丸岡いずみ、代理母で男の子が誕生 改めて浮き彫りになった『課題』とは
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フリーアナウンサーの丸岡いずみさんが、代理母出産で第一子となる長男が誕生していたことを明かしました。
2012年に映画コメンテーターの有村昆さんと結婚した丸岡さんは、すぐに妊娠するも、10週目で流産。
その後、体外受精によって2度目の妊娠に至ったものの、再び流産してしまった過去があります。
2016年には、代理母出産の道を選び、ロシア在住の代理母と契約。凍結受精卵を提供し、2018年1月3日(現地時間)に3400gの男の子が生まれました。
日本における代理母出産の現状
ブログでは、お子さんと対面した時の様子をつづっています。
なかなか子宝に恵まれなかった丸岡さんと有村さんだからこそ、お子さんが無事に生まれた時の喜びは、大きかったことでしょう。
しかしその反面、日本において代理母出産に対する理解はまだ浅いのが現状です。
2014年には、自民党のプロジェクトチームが、病気などにより子宮を摘出した女性や、先天的に子宮を持たない女性など、一定の条件で代理母出産を認める法案を提出。
一方で、『社団法人 日本産科婦人科学会』などは倫理的な観点から代理母出産を認めておらず、意見が割れたままです。
丸岡さん自身、こうした状況を踏まえた上で「代理母出産に関しては、様々なご意見があると思いますが、今後も子どもの成長を温かく見守って頂ければ幸いです」と、コメントしています。
ネット上ではさまざまな意見が
身体的な問題を抱えながら子どもを望む人にとっては、大きな希望でもある代理母出産。
しかし、法整備が追いついていない点や、高額な費用がかかる点、そして日本産科婦人科学会が訴えているように倫理的な問題など、多くの壁が存在しているのも事実です。
丸岡さんの代理母出産は、各メディアでも大きくとりあげられ、ネット上では代理母出産に賛成派と否定派に分かれ、さまざまな意見が寄せられています。
賛成派
・自分の子孫を残したくて、でもそれが現実的に難しい場合、代理母出産は最後の希望です。1日でも早く代理母出産をとりまく環境を整えてほしいです。
・大切なのは、子どもを産むことよりも育てることだと思う。子どもを大切に育てられるのならば、代理母出産でもいいと思います。
否定派
・代理母出産は、なんだかお金で命を『買う』イメージがあって、どうしても賛成できません。
・人身売買を助長する側面があると思います。
・出産は命がけです。たとえ高額な費用を払っていても、相手の負担を考えたら、とてもお願いなんかできません。
人の命が関わっているからこそ、賛否両論が寄せられる代理母出産。また、反響の大きさは、それだけ代理母出産への需要が高まっていることの表れなのかもしれません。
多くの課題は残っているものの、政府や関係機関をはじめ、私たちの間でも活発な議論がなされることが求められます。
[文・構成/grape編集部]