サッカー日本代表の敗北で始まった『戦犯探し』 G.G.佐藤の言葉に「その通り!」
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2022年11月27日に中東のカタールで行われた、サッカーの世界大会『FIFAワールドカップカタール2022』における、日本代表対コスタリカ代表戦。
同月23日、日本代表は、優勝候補として名高いドイツ代表に勝利を収めました。勢いそのままに、コスタリカ戦でも勝利を期待する声がありましたが、残念ながら0対1で敗北。
試合後、SNSなどでは、「『戦犯』は誰なのか」といった投稿が目立ちました。
『戦犯』とは、チームにおいて、敗北の原因を作った人物を指す意味として使われているネットスラング。
「今回の敗北につながったプレーをした選手は誰なのか」という投稿が上がっているのです。
G.G.佐藤が日本代表への批判にひと言
『戦犯』の言葉がSNSで目立つのを受けて、元プロ野球選手のG.G.佐藤さんはTwitterで多くの人々に呼びかけました。
「日本代表の誇りを胸に戦っている選手に、『戦犯』という言葉を使わないであげて」と。
G.G.佐藤さんは、2008年に行われた『北京オリンピック』で日本代表メンバーとして出場していただけに、サッカー日本代表の選手たちの気持ちがよく分かるのでしょう。
G.G.佐藤さんは「言葉の力は、勇気や希望を与える応援に使おう」とも続けました。
同年12月2日には、スペイン代表との試合がある日本代表。
「短期決戦は気持ちの切り替えが本当に難しい」としながらも、G.G.佐藤さんは「なんとか切り替えて、次のスペイン戦を諦めず戦ってほしい」と日本代表の選手たちにエールを送りました。
Twitterを通じて、G.G.佐藤さんが呼び掛けた言葉に、多くの賛同の声が寄せられています。
・本当にこの言葉の通りだと思う。『戦犯』を探すよりも、これからの試合に向けて選手たちにエールを送るのが正しいよ。
・選手たちは誰だって、負けたくて負けたわけではないのに。応援する気持ちが大切でしょ。
・G.G.佐藤さんもかつて日本代表として出場しただけあって、言葉の重みが違う。
国内外から多くの注目を集める『FIFAワールドカップカタール2022』。
勝利すれば歓喜の声、敗北すれば落胆の声が上がるなど、人々の感情が露わになりやすいイベントともいえます。
例え敗北しても、選手たちを中傷したり、『戦犯』探しをしたりしないことが、選手たちの『次』につながるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]