「最悪、やられた」 『Amozonからのメール』にアクセスしたらゾッとした
公開: 更新:

※写真はイメージ

特殊詐欺に遭いかけた30代男性 冷静さを失った電話内容に「巧妙だ…」警察官を名乗る相手から「『マネーロンダリング』の事件の捜査線上にあなたの名前が上がっている」と告げられたら…。筆者にかかってきた電話の事例と、警察庁への取材内容をもとに、特殊詐欺の巧妙な手口と被害を防ぐための対策を解説します。

京急電鉄「多額の現金をお持ちのお客様へ」 貼り紙の意味深いメッセージに「天才だ…」京浜急行電鉄の北品川駅構内で『オレオレ詐欺』への注意を呼び掛ける貼り紙が、SNS上で「秀逸」「天才」などと注目を集めました。広報担当者への取材で判明した、貼り紙に込められた優しい思いが…?
「あなたのアカウントに、第三者が不正アクセスした可能性があります」
※写真はイメージ
「使っている通販サイトやSNSなどで不正アクセスされている」…もし、そういった内容のメールが来たら誰もが焦ってしまうことでしょう。
不正アクセスによって、個人情報やクレジットカードの情報を第三者に知られてしまう恐れがあります。
そういった、人の焦りを利用した、詐欺が横行しています。
「Amazonに不正アクセスされた!」と思いきや…
ある日nami(@nami07889597)さんが受け取った、1通のショートメッセージサービス(SMS)。そこには、このようにつづられていました。
第三者による不正アクセスを感知したため、パスワードを見直し、お支払方法の再登録をお願いします。
(以下、URL)
メッセージによると、通販サイトで不正アクセスされた可能性があるというのです。
焦ったnamiさんは、掲載されていたウェブサイトに急ぎアクセス。すると、表示されたのは通販サイト『Amazon』の画面でした。
画面に表示されている案内通りに電話番号とパスワードを入力したnamiさんですが、ここでふと違和感を抱きます。
不審に思いAmazonに問い合わせたところ、「メールは送っていません」という返事がきたといいます。
そう、これはAmazonの名をかたったフィッシング詐欺。こういったウソのメールを送り、個人情報を抜き出す手口です。
ウェブサイトの見た目はそっくりですが、よく見てみるとアドレスが『amazon』ではなく『amozon(アモゾン)』になっています。
おそらく、メールを受け取った人が「個人情報を抜かれたかも!」と焦ってしまうことを狙っているのでしょう。
【投稿に寄せられた声】
・デザインそのまんまですね。これは焦っていたらだまされてしまいそう…。
・自分も、寝ぼけていた時に引っかかったことがあります。こういった詐欺メールは要注意ですね。
・フィッシングサイトはどんどん巧妙になっていますね…怖いです。
「自分は大丈夫」と思っていても、焦っている時は正常な判断ができなくなるもの。
少しでも怪しいメールが届いたら、周囲の人に相談したり、運営元に問い合わせたりすることをお勧めします。
[文・構成/grape編集部]