【マクドナルド】紙ストロー廃止後の新しい蓋、実際どう? こぼれやすさや飲み心地を検証
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撮影:grape編集部

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近年見かける『紙ストロー』。環境配慮の一環として登場した一方で、「口当たりが苦手…」という声も少なくありません。
そんな中、2025年10月27日にファストフード店『マクドナルド』が紙ストローの提供終了を発表しました。
同年11月19日からは、全国の店舗で紙カップ提供のコールドドリンクを対象に、ストロー不要の『新しい蓋』へ順次切り替えが行われるとのこと。
提供されるのは、リサイクルPET製で、ストローなしで直接飲める形状の蓋だといいます。
マックでドリンクを購入!蓋が新しくなっていて…?
同月25日、筆者がオフィス近くの『マクドナルド』を訪れると、新しい蓋に切り替わっていました。
撮影:grape編集部
蓋はコンビニエンスストア(以下、コンビニ)で買えるコーヒーのような、『口をつけて飲むタイプ』で、ストローのさし込み口はありません。
撮影:grape編集部
コーヒーやコーラの識別は?
これまで、コーヒーやコーラ、紅茶などの色味が似ているドリンクは、『蓋のへこみ』で判別できたでしょう。
旧タイプの蓋(撮影:grape編集部)
新しい蓋では、『IC TEA』と『OTHER』の文字はあるものの、目印となるへこみはなし。
筆者がアイスコーヒーとコーラを購入したところ、アイスコーヒー側に識別できるシールが貼られていましたよ。
撮影:grape編集部
シンプルながら、迷いにくい仕様と言えそうです。
ネット上では期待と不安の声が混在
SNSでは、導入直後からこのような声が上がっています。
・ドリンクの蓋が変わっていた!紙ストローよりいいかも。
・蓋に飲み口がついているのは、個人的には飲みやすい。
・中身のドリンクが見やすいね。
・カフェみたいでかっこいいし、意外と飲みやすかった!
一方では、このような反応も…。
・これ、傾けたり、デリバリーしたりした時にこぼれないかな。
・慣れていないからか、飲みにくそう…。
・飲み口から氷が出てきて、うまく飲めなかったです。
・ドライブ中はやっぱりストローがいいな。
新しい仕様だけに、反応はさまざまのようですね。
実際に飲んで検証してみた!
筆者が実際に購入し、袋へ入れてテイクアウトしましたが、液漏れは特に見られませんでした。
ネットで懸念されていた『こぼれやすさ』についても、検証することに。
あえて傾けてみると…。
撮影:grape編集部
これくらい倒しても、飲み口から液体が出てくる気配はなさそうです。
ただし、旧タイプの蓋のほうが、『密閉度』は高いかもしれません。
撮影:grape編集部
また、飲み心地はコンビニやほかのコーヒーショップでよく見かける、ドリンクカップと似たような感覚。
筆者は普段からコンビニでコーヒーを購入するため、違和感なくスッと飲めました。
ストローで飲むよりも、ゴクゴクと飲めるような印象です。
紙ストロー苦手勢には朗報、ストロー派は慣れが必要かも?
新しい蓋は、完全に倒さない限りこぼれやすさの不安は少なく、飲み心地も問題ありませんでした。
一方で、『ストローで飲む』ことが習慣になっている人にとっては、最初はやや戸惑う場面がありそうです。
どうしても慣れない場合は、新しい蓋の飲み口にストローをさして飲む…というスタイルもアリかもしれません。
なお、シェイクやフロート、スムージーといった一部のドリンクメニューや、子供向けのセットドリンクでは、今後もストローが提供されるとのこと。
また、今回導入されたリサイクルPET製の新しい蓋は、バージンプラスチック削減の取り組みの一環。
加えて、バイオマスプラスチック95%の持ち帰り用レジ袋も、今後順次導入される予定だといいます。
『マクドナルド』の取り組みは、世間の反応にも注目が集まりそうですね。
[文・構成/grape編集部]