奇跡の実話 末期の肝臓病と診断された男性 犬と散歩を続けた半年後…
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ペットは飼い主に無償の愛と癒しを与えてくれます。そしてそんな動物たちに文字通り、命を救われた男性がいます。
2008年4月、アメリカ・カリフォルニア州に住むザック・スコウさんは突然、末期の肝臓病と診断され、「肝臓移植をしなければ残された時間は約90日間」と告げられました。
当時の彼は酒とドラッグに溺れる日々を過ごしていたといいます。
ウェブメディア『The Dodo』によると、ザックさんはその宣告を受けた後、夜中に鏡を見ながらすすり泣いていたのだそう。
するとそんな彼のそばに愛犬たちが寄り添い、「何も問題ないよ」というように彼のことを見つめていたのだとか。
その翌朝、ザックさんは「残りの人生を変えよう」と決意。健康を取り戻すために犬たちと一緒に自然の中を歩くことにしたのです。
毎日愛犬と歩いていたら…奇跡が起きた
その日からザックさんは毎日愛犬を連れて、1日に何回も散歩に行くようになります。すると次第に気持ちが落ち着いて希望を持てるようになったのだそう。
約2週間後、彼は地元の動物保護団体に連絡して、一時的に保護犬の世話をする『フォスター』を引き受けることにします。
ザックさんはたくさんの保護犬たちと出会い、生活をともにしました。
それから半年後、彼の体はもはや肝臓移植の必要がなくなっていたのです。
またザックさんはその時すでに、新たな生きる目的を見つけていました。
彼は1匹でも多くの動物を殺処分から救うため、非営利の動物保護施設『マーリーズ・マッツ・ドッグレスキュー』を設立したのです。
さらにこの活動がザックさんの運命に大きな幸運をもたらします。
彼は保護動物のイベントで出会った女性と結婚。かわいい女の子を授かり、2020年10月には2人目の娘が誕生しました。
ザックさんが暮らすカーン郡の動物保護シェルターは動物たちであふれかえっていて、全米でもっとも殺処分される動物が多い郡の1つなのだそう。
『マーリーズ・マッツ・ドッグレスキュー』では2020年9月までに6千匹以上の動物を保護してきたということです。
犬たちに命を救われたザックさんは今、彼らに恩返しをしているのでしょう。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
人を癒すことを仕事とするセラピー犬がいるように、動物が私たちにもたらしてくれる癒しの効果は想像をはるかに超えるほどなのかもしれません。
犬たちと歩いたことでザックさんの病気が治ったのはまさに奇跡といえるでしょう。
犬に命を救われて、今度は自分が犬たちを助ける立場になり、人生がみるみる好転していったザックさん。
まるで映画のような感動的なストーリーですね。
[文・構成/grape編集部]