『き』が表記されない『カップ焼そば』がある理由は? 日本即席食品工業協会に聞いた
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たまに無性に食べたくなるものといえば『カップ焼そば』。「夜中に1人で食べるカップ焼そばが大好物」という人もいるでしょう。
カップ焼そばのパッケージをよく見ると、表記に面白い特徴があることに気づきませんか。
『やきそば』と平仮名で表記する一方で、『焼』という漢字混じりの場合は『焼そば』としている製品があるのです。
なぜカップ焼そばには、『き』がない製品が存在するのでしょうか。
『カップ焼そば』の『き』を表記しない理由
カップ焼そばの代名詞といえば『日清焼そばU.F.O.』ということで、日清食品株式会社に聞いてみました。
当社では、1963年に発売した世界初のインスタント袋麺焼そば『日清焼そば』以来、『き』を入れない表記を慣例としています。
ただ、業界としての慣例なのかどうかは、当社では分かりかねます。
画像提供:日清食品株式会社
そこで一般社団法人 日本即席食品工業協会にも取材したところ、このような回答がありました。
なぜカップ焼そばでは『き』が表記されないのかですが、確固たる理由はありません。ですが、過去の商品について調べてみますと、インスタント袋めんの焼そばの誕生時(1960年代)でも『焼そば』『やきそば』の表記が主流でした。
カップ焼そばより前から、即席めん業界では『焼そば』『やきそば』表記が標準だったと考えられます。
この流れをカップめんでも踏襲したのではないでしょうか。
実際、1974年に登場した初のカップ焼そば『エビスカップ焼そば』や、続く『ペヤングソースやきそば』など、初期の代表商品が最初から『焼そば』『やきそば』 の表記で展開しており、そのまま業界慣習として受け継がれていった可能性が高いです。
カップ焼そばに『やきそば』、もしくは『焼そば』としている製品が多いのは、袋麺の時代からの慣例なのかもしれませんね。
[文・取材/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]