浴衣に洗剤をかけたら… 洗濯後の姿に「こんな感じだったっけ?」
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- 協力
- 花王株式会社
2025年の夏も、各地で多くのイベントが開かれました。浴衣を着用して参加した人もいるでしょう。
ひと夏を通じてお世話になった浴衣は、汚れや染みをしっかり取ってから片づけたいですよね。
同年8月下旬、和服好きの筆者も、そろそろシーズン終盤の浴衣をきれいに洗いたくなってきたところ。
しかし、クリーニング店に持って行くには腰が重く、なかなか動けていませんでした…。
どうにかして自宅で洗えないかと、洗濯洗剤を販売する大手化学メーカーの、花王株式会社(以下、花王)に聞いてみました!
浴衣を自宅で洗う方法とは?
自宅で洗うとなると、一番簡単なのは洗濯機。
浴衣の素材を考えると、洗濯機で洗っても大丈夫なのか心配ですよね。花王に質問してみたところ、このような回答がありました。
洗濯表示で『水洗い不可』などのマークがついている浴衣以外は、基本的に洗濯機で洗うことができます。
※写真はイメージ
知らなかった…!
ほとんど手洗いになると思い込んでいたため、驚きのあまり「え、そうなの?」と声が出てしまいました。
絹などの素材は手洗い推奨のようですが、浴衣のメジャーな素材は、コットンやリネン、ポリエステル。いずれも洗濯機で洗うことができます。
筆者が洗いたい浴衣はこちら!洗濯表示のタグはありませんが、コットン素材なので、洗濯機に入れても問題ありません。
しかし、白地に濃い紺色の柄なので、色落ちが気になるところ。花王によると、次のようなチェック方法があるといいます。
濃色・柄物などの服は、おしゃれ着用洗剤『エマール』の原液を目立たないところにつけ、5分後に白い布で押さえて、色が移るようなら、単独で洗いましょう。
筆者は実際に、試してみることにします。帯などで隠れる部分の柄に、『エマール』の原液を垂らして…。
5分後にタオルで押さえてみましたが、色は移っていないようでした。この浴衣は、色落ちの心配をしなくてよさそうです。
染みや汚れが気になる部分には、洗う前に『エマール』の原液をつけて、タオルなどで優しく押さえておくと、スッキリ落ちるのだとか。
筆者は、襟や袖口に原液をつけておきました。
準備が整ったので、いよいよ洗濯機に入れて洗ってみます。
汚れやすい襟や袖、裾部分が、外側になるように意識して畳みました。洗濯ネットは、畳んだ浴衣と同じくらいのサイズを選びましょう。
洗濯機の『おしゃれ着コース』で、洗濯スタート!
果たして、どのような仕上がりになるでしょうか…。
筆者は毎年浴衣をクリーニング店に出していたため、初めての洗濯機洗いに、少し緊張しています。
浴衣を干してみると…?
ピーッという音ともに、洗濯が終了。洗濯ネットから浴衣を取り出して、干していきます。
突っ張り棒とS字フックを組み合わせて、簡単な着物用のハンガーを作ったら、このような仕上がりになりました!
きれいになった…!
洗った浴衣を干してみると、白さが際立っていました。
「こんなに白かったっけ?」と不思議な気持ちになりますが、きっと本来の輝きを取り戻したのでしょう…。
洗濯機で洗っただけで、ここまできれいになるのであれば、浴衣のケアもしやすいですね。
花王によると、『エマール』が浴衣などの洗濯に適しているのには、理由があるといいます。
『エマール』は、弱水流のコースでも高い浸透力で汚れを落とすことができます。
また、繊維をコーティングしたり、ハリを取り戻したりする『エマール』独自の技術が、繊維同士の摩擦を軽減し、シワを防ぐのです。
浴衣がピカピカの美しさを取り戻し、筆者としては大満足な仕上がりです。
ケアが難しいと、だんだんと着るのも嫌になってしまいますが、洗濯機でいつでも洗えるなら、浴衣のハードルも下がるのではないでしょうか。
簡単なお手入れ方法を取り入れながら、お気に入りの1着を長く楽しんでいきたいですね!
[文・構成・取材/grape編集部]