産後、なぜか道を曲がれなくなった女性 友人の言葉に「それが原因か!」 By - grape編集部 公開:2018-07-03 更新:2019-07-28 うつ病出産子育て Share Tweet LINE コメント 出産後、母親の心を不安定にさせる『産後うつ』。 「自分の子育ては正しいんだろうか」「子どもに振り回される毎日に疲れた」「無性にイライラする」などの症状が、母親を苦しめます。 自分で自分の心をコントロールできず、つい人に当たってしまい、余計にストレスを溜める『負のスパイラル』にも陥ってしまう人も少なくないことでしょう。 出産後、『謎の妄想』をするようになり… 漫画の原作などを手がける泉福朗(@okaeri_eripiyo)さんが投稿した、実録漫画をご紹介します。 20年前、当時住んでいたアメリカで第1子を出産した泉さん。この世に生を受けた我が子を胸に抱き、幸せに包まれていました。 しかし、出産をきっかけに泉さんに『変化』が現れます。 いままでは楽観的で明るかった泉さんが、突然悲観的になり、涙もろい性格になってしまったのです。 そして、『変化』はそれだけではありませんでした。 産後うつ病の話です。若い頃の私は、楽天的で呑気なタイプだったと思うんですが、それでもこうなりました。お母さんになりたての人が近くにいたら、気を付けて見てあげていてくださいね。他のエッセイ漫画はこちら☟https://t.co/QnQYibOCrS pic.twitter.com/Swwk6Q9k3v— 泉福朗 (@okaeri_eripiyo) July 2, 2018 自分でも理解できない、謎の症状に襲われていた泉さん。知人に「産後うつだよ」と指摘され、原因に気付くことができました。 当時、日本では『産後うつ』という言葉すらなく、「初産の後、女性は気の流れがおかしくなる」程度に考えられていたそうです。 そのため、心が不安定になったり、こういった妄想に襲われたりしても、病気として扱ってもらえなかった人もいたことでしょう。 泉さんがこのころ住んでいたアメリカでは、すでに病気として認知されており、カウンセリングをはじめとした治療を受けるのが当たり前だったといいます。 投稿に対し、同じ経験がある母親からいろいろな感想が上がっています。 ・「何もやる気がなくなる」イメージだったけど、異常に子どものことで不安になるのも症状だったのか…。 ・自分も、歩いていてふと「もし車が突っ込んで来たら…」と無性に不安になることがある。確かに出産前は思わなかった。 ・子どもが赤ちゃんのころは、まさにこんな感じでした!こうして客観的に見ると、親バカとは違いますね。 ・自分もコレです。親なら誰でもなるものだと思ってました…。 産後うつは、自分では気付くことができない人が多いといいます。 そのため発見が遅れ、1人で思い詰めてしまい、症状が悪化してしまう人もいることでしょう。 「この症状の事を1つの病気として受け取れず、人知れず苦しんでいる若いお母さんたちの助けになれたら…」という泉さん。 もし周囲に産後うつと思わしき女性がいたら、優しく声をかけてみてはいかがでしょうか。あなたの言葉が、産後うつという名の暗い沼から助け出すきっかけになるかもしれません。 [文・構成/grape編集部] 出典 @okaeri_eripiyo Share Tweet LINE コメント
出産後、母親の心を不安定にさせる『産後うつ』。
「自分の子育ては正しいんだろうか」「子どもに振り回される毎日に疲れた」「無性にイライラする」などの症状が、母親を苦しめます。
自分で自分の心をコントロールできず、つい人に当たってしまい、余計にストレスを溜める『負のスパイラル』にも陥ってしまう人も少なくないことでしょう。
出産後、『謎の妄想』をするようになり…
漫画の原作などを手がける泉福朗(@okaeri_eripiyo)さんが投稿した、実録漫画をご紹介します。
20年前、当時住んでいたアメリカで第1子を出産した泉さん。この世に生を受けた我が子を胸に抱き、幸せに包まれていました。
しかし、出産をきっかけに泉さんに『変化』が現れます。
いままでは楽観的で明るかった泉さんが、突然悲観的になり、涙もろい性格になってしまったのです。
そして、『変化』はそれだけではありませんでした。
自分でも理解できない、謎の症状に襲われていた泉さん。知人に「産後うつだよ」と指摘され、原因に気付くことができました。
当時、日本では『産後うつ』という言葉すらなく、「初産の後、女性は気の流れがおかしくなる」程度に考えられていたそうです。
そのため、心が不安定になったり、こういった妄想に襲われたりしても、病気として扱ってもらえなかった人もいたことでしょう。
泉さんがこのころ住んでいたアメリカでは、すでに病気として認知されており、カウンセリングをはじめとした治療を受けるのが当たり前だったといいます。
投稿に対し、同じ経験がある母親からいろいろな感想が上がっています。
・「何もやる気がなくなる」イメージだったけど、異常に子どものことで不安になるのも症状だったのか…。
・自分も、歩いていてふと「もし車が突っ込んで来たら…」と無性に不安になることがある。確かに出産前は思わなかった。
・子どもが赤ちゃんのころは、まさにこんな感じでした!こうして客観的に見ると、親バカとは違いますね。
・自分もコレです。親なら誰でもなるものだと思ってました…。
産後うつは、自分では気付くことができない人が多いといいます。
そのため発見が遅れ、1人で思い詰めてしまい、症状が悪化してしまう人もいることでしょう。
「この症状の事を1つの病気として受け取れず、人知れず苦しんでいる若いお母さんたちの助けになれたら…」という泉さん。
もし周囲に産後うつと思わしき女性がいたら、優しく声をかけてみてはいかがでしょうか。あなたの言葉が、産後うつという名の暗い沼から助け出すきっかけになるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]