれる日はまもなくです。 その日を思うと、わたしの胸は高鳴ります。 わたしたちといっしょに、お産をしましょう。 あなたのやさしい声が、わたしたちに安らぎを与えてくれます。 あなたの力強い声が、わたしたちに力を与えてくれます。 あなたのあたたかいまなざしが、わたしたちに励ましを与えてくれます。 わたしたちはあなたをこよなく愛し、信頼しています。 書籍「わたしがあなたを選びました」 ーより引用 私には今2歳の息子がいます。結婚より先に妊娠がわかった所謂「授かり婚」でした。妊娠中は、本当に子育てなんて出来るのか?そもそも出産の痛みに耐えられるのか?不安でいっぱいでした。もし、その時にこの絵本に出会っていたら、少しは心が軽くなっていたかもしれません。 現在はイヤイヤ期に入った息子の相手に悪戦苦闘の日々ですが、この絵本を読むと妊娠中の母親としての「初心」を思い出し、元気が出てきます。まだまだ何も知らない彼に、たくさんのことを教えてあげよう、色んなものを見せてあげよう、という気持ちになります。 ただ、この絵本は私のように元気になる人がいる一方、「不妊の人の気持ちを考えていない」「流産を経験した自分にはとてもつらい…」等といった感想を持つ方もいらっしゃいます。プレゼントとして考える場合は、少し慎重になさってください。 初めての妊娠に不安を覚えている方、少し育児に疲れてきたなぁという方には、ぜひオススメしたい一冊です。 わたしがあなたを選びました (Amazon) 出典 「わたしがあなたを選びました」 Share Post LINE はてな コメント
「わたしがあなたを選びました」という絵本をご存知でしょうか?産婦人科医である鮫島浩二先生が赤ちゃんの視点で書いた詩をもとに作成され、多くのママパパに反響を与えました。
鮫島先生はこの絵本の他にもたくさんの絵本を出版している現役の産婦人科医。さめじまボンディングクリニックの院長でもあります。
妊娠や子育てに悩むママパパに、ぜひ読んでいただきたいこの絵本。以下に少しだけ、引用します。
私には今2歳の息子がいます。結婚より先に妊娠がわかった所謂「授かり婚」でした。妊娠中は、本当に子育てなんて出来るのか?そもそも出産の痛みに耐えられるのか?不安でいっぱいでした。もし、その時にこの絵本に出会っていたら、少しは心が軽くなっていたかもしれません。
現在はイヤイヤ期に入った息子の相手に悪戦苦闘の日々ですが、この絵本を読むと妊娠中の母親としての「初心」を思い出し、元気が出てきます。まだまだ何も知らない彼に、たくさんのことを教えてあげよう、色んなものを見せてあげよう、という気持ちになります。
ただ、この絵本は私のように元気になる人がいる一方、「不妊の人の気持ちを考えていない」「流産を経験した自分にはとてもつらい…」等といった感想を持つ方もいらっしゃいます。プレゼントとして考える場合は、少し慎重になさってください。
初めての妊娠に不安を覚えている方、少し育児に疲れてきたなぁという方には、ぜひオススメしたい一冊です。
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