安全圏からライオンの悪口を言う人間 展開に「ネット社会そのもの」「いい風刺」
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スーパーで男の子と会って、なぜか泣いてしまった女の子 理由に「そういうことか」「ニヤニヤする」ストーリー性の高い4コマ漫画をSNSで発信している、オカトマト(@tomatokeikakuan)さん。 2025年1月26日に、『前夜』と題した漫画をXに投稿したところ、5万件を越える『いいね』が寄せられ、大きな反響を呼びました。
「シェフを呼んでくれ」といわれたスタッフ 気まずそうなワケが予想外だったAIR(@Air____Air)さんによる『シェフ本人に味の感想を伝えたい男性』を描いた4コマ漫画。料理を食べ終わった男性が「褒めたいから、シェフを呼んでくれ」とホールスタッフに伝えると、なぜか困った顔をされて…。
- 出典
- @youyakuya
ストレスや嫉妬、不満、価値観の違いといったネガティブな感情によって、人間は他者へ攻撃的になってしまうもの。
中でも、インターネットの発達によって、SNSなどで起こる誹謗中傷が深刻な社会問題の1つとして挙げられます。
画面の向こう側に生身の人間がいるにもかかわらず、匿名性を利用して安全圏から他者を言葉で傷付ける、許しがたい誹謗中傷行為。
ネコロス(@youyakuya)さんがTwitterに投稿した4コマ漫画は、そういった行為の卑劣さを描いたものでした。
『慈悲』
檻の中にいるライオンに心ない言葉を投げかける人たちは、檻の外という安全圏におり、やり返されない自信があるからこそ、こういった行動をとっているのでしょう。
そのため、予想と反してライオンが反撃に出ようとすると、人間は慌てて必死にいいわけをし始めます。「つらいことがあって、ほんのストレス発散のつもりだったのです」…と。
この4コマ漫画のタイトルは『慈悲』。ライオンの最後のセリフから、人によってさまざまな解釈ができますね。
誹謗中傷をはじめ、世の中にはびこる嫌な構図を描いた漫画に、多くの人が考えさせられたようです。
・まさに、現代のネット社会そのもの。
・いい風刺だ。こういう人は、悲しいことによく目にする。
・つらい人生を終わらせてくれるだなんて、さすが百獣の王は慈悲深い!
実際に、誹謗中傷で訴えられたり、個人情報開示をほのめかされたりした人は「ストレス発散のつもりだった」といいわけをすることも多いといいます。
しかし、いくら心身が疲弊していても、他人を道ずれにし、傷付けていい理由にはなりません。
安全圏からでしかできないようなことは、本当に社会的に正しい行為なのかを、一度冷静になって考えてみてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]