トウガラシを米びつに入れると? 本当に虫よけになるのか、米の販売店に聞いた
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お米を保管していると虫がわくことがあります。虫を避けるためには「トウガラシを入れるとよい」といわれることがありますが、これは本当でしょうか。
トウガラシの効能について、『原田米穀』に取材しました。『原田米穀』は島根県内のお米を中心に全国各地から多数のお米を扱っている、お米のプロです。
トウガラシを入れるのは効果がある!
『原田米穀』によると、お米を保管する際にトウガラシを入れると効果があるといいます。
トウガラシにはテルペノイド系化合物という香り成分が含まれています。
この香りを虫が嫌いなため、お米の容器に一緒に入れておくことで、虫を寄せつけないことが分かっています。
また、トウガラシはお米と一緒に置いてもにおい移りがなく、安心して使えるのもメリットです。
続けて、以下のアドバイスがありました。
トウガラシは生でも乾燥でも防虫効果はあります。
生のトウガラシは乾燥のものに比べ、成分の揮発が少なく、防虫効果の持続時間が長いのが特徴です。
しかし生のものは水分が多く、お米の中に入れて放っておくとカビが発生してしまいます。
毎日チェックをして頻繁に取り換えるなら生でも問題ないものの、手間をかけたくないのであれば、乾燥トウガラシを使ったほうがよいでしょう。
トウガラシの使用量は「お米5kgなら2~3本、10kgなら5~6本が目安」とのこと。
トウガラシの使用時の注意点
トウガラシの使用に際しては、注意点として以下が挙げられました。
お米の入っている容器に一緒に入れておけば効果を発揮します。
トウガラシの皮が破れてバラバラにならないように、ティーパックに入れたりガーゼでくるんだりするのもおすすめです。
お米を取り出す時にトウガラシが邪魔になる場合は、容器のふた裏に貼りつけておくのもよいでしょう。
乾燥トウガラシの防虫効果は1か月ほどで失われるため、効果を持続させるためには毎月取り換えてください。
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トウガラシの前に保管場所や適切な保存期間に注意
トウガラシには虫を寄せつけなくする効果がありますが、これはあくまでも防虫効果であって、駆除効果ではありません。
また、トウガラシを入れておいたからといって、まったく虫を寄せつけないというわけではないのです。
『原田米穀』からは、このようなアドバイスがありました。
トウガラシは殺虫効果ではなく、虫をよりつかないようにするという意味で効果があります。
お米を保管する時は、高温多湿の場所を避けて清潔に保つのが大前提で、これを守った上での対策としてトウガラシ、と考えてください。
また、近年では温暖化により、常温保存は特に注意が必要です。
高温多湿になる時期には、1か月を超えるような長期保存は控えて、冷蔵庫で保管をし、精米鮮度のよいお米をこまめにお買い求めいただくのがおすすめです。
使い終わった容器には付着したヌカやお米のくずがたまります。放置すると虫が発生する原因となりますから、こまめに洗って清潔を保ってください。
トウガラシを入れているから大丈夫なのではなく、お米を清潔、適切に保管することをまず実行することが大事です。
トウガラシにはお米に虫を寄せつけない効果があるというのは本当です。ただし、効果を発揮するにはお米を適切に管理し、ケースなどの保管場所を清潔に保つのが大前提。
『原田米穀』のアドバイスを参考に、おいしくお米を食べられるように適切な管理を心がけましょう。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]