カレーの違いは仏教の違い?京都のお坊さんが語る「日本で宗教戦争が起こらない理由」
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「食文化の違い」と「宗教の違い」の根本は同じ
カレーの実験では、それぞれの被験者1人1人の好みはあれど、味覚は「食べている時」の環境に大きく影響されることが分かりました。
「食」がその土地の気候・風土に大きく左右されるのと同じように、「宗教」もその気候・風土や歴史、文化に相応しいものに洗練されていくもの。
何事も柔軟に取り入れ、他者を認めていくことが重要なことだと松山さんは語ります。
出典:YouTube
特に日本は、新しい文化を取り入れることに対して、とても柔軟。
日本では、相手がどんな宗教を信仰していようと、それぞれを尊重してお互いに安心して暮らすことが出来ます。こういった「日本ならでは」の宗教観は今、世界から期待を集めているのだそう。
少し長い動画ですが、松山さんは軽妙な語り口でそのことを伝えています。
日本人の持つ「寛容性のある宗教観」を伝えていきたい、そう語る松山さん。
前ローマ法王やダライ・ラマ14世との謁見などを通して、精力的に活動をなさっています。
出典:YouTube
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こうした取り組みだけでなく、近年では若い宗教家たちが様々な宗教をミックスした「異文化」コミュニケーションを図っています。
松山さんは、神主さんからお坊さんへ、お坊さんから牧師さんへ、牧師さんからイスラム教のイマームへ…とたすきをつないでいく「宗教者駅伝」を実現しました。
このコンセプトの駅伝は、ルクセンブルグを始め世界にも広まりつつあり、お互いの理解や親交を深めることにつながっています。
出典:YouTube
信じる宗教が違っていても、お互いを尊重し、仲良くする…これこそが人間の基本であり、大切なこと。
日本ならではの宗教観がもっともっと拡がっていけば、世界中の争いは減らせるのかも知れません。
これからは私たちも、日本らしい「柔軟さ」と「寛容さ」をより大切にしながら生きていきたいものですね。