先住猫を亡くし寂しそうな愛猫のため 里親譲渡会で新たな家族『雪ちゃん』を迎えた話
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ペットの代表格である猫を迎え入れる方法は、ペットショップや里親などさまざま。
筆者は里親募集を介して猫を譲渡してもらい、今も家族として一緒に暮らしています。
これまでに3匹の猫をお迎えしており、譲渡してもらったメスの雪ちゃんは4匹目の猫。下の写真が雪ちゃんです。
1~3匹目はペットショップでの購入や近所の人から譲ってもらったという経緯だったので、それほど難しい点はなく飼うことができました。
しかし、里親の譲渡会の場合はさまざまな条件があり、飼育するまでハードルが高かった印象です。そこで本記事では、里親募集を通じて猫を飼うまでのエピソードを紹介します。
ちなみに、譲渡会とは動物保護団体などが里親探しのために開催しており、会場では保護猫や保護犬と実際に触れ合うことができるというイベントです。
先住猫が他界したことで里親を検討
雪ちゃんを迎え入れたきっかけは先住猫である、くるりくんの他界。もう1匹のトムくんという猫だけが残されて、さびしそうにしていたので、里親として新たに1匹迎え入れることにしました。
下の写真は手前がくるりくんで、奥がトムくんです。
長年一緒に過ごしてきた相手がいなくなったトムくんの様子は、飼い主である筆者にとっても見ていてつらいものがあったとのこと。新しい家族を迎えることで、その寂しさが少しでも和らげばという思いが、里親探しへの一歩を後押ししました。
新たに飼う猫を探すため、里親募集の情報を投稿しているウェブサイトを活用。
最近では、里親になるふりをして実際には虐待などを目的とする『里親詐欺』といった悪質な手口も横行しているようなので、筆者はあえて条件を厳しく設けているウェブサイトを吟味しました。
投稿されている猫の写真を眺めていると、くるりくんにそっくりな1匹のメス猫を発見し、運命を感じてすぐに申し込みをしました。
里親になるためには厳しい条件をクリアすること
里親募集のページには年齢やワクチンの接種状況、去勢手術が済んでいるかなどの情報が掲載されています。
対象ではない人の条件もあり、雪ちゃんの場合は単身者と高齢者は非対象でした。やはり責任を持って最後まで飼える人を探しているため、厳しい条件になっているのでしょう。
ほかのウェブサイトでは『先住猫がいる場合はNG』という条件もありました。
募集する団体やシェルターによって細かい条件が違うので、里親募集で猫を飼いたい時は自分と合った条件の子を探してみてくださいね。
ほかには部屋の間取りも大切なポイントで、『脱走しにくい状況か』『猫が窮屈にならないような環境か』なども審査項目に。
猫は高い場所から上り下りすることが運動の代わりになるため、自由に動き回れる状況でなければストレスになる可能性があります。
キャットタワーを置くなど、あらかじめ準備しておくといいでしょう。
※写真はイメージ
こうした審査項目の多さに驚く人もいるかもしれませんが、保護団体のスタッフが猫のその後の暮らしを真剣に考えているからこそのものです。条件の厳しさは、猫と飼い主の双方にとって安心できるマッチングを実現するための仕組みといえます。
里親の申込書に書く内容は?
申込時に『飼いたい理由』を記入するのですが、正直に『亡くなった、くるりくんという猫にそっくりで、さびしがっているトムくんという猫のためにも迎え入れたい』と申告。
その後はメールでのやり取りになり、担当者は筆者の気持ちをとてもよく汲んでくれて、譲渡会を介さずに直接雪ちゃんに会わせてもらいました。
雪ちゃんを譲渡会に出せなかったもう1つの理由として、野良猫の頃、なかなか捕獲できなかったなど、クセが強い部分が多く見られたからとのこと。
猫を飼ったことがない人には向かないと判断されたため、雪ちゃんは特例として希望者のみ対面させるという方針をとっていたようです。
対面する際は里親譲渡会のスタッフと話し、そこで人柄などをチェックされます。
とはいっても先住猫のことや最初に猫を飼った経緯、家の環境などを世間話のような雰囲気で気軽におしゃべりする時間という印象。
初めて雪ちゃんを実際に見た時は「亡くなった、くるりくんにそっくり」という印象で、思わず涙が出てしまいました。
スタッフも猫好きな人ばかりだったので、気持ちを分かってくれたのが嬉しかったですね。
申込書に書いた内容が、担当者との信頼関係を築くきっかけになったともいえます。飼いたい理由を正直に、具体的に伝えることが、スムーズな譲渡につながる場合もあるようです。
面会した後はトライアル期間に突入
面会の後は1週間のトライアル期間に入ります。担当者の人たちが車で自宅まで雪ちゃんを連れてきてくれました。
団体によっては2週間だったり、そもそもトライアル期間がなかったりする場合もあるようです。
筆者の家にやってきたばかりの頃の雪ちゃん
費用に関してはトライアル期間に入るタイミングで発生。ワクチン接種やノミとり、検査代などを合わせて約2万円ほどかかりました。
この金額も団体によって差はありますが、ほかの里親募集のウェブサイトも見たところ、およそ2~6万円くらいが費用としてかかる平均額のようです。
トライアル期間中は毎日欠かさず報告
トライアル期間中は先住猫との状況、生活に馴染めているのかなどを担当者に写真とともに毎日報告することが必須。
最初のうちは先住猫のトムくんが威嚇(いかく)してばかりでしたが、トムくんや雪ちゃんの両方に大きなストレスがかかっている様子はなかったので、許容範囲とのことでした。
見知らぬ猫が突然家にやってきたトムくんにとっても、新しい環境に飛び込んできた雪ちゃんにとっても、最初の数日間は緊張の連続だったことでしょう。毎日写真に収めて報告するなかで、2匹が少しずつ距離を縮めていく変化を実感できる時間でもあったようです。
無事にトライアル期間をクリアして、正式に雪ちゃんとの生活がスタート。
トムくんとの関係も日に日によくなっていき、今では元野良猫とは思えないほどの立派な家猫に。雪ちゃんからは毎日癒しを与えてもらっています。
迎え入れるまでのハードルが高い印象の里親募集を通じての譲渡。
しかし覚悟と責任があれば決して乗り越えられないハードルではないと思うので、「最後までしっかり世話をする」という強い意志がある人は検討してみてはいかがでしょうか。
すでに高齢だったトムくんが17歳で他界してしまった後の、雪ちゃんのエピソードも公開しています。気になる人は読んでみてくださいね。
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[文/キジカク・構成/grape編集部]