ソフトバンクに他社も続くか、同姓パートナーの配偶者認定 By - GLASS GEM POPCORN 公開:2016-10-11 更新:2016-10-25 LGBTソフトバンク Share Post LINE はてな コメント ソフトバンクは2016年10月1日より、社内規定を見直し、「同性パートナーも配偶者として認定する」と発表した。これまで同社では、男女の婚姻関係のみに適用していた「配偶者」の解釈を広げ、同性パートナーにおいても、同様の福利厚生制度などを利用できるようにした。 たとえば、これにより、結婚休暇を取得できるようになったりする、とのことだ。この社内制度の利用には、 自治体が「結婚に相当する関係」と認定した証明書(パートナーシップ証明書)の提出。 もしくは、 法的な配偶者関係がないことを示す戸籍謄本と、同居を示す住民票の提出が必要。 とのことで、利用するには「カミングアウト」も暗黙の上での、必須の条件になりそうだ。 なぜならば、結婚相手を隠したまま「結婚休暇」を取得するのは、なかなか難しいことだからだ。休暇はおそらく、新婚旅行などに利用されるだろうし、休暇明けに、同僚から「写真を見せて」と言われることは想像に難くない。 逆に、カミングアウトさえできれば、ソフトバンクで働くことは、LGBTの当事者にとっては非常に楽なものになるとも言える。「配偶者」の解釈を広げた以上、社内でLGBTへの差別などはもってのほか、おそらく差別的な発言は社内的にNGになるからだ。 つまり今回の解釈の拡大は、ソフトバンクが今後を「LGBTや、多様性のある生き方を受け入れ、支援していくこと」を表明したとも受け取れるのではないだろうか。言わずもがな、ソフトバンクは日本を代表する大企業だ。他社はどうするのだろうか? 携帯のキャリアとしてソフトバンクを捉えるならば、ドコモやauは、ソフトバンクのこの発表をどう受け止め、どう動くのか、非常に興味深い。特にドコモは、いまも半官半民の企業体であるNTTグループの企業だ。そのドコモが続くとなれば、他の企業も動く可能性は高い。 周知の通り、NTTだってドコモだって、保守派に分類される大企業だ。だからこそ先に、本当は動いて欲しい。でもそれが難しいからこそ、ソフトバンクはそこを突き、自らがリードオフマンとなり、時代をけん引しようとしているのだろう。 やはり孫さんはすごい。 <参考> ・時事ドットコム:時事通信社 「同性パートナー配偶者認定=結婚休暇も取得可能-ソフトバンク」 記:TODAY GLASS GEM POPCORN 社会の様々な多様性について考察し表現するLGBTメディア「glassgempopcorn.com(グラスジェムポップコーンドットコム、以下「GGP」)」は、LGBT向けダイバーシティ・コンテンツ・メディアです。GGPは、性の多様性を中心に、あらゆる物事の多様性について、あらゆる方向・角度から、あらゆる見方・考え方を表現する言論空間であり、色々な物事の“差異の両端”から光を当て “本質を照らす” メディアを目指しています。 ⇒http://www.glassgempopcorn.com/ 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 ソフトバンクに他社も続くか、同姓パートナーの配偶者認定 Share Post LINE はてな コメント
ソフトバンクは2016年10月1日より、社内規定を見直し、「同性パートナーも配偶者として認定する」と発表した。これまで同社では、男女の婚姻関係のみに適用していた「配偶者」の解釈を広げ、同性パートナーにおいても、同様の福利厚生制度などを利用できるようにした。
たとえば、これにより、結婚休暇を取得できるようになったりする、とのことだ。この社内制度の利用には、
自治体が「結婚に相当する関係」と認定した証明書(パートナーシップ証明書)の提出。
もしくは、
法的な配偶者関係がないことを示す戸籍謄本と、同居を示す住民票の提出が必要。
とのことで、利用するには「カミングアウト」も暗黙の上での、必須の条件になりそうだ。
なぜならば、結婚相手を隠したまま「結婚休暇」を取得するのは、なかなか難しいことだからだ。休暇はおそらく、新婚旅行などに利用されるだろうし、休暇明けに、同僚から「写真を見せて」と言われることは想像に難くない。
逆に、カミングアウトさえできれば、ソフトバンクで働くことは、LGBTの当事者にとっては非常に楽なものになるとも言える。「配偶者」の解釈を広げた以上、社内でLGBTへの差別などはもってのほか、おそらく差別的な発言は社内的にNGになるからだ。
つまり今回の解釈の拡大は、ソフトバンクが今後を「LGBTや、多様性のある生き方を受け入れ、支援していくこと」を表明したとも受け取れるのではないだろうか。言わずもがな、ソフトバンクは日本を代表する大企業だ。他社はどうするのだろうか?
携帯のキャリアとしてソフトバンクを捉えるならば、ドコモやauは、ソフトバンクのこの発表をどう受け止め、どう動くのか、非常に興味深い。特にドコモは、いまも半官半民の企業体であるNTTグループの企業だ。そのドコモが続くとなれば、他の企業も動く可能性は高い。
周知の通り、NTTだってドコモだって、保守派に分類される大企業だ。だからこそ先に、本当は動いて欲しい。でもそれが難しいからこそ、ソフトバンクはそこを突き、自らがリードオフマンとなり、時代をけん引しようとしているのだろう。
やはり孫さんはすごい。
<参考>
・時事ドットコム:時事通信社 「同性パートナー配偶者認定=結婚休暇も取得可能-ソフトバンク」
記:TODAY
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社会の様々な多様性について考察し表現するLGBTメディア「glassgempopcorn.com(グラスジェムポップコーンドットコム、以下「GGP」)」は、LGBT向けダイバーシティ・コンテンツ・メディアです。GGPは、性の多様性を中心に、あらゆる物事の多様性について、あらゆる方向・角度から、あらゆる見方・考え方を表現する言論空間であり、色々な物事の“差異の両端”から光を当て “本質を照らす” メディアを目指しています。 ⇒http://www.glassgempopcorn.com/