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2度の流産 「自分のせいだ」と責める妻に、夫がかけた言葉が刺さる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:飛石連休 藤井ペイジ オフィシャルブログ

統計上または医学上、女性が35歳以上で出産することを指す高齢出産。女性の社会進出や晩婚化にともない、年々増えています。

高齢出産をした妻を支えたある夫のブログが、人々に感動を与えています。

2度の流産を経て、授かった命

ブログに体験談をつづったのは、お笑いコンビ『飛石連休』の藤井ペイジさん。2歳の息子さんと生後7か月の娘さんを持つ父親です。

長男である息子さんを授かる前に、2度の流産を経験した藤井さんの妻。流産による手術を受けた後、こんな言葉を口にしながら、泣いていました。

「自分のせいだ」「自分が殺した」

※写真はイメージ

自分自身を責めながら泣き続ける妻と、どうしたらいいのか分からずにいる藤井さんに対し、助産師さんは次のような励ましの言葉をかけます。

助産師さんとのカウンセリングもあったのですが

「妊婦さんは、決して自分を責めないで欲しい」と。

「あの時、あんなことしてしまったから」

「あの時、こうしてしまったせいで」

そう思いがちだそうですが

決してそうではないと。

妊婦さん自身はもちろん、誰のせいでもないと。

しいて言うならば

赤ちゃん自身が、このまま大きくなって世の中に出ても

世間の雑菌やウイルスに耐えられる体を作れそうにないから

自ら成長を止めることがある。

そう聞きました。

飛石連休 藤井ペイジ オフィシャルブログ ーより引用

その後、落ち込んでばかりもいられないと気丈に振る舞い、「また次を頑張ればいいっか」という妻に、藤井さんはこんな声をかけたといいます。

いったん天に帰ってしまったあの子だけれども

次にうちが授かった時

絶対に同じ子が来てくれてるはずだと。

上で少し待ってくれてるだけだから

だから誰も死んでないし、ましてや殺してもいないのだと。

気に病むことなど一切ないと。

もし仮にうちが授からなくても

誰か他のご夫婦のところで、元気にこの世に生まれてくるはずだと。

飛石連休 藤井ペイジ オフィシャルブログ ーより引用

2度の流産により、2人きりで生きていく将来も考え始めた藤井さん夫婦。ほどなくして息子さんを授かり、難産の末に愛する我が子と対面したのです。その当時、藤井さんは44歳、妻は36歳でした。

高齢出産と向き合う妻を支え、妊娠から出産にいたるまでの過程を目の当たりにした藤井さんは、次のような自身の想いをつづっています。

それにしても、なんという幸運。

しかし、妊娠から出産にいたるまでが、どれだけ大変か思い知りました。

(もちろん、生まれからがまた大変なんですけど)

そしてそこには、多分に運の要素が関わってくるものだと。

妊活をしてらっしゃる方に

「頑張れ」とか「大丈夫」とか

そんな軽々しくことは絶対に言えませんけれども

皆さんが望む素敵な結果になることを、僕は心からお祈りしております。

飛石連休 藤井ペイジ オフィシャルブログ ーより引用

夫として、妻の出産と向き合った藤井さんのブログに、さまざまな感想が上がっています。

【ネットの声】

・不妊治療を経て、現在高齢で妊娠中です。温かい言葉に涙があふれました。

・流産した時、ただ夫がそばにいて話を聞いてくれるだけで安心しました。

・出産は奇跡。1人でも多くの人が、愛しい我が子と出会えることを願います。

子どもを授かり、出産すること。そして、長い時間をかけて愛情を注ぎながら育てていくこと。当たり前なようでいて、実はかけがえのない特別な時間を、私たちは過ごしているのです。

命の尊さを教えてくれる藤井さんのブログは、たくさんの人々の胸を打ちました。

藤井さんは、ほかにも妊娠や出産にまつわる考えをブログにつづっています。興味のある人はこちらものぞいてみてはいかがですか。


[文・構成/grape編集部]

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出典
飛石連休 藤井ペイジ オフィシャルブログ

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