最後まで飼い主の棺に寄り添った犬が涙を誘う 「悲しい」「真の愛だ」
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愛する家族との別れは、何よりもつらいことです。しかし、命ある限り、その時はいつか必ずやってきます。
南米のエクアドルで、95歳の女性が亡くなり、親族が見守る中で葬儀が行われました。
旅立ったマリア・イザベル・ベニテス・チャンバさんの葬儀を取り仕切った会社は、その様子をFacebookに投稿。
すると、その写真と動画が注目を集めたのです。
女性が眠る棺に寄り添っているのは
葬儀会場に置かれたマリアさんの棺。そのすぐ下に、静かに伏せている1匹の犬の姿があります。
ウェブメディア『The Dodo』によると、この犬の名前はブーマーといい、マリアさんがかわいがっていた愛犬なのだそう。
葬儀の間、ブーマーは棺で眠るマリアさんのそばから離れようとしなかったのです。
そして葬儀が終わり、マリアさんの棺が車で墓地まで運ばれていく時、ブーマーは霊柩車の周りをぐるりと1周してから車に飛び乗ったといいます。
その様子を見ていた葬儀会社の関係者は「『僕も行って、ママにお別れがいいたい』といっているようでした。ものすごい忠誠心の表れです」と語っています。
こうしてブーマーは、最後の別れの瞬間までマリアさんにぴったりと寄り添い続けたのです。
ブーマーの姿を見た人たちからは、同情と感動の声が寄せられています。
・この犬は飼い主さんのことが本当に大好きだったんだね。真の愛だ。
・犬はこの地球上で、もっとも誠実で忠誠心にあふれた生きものだと思う。
・彼らはとても忠実だ。この写真を見ると悲しいよ。
ブーマーは棺の中で眠るマリアさんを見て、彼女がもう自分に話しかけてくれたり、なでてくれたりしないことを理解していたのかもしれません。
それでも最後まで、マリアさんのそばから離れたくなかったのでしょう。
最愛の愛犬に寄り添われながら旅立ったマリアさんは、喜んでいたのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]