すべて計画どおりだった デヴィッド・ボウイのラストシングルは”別れのギフト”
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1月10日に亡くなったデヴィッド・ボウイさんの生前最後のシングル「Lazarus」が、ボウイさんからファンへの”別れのあいさつ” だったことが明らかになりました。
”見上げてごらん 僕は天国にいる” こんな歌詞で始まる「Lazarus」のミュージックビデオは病院のベッドで苦しむボウイさんの体が宙に浮いていくシーンなどが描かれています。
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そして曲の後半では”僕は自由になるんだ。あの青い鳥のように。僕らしいだろう?”と歌い、ボウイさんは暗いクローゼットの中に吸い込まれるように入っていきます。
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ボウイさんが亡くなる2日前にニューアルバム「Blackstar」がリリースされました。そして生前最後のシングルとなった「Lazarus」のMVが公開されると、ファンの間で「曲の歌詞とビデオの内容がリアルすぎる」と話題になりました。
しかしそれは単なる偶然ではなく、実はボウイさん自身が周到に用意したファンへの”最後のギフト” だったことを、「Blackstar」のプロデューサーであるトニー・ヴィスコンティ氏が明かしたのです。
18カ月もの間ガンと闘っていたというボウイさん。ファンへの最後のギフトとなった「Blackstar」がこのタイミングでリリースされたのもすべて、死期を悟った彼の計画どおりだったのです。
自らの死をも作品として残した偉大なるアーティスト、デヴィッド・ボウイさん。その類まれなる才能は今後も長きにわたって語り継がれることでしょう。