SNSで人気のウクライナの猫 投稿が止まった理由は 「かわいそうに」「心が痛む」
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
ウクライナに、InstagramやTikTokで100万人を超えるフォロワーを持つ人気の猫がいます。
名前はステパン。ステパンはまるで人間のようなポーズや、愛嬌たっぷりの表情で世界中のファンから愛されています。
ウクライナに住む猫の安否を気遣う声
2022年2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始しました。
この日、ステパンのInstagramには、「ウクライナは平和を望んでいます」というメッセージが投稿されました。
また2月28日には、愛らしいステパンの写真とともに「ウクライナは戦争を望んでいません!」という言葉がつづられます。
ところがこの日以降、投稿がストップ。多くの人たちがステパンと家族の身を案じ始めます。
すると3月3日に、「私たちは生きています!」と投稿が。さらにその2週間後、ステパンと家族の身に起きたことの詳細が報告されました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ステパンの自宅があるのは、ウクライナ第2の都市ハリコフの北サルトフカ地区。ロシア軍による攻撃で甚大な被害を受けた場所です。
ステパンの飼い主であるアンナさんの家も、ロシアの侵攻開始から8日目に損傷しました。
電気のない地下室に避難していた彼女は、「もうここにはいられない」とステパンと一緒に命からがら逃げ出して、西部の都市リヴィウに向かいます。
さらにリヴィウから隣国のポーランドへ行き、そこからフランスへ移動。
彼女たちのフランス行きを助けてくれたのは、モナコにある『World Influencers and Bloggers Association』という組織だということです。
これらの投稿には、「すごく心配していたよ」「きみたちが無事でよかった」「かわいそうに。ステパンも怖かっただろうね」「心が痛む」などのコメントが寄せられています。
3月16日現在、ステパンとアンナさんはフランスで安全に過ごしているといいます。
ハリコフにあるアンナさんの自宅周辺は、ロシアの侵攻初日から爆撃が始まったのだそう。近所の家に次々と砲弾が落ちて、目の前で燃える様子を見ていたのだとか。
それがどれほど恐ろしいことか…ステパンもきっと恐怖で震えていたことでしょう。
移動の列車の窓から外を見つめるステパンの表情は、どこか悲しげに見えます。
これがただの旅行ではないことを、ステパンも分かっているのかもしれません。
1日も早くウクライナに平和な日常が戻って来て、ステパンが再び住み慣れた町で暮らせる日が来ることを願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]