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味噌汁の日持ち期間は保存方法による! 長持ちさせるためのコツも解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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味噌汁の写真

※写真はイメージ

「晩御飯の手間を減らすために味噌汁を作り置きしたい」「味噌汁ってどのくらい日持ちするのか」と、悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。

味噌汁が日持ちする期間は保存方法によりますが、冷蔵庫に入れた場合は長くて3日ほどです。ただし、誤った方法で保存していると冷蔵庫に入れていても3日も持ちません。

賞味期限切れの味噌汁を食べると、食中毒を起こす場合があるのでしっかり見極めてから食べるのが重要です。味噌汁を少しでも長く日持ちさせるためには、保存のポイントを理解しておきましょう。

そこで本記事では、味噌汁の保存方法ごとの日持ち期間や長持ちさせるためのコツなどを紹介します。味噌汁を日持ちさせるための方法を紹介しているので、作り置きしたい人はぜひ参考にしてください。

味噌汁の保存方法ごとの日持ち期間

味噌汁の写真

ここでは、味噌汁の保存方法ごとの日持ち期間について解説します。

  • 常温保存
  • 冷蔵保存
  • 冷凍保存

味噌汁の日持ち期間は保存方法によって異なります。日持ちさせたい時は、それぞれの期間をチェックしておきましょう。

常温保存の味噌汁の日持ち期間は季節により異なる

常温保存した味噌汁の日持ち期間は季節によって以下のように異なります。

  • 夏場:3時間未満
  • 冬場:6時間~1日

長時間常温保存した味噌汁は、菌が繁殖しており、食べると健康上に悪影響があるためそのまま廃棄するのが得策です。真夏に味噌汁を3時間も常温保存していると、食中毒を起こすレベルにまで傷んでいる可能性があります。

味噌汁を常温保存する場合は、2時間以内に食べるのがおすすめです。季節により日持ち期間の目安はありますが、その日によって温度が異なるので、時間以内に食べても傷んでいる場合も少なくありません。

食中毒になると吐き気や腹痛を感じる場合があるので、できるだけ早く味噌汁を完食しておきましょう。日持ちする味噌汁を作りたい場合、常温保存はおすすめしません。冷蔵か冷凍で保存すると常温保存より日持ちします。

常温保存する味噌汁の日持ち期間は季節によって異なるため、大まかな目安をチェックしておくと、毎日作るという料理の手間を省けます。特に夏場は味噌汁が傷みやすいので、常温保存を避けると安心です。

冷蔵保存した味噌汁は3日ほど日持ちする

冷蔵保存した味噌汁は3日ほど日持ちします。冷蔵しているので常温保存に比べて菌の繁殖が遅いのが特徴です。味噌汁を冷蔵保存する場合は常温まで冷ましておきましょう。

冷蔵庫に長期間置いておくと、粘りや膜が出て、食べられなくなることも少なくありません。味噌汁をできるだけ日持ちさせるには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 冷ましてから冷蔵庫に入れる。
  • 密閉した状態で冷蔵庫に入れる。

冷蔵庫に入れる前に冷まさないと、周囲の食べ物を傷めたり、水滴が付いたりして不衛生です。しかし、作ってから3日以上経過した味噌汁は冷蔵庫の中でも傷んでしまいます。

密閉すると、味噌汁の中身が外気に触れにくくなるので、鮮度を保ちやすくなるのです。ただし、入れている具材や味噌汁を作ってから冷蔵庫に入れるまでの時間によっては、3日も持たないことがあります。

冷蔵保存しても安心せず、できるだけ早く食べきるのがおすすめです。

冷凍保存した味噌汁は1~3週間ほど日持ちする

味噌汁を冷凍保存すると、菌の増殖がほぼ止まるので1~3週間ほど日持ちします。ただし、肉や魚など傷みやすい食品を入れている場合、日持ちする期間が短くなるので早めに食べましょう。

ジャガイモやこんにゃくなどは冷凍すると食感が変わるので、本来の味を楽しめなくなるというデメリットもあります。冷凍保存すると日持ちはしますが、味噌汁の風味が落ちてしまうでしょう。

味噌汁を冷凍保存して、日持ちさせたりおいしく食べたりするためのポイントは以下の3つです。

  • 密閉して冷凍する。
  • 味噌汁を冷ましてから冷凍する。
  • 食べる際は冷蔵庫で自然解凍させる。

味噌汁は冷凍すればほかの保存方法よりも日持ちしますが、食べる際は念のため見た目や匂いに問題がないかを確認しておきましょう。冷凍保存しても長期間持つわけではないので、作り置き後はできるだけ早めに食べるのがおすすめです。

インスタント味噌汁はいつまで日持ちするのか

味噌汁の入った器を持つ写真

インスタント味噌汁の日持ち期間について、以下のポイントを解説します。

  • フリーズドライ:約1年
  • レトルト:約6か月

フリーズドライやレトルトは長期間持つと勘違いしがちですが、実は期限が決められています。保存期間をチェックして、買い足しの目安にしましょう。

フリーズドライは1年ほど日持ちする

味噌汁のフリーズドライは製品にもよりますが、1年ほど日持ちするため、買いだめや保存食にも適しています。フリーズドライとは、味噌と具材を乾燥して販売されている商品のことで、お湯を注ぐだけで完成する味噌汁のことです。

フリーズドライは便利ですが、保存方法が正しくなければ傷むまでの期間が短くなるため、製品のパッケージを確認しておくことが大切。フリーズドライの味噌汁を日持ちさせるためには高温多湿を避けて保存しましょう。

高温多湿を防ぐためには、15~20度くらいの気温で、風通しがよく空気がこもらない場所での保管が必須です。棚の奥にしまっておくと空気が通らないので、表示されている期間よりも早く傷んでしまうことも。

フリーズドライの味噌汁は1年ほど日持ちしますが、高温多湿を避けた場所で保管しておく必要があります。フリーズドライの味噌汁を使用する時は、こまめに賞味期限をチェックしておきましょう。

レトルトは6か月ほど日持ちする

レトルトの味噌汁は製品にもよりますが、6か月ほど日持ちします。ただし、6か月という期間は製造日から考えるので、購入した時点からは半年は持ちません。

レトルトの味噌汁の場合、常温保存しても、自宅で作ったものに比べて品質は劣化しづらいですが、冷蔵庫で保存するとさらに味が落ちにくくなります。レトルトの味噌汁は常温保存できるので、そのまま置いておきがちですが、冷蔵庫に入れるとおいしく食べられますよ。

味噌汁をおいしく食べるには、購入後は早めに冷蔵庫に入れて保管しましょう。長期間保存したいならフリーズドライがぴったりですが、味噌の風味を味わいたいならレトルトがおすすめです。

レトルトはフリーズドライよりも価格が安いので、日常的に使うのに適しています。レトルトを買いだめしておき、味を変えたい時や具だくさんの味噌汁を味わいたい時はフリーズドライを使いましょう。

賞味期限切れの味噌汁の見分け方

味噌汁の写真

賞味期限切れの味噌汁を見分けるには、見た目と匂いをチェックすると腐っているかどうかが判別できます。味噌汁の状態をチェックするには、以下のポイントに注目してみましょう。

【見た目】

  • 粘りがある。
  • 白いカビが見える。
  • 【味】

  • 酸っぱい。
  • ビールのように苦い。
  • 【におい】

  • 納豆のようなにおい。
  • 酸っぱいにおい。
  • カビ臭い。

ツンとするような匂いがすれば菌が繁殖している場合があるので、食べるのをやめましょう。賞味期限切れの味噌汁を食べると、食中毒を起こしたり腹痛の原因になったりすることがあります。

味噌汁の賞味期限には大まかな目安がありますが、上記の変化を確認できた場合は期間内でも腐っている可能性が。保存しておいた味噌汁を食べる前に状態をチェックすると安心です。

味噌汁を長く日持ちさせるための3つのコツ

指を指す男性の写真

味噌汁をより長く日持ちさせるためのコツは以下の3つです。

  • 冷ましてから冷蔵庫に入れる。
  • 塩分を多めに入れる。
  • 日持ちする具材を入れる。

味噌汁をあらかじめ作っておきたい場合は、3つのコツをチェックしてから調理しましょう。

味噌汁を冷ましてから冷蔵庫に入れる

味噌汁を日持ちさせるためには、冷やしてから冷蔵庫に入れましょう。温かい状態で入れると冷蔵庫の温度が上がってしまい、ほかの食材が傷んでしまう可能性があります。また、容器に付いた水滴で味噌汁が傷んでしまう可能性も少なくありません。

味噌汁を冷蔵庫に入れる場合は、粗熱を取って冷ましてから保存すると日持ちしやすくなります。素手で容器を触れるくらいになったら、粗熱が取れている証拠です。約15分置いておくと、粗熱が取れるので冷蔵庫に入れられるようになります。

味噌汁を作った鍋から清潔な容器に移すと、通常より1~2分冷めるのが早くなりますよ。あまり時間をかけたくない人は、容器を移すのがおすすめです。

すぐに冷蔵庫に入れたい人は、氷をはったボウルに味噌汁の鍋を入れておいても温度を下げられます。日持ちさせるためには、味噌汁を触ってみてぬるくなったタイミングで冷やしましょう。

塩分を多めに入れる

味噌汁に塩分を多めに入れておくと傷みづらくなります。塩分を増やすと、微生物が生きるための水分を減らせるため、生息できなくなるためです。塩分濃度を10~20%まで上げておくと、微生物の増殖を減らせます。

味噌汁で塩分を使う材料がほとんどないため、塩分を増やすには味噌を多めに入れましょう。味噌汁1杯ぶんの塩分濃度は1%前後が一般的なので、普段の10倍以上の味噌を入れるのが目安です。味噌を多く入れると味が濃くなりますが、食べる際に水を足せば問題ありません。

調味料の量は変えずに、あらかじめ水分を減らしておくのも1つの手です。保存用の味噌汁を作る際は、濃いめにしてから冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。味噌汁を保存する場合は、いつもよりも味噌の量を増やして作るのがおすすめです。

日持ちする具材を入れる

味噌汁に日持ちする具材を入れると傷みづらくなります。日持ちしやすい食材は以下の5つです。味噌汁を多めに作る予定があれば、以下の食材をメインに作りましょう。

  • 豆腐
  • 玉ねぎ
  • 大根
  • ごぼう
  • 白ネギ

日持ちしやすい食材を使って冷凍保存しておくと、比較的長期間食べられます。味噌汁を作り置きしたい場合は、5つの食材で作るのがおすすめです。

一方で、以下のような日持ちしづらい食材もあります。

  • たまご
  • なめこ
  • わかめ
  • ジャガイモ

なめこはとろみが付くため、味噌汁が冷めるのを防いで菌が繁殖してしまいます。味噌汁に入った具材が1つでも傷んでしまうと食べられなくなるので、日持ちさせたい場合は入れないでおきましょう。

味噌汁を日持ちさせるなら正しく保存しよう

味噌汁の写真

味噌汁の日持ち期間は保存方法によって異なります。常温であれば季節によりますが、3時間〜1日ほど日持ちします。夏場に味噌汁を常温で置いておくと、すぐに傷んでしまうため、素早く冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵保存の味噌汁は3日ほど、冷凍保存なら長くて3週間ほど日持ちします。冷凍保存は長期間日持ちしますが、風味が損なわれるのでおすすめしません。長期間保存しておきたい場合は、フリーズドライやレトルトの味噌汁をストックするのが適しています。

賞味期限切れの味噌汁を食べると、粘りがあったり酸っぱかったりと異変を感じることがあるため、長時間保存したものは食べないのが得策です。

味噌汁を日持ちさせるためには、必ず冷やしてから冷蔵庫に入れましょう。塩分を多めに入れると菌の繁殖を防げます。味噌汁を作り置きするなら、期間をチェックして正しく保存しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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